「石鹸洗顔が好き!」
…という人におすすめすることができる台湾の艋舺肥皂(モンガ石鹸)。
伝統製法を用い、天然成分を使って丁寧に手作りされたその石鹸は、やみつきになる使い心地の良さがあります。
私自身、ずっとリピートして使っている大好きな石鹸です。
艋舺肥皂とは?
創業1966年、50年以上の歴史を持つ艋舺肥皂(モンガ石鹸)。
ブランド名にある艋舺は台北の最も古いエリア(現在の萬華區)の地名から取られたものです。
艋舺肥皂の歴史
艋舺肥皂公式サイトにある情報によると、艋舺は1950年〜60年代にかけて、台湾における石鹸産業の中心地として機能していました。
そこで自家製石鹸の販売を始め、ブランドを立ち上げたのが艋舺肥皂(モンガ石鹸)の創始者。
創業した1966年以来、伝統の製法を守りながら石鹸の生産・販売をしている、それが艋舺肥皂(モンガ石鹸)というブランドになります。
艋舺肥皂のものづくり理念
- 天然素材を使うこと
- 伝統製法を遵守し手作りすること
- 天然素材が持つ風味を大切にすること
実際に艋舺肥皂(モンガ石鹸)を使ってみると、天然素材の良さや持ち味を最大限に活かしたものであるということがわかります。
モンガ石鹸の種類
2023年11月現在、艋舺肥皂(モンガ石鹸)の公式サイトに掲載されている商品は以下の通りです。
- 清爽
- 髪
- 静心
- 循環
- 珍珠
- 平安
- 敏
- 春
- 紫草
- 桂花
- 金盞花
- 嬰兒
- 苦瓜
ただし、バラや桃花といった比較的新しい商品など、公式サイトに掲載されていない商品も店頭で販売されていることがあり、実際にはもう少し色々な種類があります。
モンガ石鹸のサイズ
石鹸商品には通称サイズのものから、トラベル用のミニサイズ、ギフトボックスなどがあります。
通常サイズの石鹸は100g程度、トラベル用のミニサイズは20g程度の容量です。
トラベルサイズの石鹸。
私自身、旅行先にも「マイ石鹸」を持っていくくらい石鹸洗顔が好きなのですが、艋舺肥皂(モンガ石鹸)のトラベルサイズの石鹸は旅行時のために常にまとめ買いしています。
何かと便利なサイズ感です。
モンガ石鹸の価格
通常サイズの石鹸は商品によって価格が異なり、NT$230〜NT$320程度の価格になっています。
トラベルサイズは一つあたりNT$90で販売されているケースが多いです。
容量に対する価格の面では通常サイズ(100g)の方がお得ではあるものの、トラベルサイズは色々な石鹸を試してみたい時におすすめです。
商品の詳細は艋舺肥皂(モンガ石鹸)の公式サイトで確認できます。
日本語対応しているため、気になる方はチェックしてみてください。
モンガ石鹸のレビュー
ここからは私が実際に使っているモンガ石鹸の中から、いくつかピックアップして商品の特徴や使い心地について紹介します。
紫草
紫草、當歸(トウキ)、甘草、リトセア精油、プチグレン精油、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル
スッとする清涼感のある香りが特徴で、本記事で紹介する商品の中で一番ハーバル感が強い石鹸です。
洗顔後、若干お香に似た高貴な香りがほんのり残ります。
紫(ムラサキ)の根は生薬として使われることが多く、殺菌や抗炎症に良いと言われています。
爽快感があり、洗い上がりはさっぱりします。
ただし、洗顔後に肌が乾燥するということはなく、程良いしっとり感を残しつつさっぱりとした状態に肌を整えてくれます。
ちなみにムラサキの根は台湾コスメに使われていることが多い成分です。
例えば、ユアンソープには「紫草洛神」という紫草とハイビスカスが主成分として使われた石鹸があります。
桂花
モクセイ、白嶺土、モクセイ精油、ベルガモット精油、ローズマリー精油、シアバター、月見草オイル、ひまし油、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル
キンモクセイを意味する桂花。
優しい花の香りが印象的な石鹸です。
