ガイドブックには載っていないけれど、その地域に住む地元の人のみぞ知る穴場的スポット
…こんなお店が個人的に大好きです。
そして、地元の人が並んでいるお店はハズレが少なく、安くて美味しいものが多いと言えます。
この記事では私が台湾で暮らすなかで見つけた穴場的台湾グルメスポットについて紹介します。
隠れグルメスポットの新東街米粉湯
台北市松山区にある新東街米粉湯。
市場のなかにある新東街市場米粉湯は、台湾のローカル感溢れる雰囲気が漂っています。
お世辞にも綺麗だとは言えないお店ですが、お昼時はひっきりなしにお客さんが来て、店内で食べる人、お持ち帰りする人で溢れ、お店の人気ぶりが伺えます。
注文の仕方がちょっと難しい
新東街米粉湯には、看板がない上、メニューもないので、注文が難しいと感じてしまうかもしれません。
言葉の問題がある時は、以下に紹介するおすすめメニューを紙に漢字で書いて注文しても良いと思います。
また、グーグルマップにお店の名前を入力して検索すると色々な料理の写真が出てくるので、気になる料理の写真があったら、それを指差して注文するという方法もアリです。
観光客の方はお店で食べることがほとんどだと思いますが、参考までにお店で食べる時、持ち帰りをする時の単語は下記になります。
- お店で食べる→內用(ネイヨン)または這邊用(ジャービエンヨン)
- 持ち帰りする→外帶(ワイダイ) または帶走(ダイゾウ)
看板メニューの米粉湯
新東街市場米粉湯の米粉湯(ミーフェンタン)。
かなりあっさりとしたスープ麺で、さらっと食べることができます。
各テーブルに唐辛子があるので、唐辛子を追加して自分好みにカスタマイズすると味に広がりがでます。
おすすめは意麵
こちらは意麵(イーメン)。
汁なし麺の乾麺にもよく使われている麺です。
麺にコシがあって、絶妙な茹で具合です。
意麵はどこにでもよくある普通の麺類なので、「普通に美味しい」と感じるものはたくさんあるのですが「これ、美味しい!!!」と感じるものにはなかなか出会えていません。
そんな中で、ちょっとした感動を覚えるくらい美味しいなと感じたものが新東街市場米粉湯の意麵です。
看板メニューの米粉湯よりもおすすめです。
黑白切もおすすめ
台湾には米粉湯をはじめとした麺類や魯肉飯を扱うお店に黑白切(へーバイチエ)と呼ばれるものがあります。
黑白切自体の意味は「適当に切ったもの」「ただ切ったもの」という意味で、黑白の元々の語源は台湾語の烏白(オーペッ)という言葉に由来するものです。
黑白切には色々なものがあって、内臓部分を含めた豚肉、豆腐など様々なチョイスをすることができます。
台湾独特の食文化です。
こちらが黑白切。
お肉の部位の中でも色々な選択肢があります。
一般的には豚の食道や腸、皮、耳など色々な部位から選ぶことができますが、私は内臓系はあまり好きではないので、嘴邊肉という豚の頬周りの部位を好んで注文しています。
とても柔らかい上、付け合わせの生姜とソースがマッチして、すごく美味しいです。
豆腐。
米粉湯やその他の麺類だけでは物足りないと思うので、サイドディッシュをオーダーしてみてください。
新東街米粉湯のロケーション
住所:台北市松山區富錦里12鄰新東街41巷10號1樓
営業時間:6:00〜14:00
木曜日が定休日となっています。
富錦街から一つ奥に入った通りに新東街菜市場米粉湯があります。
富錦街散策と組み合わせる形がおすすめ
お店は松山区の民生社区というエリアにあります。
すぐ近くにMRTがないので、アクセスの面で不便だということがデメリットですが、民生社区には富錦街含め色々なお店があるので、時間に余裕がある時に散策するにはもってこいのエリアです。
台北市内の有名な観光名所はもう周りきった、他のスポットを巡りたいという時に訪れてみると面白いと思います。
まとめ
新東街菜市場米粉湯は、ほぼ地元のお客さんで観光客の方がほとんどいないお店です。
そのため、少しハードルが高いと感じてしまうことがあるかもしれませんが、ローカル感溢れるところで食事がしてみたいと思う方には、おすすめすることができるスポットです。
興味があったら、新東街菜市場米粉湯で美味しい麺類と黑白切を食べてみてください。