ペナンで100年以上の歴史を持つ廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)。
伝統的な海南コーヒーとカヤトーストを提供する老舗コピティアムは、ある著名な富豪が朝食を食べるために通ったコーヒーショップとして知られています。
この記事では廣泰来茶室について紹介します。
目次
ペナンの廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)
![Kong Thai Laiの店舗外観](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5285-1.jpg)
1920年頃に創業し、100年以上の歴史を持つ廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)。
創業者の孫にあたる3代目オーナーがコピティアムを切り盛りしています。
Hutton LaneからLeith Streetへ移転
元々はJalan Hutton(Hutton Lane)で営業していた廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)。
土地所有者による立ち退き命令に伴い、2016年に移転オープンしたお店がLeith Streetにある現在の廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)になります。
![Hutton Laneにあった旧店舗の住所が記載されている廣泰来茶室の暖簾](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-penangIMG_5679-1.jpg)
店頭に掲げている暖簾は旧店舗で使っていたもので、暖簾には旧店舗があった住所の「No.6, Hutton Lane」の文字が刻まれています。
さらに、現在はLebuh Dickensに移転して営業しています。
ペナンの富豪が愛したコーヒーショップ
廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)は、ただ単純に長い歴史を持つコーヒーショップだけではなく、マレーシアで非常に有名な富豪が通ったコピティアムとしても知られています。
その富豪とは、駱文秀(Loh Boon Siew)。
子供の頃に中国・福建省の恵安からペナンに移住した駱文秀(Loh Boon Siew)は、Hondaのバイク(スーパーカブ)をはじめてマレーシアのマーケットに導入した人物として知られています。
1957年に日本を訪れて本田宗一郎に直談判したのち、1958年にマレーシアでスーパーカブの販売を開始したほか、日本のHondaと独占代理店契約を結び、マレーシアでHondaのバイクを取り扱う唯一の代理店(ディーラー)としての地位を築いたことでも有名です。
マレーシアで“Mr Honda”(ミスターホンダ)の異名を持つ富豪の駱文秀(Loh Boon Siew)が、生前に足繁く通ったペナンのコピティアムが廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)になります。
廣泰来茶室のメニュー
![Kong Thai Laiのメニュー](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5262.jpg)
廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)のメニュー。
Kopi OやKopi Susu、Teh Oなどの各種ドリンクのほか、カヤトーストや半熟卵があります。
観光客向けにラミネートされた写真つきのメニューもあるので、わかりやすいメニューが見たい時はお店の人に声をかけてみてください。
Kong Thai Lai Coffee ShopのKopi O(コピオー)
![Kong Thai LaiのKopi O(コピオー)](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5272-1.jpg)
廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)の看板ドリンクはKopi O(コピオー)。
白砂糖を加えたブラックコーヒーになります。
廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)のKopi Oは、濃いめに抽出されたしっかりとしたコクがあります。
![Kong Thai LaiのTeh(テー)](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5274-1.jpg)
ミルクティーのTeh Susu(テースス)。
Kong Thai Lai Coffee Shopのカヤトースト
![Kong Thai Laiのカヤトースト](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5277-1.jpg)
Roti Kahwin(ロティ カーウィン)。
廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)のRoti Kahwinは、サクサク感強めに仕上がっています。
![Kong Thai Laiのカヤトーストとハーフボイルドエッグ](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5276-1.jpg)
Roti Kahwin(ロティカーウィン)と一緒に、ハーフボイルドエッグも注文することをおすすめします。
Nasi Lemakも美味しい
![Kong Thai Laiのテーブルに置かれているNasi Lemak](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5261-1.jpg)
朝の早い時間帯のみになりますが、廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)ではNasi Lemakも販売しています。
各テーブルにNasi Lemakが置かれているので、お店の人に声をかけて支払いをしていただきます。
このNasi Lemakは、ペナンのTanjung Tokong(タンジュントコン)にある朝市から仕入れているもので、非常に美味しいです。
![Kong Thai LaiのNasi Lemak Ikan](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5265-1.jpg)
タンジュントコンのNasi Lemakは、ほかのNasi Lemakとは少し異なる味で、ココナッツライスの香りが優しく、サンバルはマイルドなテイストです。
上記画像は魚が具材になったNasi Lemak。
![Kong Thai LaiのNasi Lemak Ikan Bilis](https://lifestylinglog.com/wp-content/uploads/2022/07/kong-thai-lai-IMG_5281-1.jpg)
こちらはアンチョビのIkan Bikis(イカンビリス)を使った定番のNasi Lemak。
廣泰来茶室(Kong Thai Lai Coffee Shop)でNasi Lemakが食べたい時は、朝の早い時間帯に足を運ぶことをおすすめします。
また、コピティアムのなかには、炒粿條のお店もありますが、炒粿條は朝一で営業開始しないので、注意してください。
廣泰来茶室のロケーション
住所:38, Leith St, Georgetown, 10200 George Town, Penang
住所:32, Lebuh Dickens, George Town, 10050 George Town, Pulau Pinang
まとめ
歴史ある海南コピティアムの廣泰来茶室。
コピティアム自体はこじんまりとしていますが、大きなコピティアムと比較して居心地が良く、朝食を楽しんだり、コーヒーを楽しむ場所としておすすめです。
以上、廣泰来茶室についての紹介でした!