問屋街の迪化街をはじめ、歴史ある古い建物や街並みが残る台北の大稻埕。
大稻埕には地元の人に愛される長い歴史を持つお店が多く、慈聖宮と呼ばれる廟の前には台湾B級グルメを堪能することができる有名なスポットがあります。
慈聖宮の広場にあるグルメスポット
大稻埕媽祖宮とも呼ばれる慈聖宮。
霞海城隍廟や臺北法主公廟とともに、大稻埕の三大廟宇として有名な廟です。
慈聖宮の目の前には、伝統的な台湾グルメのお店がずらっと軒を連ねて営業しています。
各屋台の軒先で食べることもできますが、奥にある広場にもテーブル席があります。
こちらが広場。
慈聖宮のグルメスポットにあるお店
色々なお店があるので、いくつか紹介します。
豚足や麺線のお店。
四神湯、肉まん、海老餃子のお店。
お肉入りのお粥(肉粥)のお店。
肉粥を販売しているお店では揚げ物のサイドディッシュを提供しているところが多いのですが、イカの唐揚げや紅燒肉と呼ばれるお肉料理をお粥と一緒に食べるととても美味しいです。
雞卷のお店。
こちらのお店も長い行列ができていることが多いです。
また、「原汁排骨湯」というお店の排骨湯と魯肉飯は人気が高く、ローカルの人もたくさん並んでいます。
この慈聖宮エリアにある人気店の一つです。
魯肉飯。
ただ、魯肉飯の味は普通だと感じているので、美味しい魯肉飯が食べたい場合は、台北にある有名店で食べる方がおすすめです。
おすすめグルメはしらすチャーハンと鼎邊趖
どのお店も人気ですが、おすすめはしらすチャーハンと鼎邊趖 (ディンビェンツォ)が美味しい阿蘭。
阿蘭のテーブル席に、このようにメニューがあります。
しらすチャーハンのほか、牡蠣オムレツの雞蛋蚵仔煎も人気メニューです。
遅い時間帯に行くと売り切れになっていることもあります。
阿蘭のしらすチャーハン(魩仔魚炒飯)。
しらすが良いアクセントになっています。
正直なところ、客観的に見るとチャーハンとしてのクオリティは普通なのですが、天気が良い日に慈聖宮の広場で食べるこのチャーハンが何故か美味しく感じます。
それに加え、値段がとても安いので満足の一品です。
ちなみにこのチャーハン、中華鍋ではなく鉄板で作られています。
鼎邊趖 (ディンビェンツォ)と呼ばれるスープ。
排骨湯といったスープはどこでも食べることができますが、鼎邊趖はどこのお店にもあるものではないので、ぜひトライしてみてください。
慈聖宮の広場で食事をする時の注意点
広場にあるテーブル席で食事をする場合、食べたいお店の名前が書かれたテーブルに座ります。
例えば、お粥のお店なら「肉粥」という文字がテーブルに記載されています。
お店によっては、そのお店の料理を注文すれば、同じテーブルで他のお店の料理も食べて良いというところもありますが、基本的には各店舗に振り分けられたテーブルでそのお店の料理のみを食べるというルールになっています。(心配な場合は、着席する前にお店の方に確認してみてください)
しらすチャーハンのお店である阿蘭では、他のお店の料理は阿蘭のテーブルでは飲食禁止となっています。
慈聖宮のロケーション
住所:台北市大同區保安街49巷17號
MRT大橋頭駅が最寄駅です。
1番出口を出て、小学校(太平國民小學)に沿って歩いて行くと、「仁安醫院」の建物があります。
横断歩道を渡り、仁安醫院の左側に進んで行くと、慈聖宮広場に続く通路が右手側に見えてきます。
2番出口からも、重慶北路二段経由でアクセス可能です。
慈聖宮広場に足を運ぶ際は、問屋街の迪化街と一緒にまわる形がおすすめです。
まとめ:ローカル感溢れる場所で食事をしたい人におすすめ
慈聖宮の広場では、観光客のほか、地元の方もたくさん食事をしています。
地元のおじさんたちが台湾語で話しながらワイワイとご飯を食べていたり、迪化街とはまた一味違ったローカル感溢れる場所です。
特に安くて美味しいローカル飯を試すにはおすすめのスポットです。
迪化街の中で食事をするのもいいですが、慈聖宮でお参りをしがてら、台湾のB級グルメを堪能してみてください。
以上、慈聖宮で食べる台湾ローカルグルメについての紹介でした!