洗浄力が強めの石鹸で、洗い上がりは紫草よりさらっとしています。
さっぱり感はあるものの、洗顔後に肌の乾燥を感じるので、乾燥肌の人には洗浄力が強過ぎるかもしれません。
嬰兒
カモミール、レモンバーム精油、安息香(ベンゾイン)精油、カモミール精油、小麦麦芽オイル、シアバター、アボカドオイル、キャスターオイル、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル
中国語で赤ちゃんという意味を持つ嬰兒。
赤ちゃんのように、とても優しい香りがする石鹸です。
桂花はモクセイ独特のフローラルな香りが強めであることに対し、赤ちゃん石鹸はカモミールの優しい香りがする、こんな違いがあります。
意外と洗浄力があり、肌がさっぱりします。
玫瑰
ローズウォーター、蜂蜜、ロースパウダー、ピンククレイパウダー、ブルガリアローズ精油、ラベンダー精油、ローズマリー精油、月見草オイル、アプリコットオイル、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル
中国語でバラを意味する玫瑰。
バラの香りはそこまで強くなく、ほのかに蜂蜜の香りもする石鹸です。
石鹸を泡だてている時にバラの香りがふわっと漂い、香りに癒されます。
個人的にお気に入りの石鹸です。
珍珠
パールパウダー、漢方玉容パウダー、レモン精油、グレープフルーツ精油、パチョリ精油、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル
中国語でパール(真珠)を意味する珍珠。
香りにクセがなく、ほのかにレモンやグレープフルーツの柑橘系香りが漂うだけで、香りに敏感な人には使いやすい石鹸です。
洗い上がりはしっとりしていますが、時間が経つと若干乾燥を感じるため、洗浄力は割と強めです。
その分、余分な肌の皮脂をしっかり落としてくれるので、すっきり感があります。
循環
當歸(トウキ)、茜草、ピンクミネラルクレイ、ジンジャー精油、シナモン精油、ユーカリ精油、ココナッツオイル、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル
茜草や當歸(トウキ)といった生薬が使われている石鹸です。
當歸は冷え性やPMSの治療によく使われる漢方成分で、女性の中には漢方薬として服用している方が多いかもしれません。
シナモンの香りが強いところが循環の特徴です。
石鹸に使われているミネラルクレイが肌の汚れをさっぱりと落としてくれ、シナモンの香りに癒されます。
循環もモンガ石鹸の中で紫草やバラと同じくらいかなりおすすめの石鹸です。
ただし、シナモンの香りがダメという人もいると思うので、テスターで香りをチェックの上、購入を検討してみてください。
ここでは紹介していませんが、竹炭という石鹸もおすすめです。
肌質別・モンガ石鹸の早見表
艋舺肥皂(モンガ石鹸)が販売されている売り場には上記のような早見表が設置されていることがあります。
肌質や体の部位別におすすめの石鹸が分類されたもので、石鹸を選ぶ際の参考になります。
ただし、モンガ石鹸はどの石鹸も使い心地は割と類似していて、どれもさらっとした状態に肌を仕上げてくれます。
そのため、石鹸選びに迷った時は「この香り、好き!」という香りの好みで決めてしまうこともおすすめです。
台湾のどこでモンガ石鹸が買える?
台湾にある雑貨屋さんやお土産屋さんで販売されています。
また、台湾の誠品書店で取り扱っていることが多いので、誠品で購入する形がおすすめです。
販売店の詳細リストはモンガ石鹸公式サイトで確認できます。
日本からオンライン購入する場合は、Pinkoiの利用が便利です。
まとめ:女性向けの台湾土産におすすめ
台湾で購入する石鹸としては阿原肥皂(ユアンソープ)もおすすめです。
ユアンソープと同じくらい良い品質の石鹸を作っているモンガ石鹸は、石鹸好きの人におすすめすることができるお土産アイテムになります。
台湾コスメに興味がある方は、ぜひ台湾で購入してみてください。