台湾で昔から使われている漁師網ナイロンバッグ。
台湾を訪れる日本人女性の間で「お土産に買いたい!」という人が多い人気アイテムです。
この記事では、台湾伝統ナイロンバッグの販売場所とおすすめの活用方法について紹介します。
台湾伝統ナイロンバッグの茄芷袋
台湾で茄芷袋(または台客袋)と呼ばれる伝統のナイロンバッグ。
茄芷袋の起源は台南
茄芷袋の起源は台南の菁寮。
元々は茳芏と呼ばれる草を使い、手編みで作られていたバッグになります。
時代の流れとともに、バッグの素材がナイロンに変わり、機械で編んで作られるようになりました。
おばあちゃんバッグ(阿嬤袋)と呼ぶことも
日本人女性の間では「かわいい!」と人気のナイロンバッグですが、台湾の若い世代の人は、茄芷袋という言葉自体を知らない人もいます。
農家の人が使っているバッグというイメージがあったり、「おばあちゃんが使っていた記憶がある…」という印象があることから、おばあちゃんの意味を持つ阿嬤(a-ma/アマー)という言葉を使い、阿嬤袋(おばあちゃんのバッグ)と呼ぶこともあります。
日本人の間では漁師網バッグと呼ぶ
一方、日本人の間では、茄芷袋を台湾のナイロンバッグや漁師網バッグと呼ぶことが一般的です。
茄芷袋に使われているナイロン素材が、漁師が使う網に似ていることから、このように名づけられています。
台湾のどこで売ってる?台北おすすめ購入スポット
漁師網ナイロンバッグを台湾で購入する時のおすすめスポットは、
- 台北の迪化街にあるお店
- 台北のおしゃれな雑貨店
問屋街の迪化街には、漁師網ナイロンバッグを販売するお店が多く、サイズ&カラーともにバリエーションが非常に豊富です。
一方、台北の雑貨店では、お店オリジナルのロゴを加えてアレンジしていたり、少し異なる形状のものがあったり、“付加価値”が加えられています。
その分、雑貨店のオリジナルバッグは迪化街で購入するよりも価格が高めになっています。
あまりこだわりがないのであれば、迪化街にあるお店で買う方が安いです。
迪化街
迪化街でナイロンバッグを購入する時は、
- 高建桶店
- 大華源豐行
…あたりのお店をのぞいてみることをおすすめします。
どちらのお店も漁師網ナイロンバッグ商品が豊富です。
来好
永康街にある雑貨店の来好(ライハオ)。
来好にはオリジナルの漁師網バッグ商品が豊富です。
神農生活
神農市場や神農生活でも、オリジナルの漁師網ナイロンバッグを購入することができます。
台北を訪れる旅行者に便利な店舗は、MRT中山駅近くの誠品生活南西のなかに入っている神農生活。
台湾の漁師網バッグ商品は、Pinkoi経由でも購入できます。Pinkoiにはおしゃれにアレンジした商品を販売しているクリエイターさんたちが多いので、興味がある人はチェックしてみてください。
漁師網ナイロンバッグのカラーバリエーション
茄芷袋は赤、緑、青の3色がメインですが、黒、白、黄色、紫など、様々なカラーバリエーションがあります。
バッグの形状については、マチが狭いタイプが多いものの、お弁当が入るようなマチが広めのナイロンバッグを販売しているお店もあります。
ナイロンバッグの人気に応じて、近年はデザインがさらに進化していて、おしゃれな商品が増えつつあります。
サイズが選べる漁師網ナイロンバッグ
台湾で販売されている漁師網ナイロンバッグには、様々なサイズがあります。
お店によって、1号、2号、3号など大きさ別に番号をつけて販売していることも一般的で、小サイズから大サイズ、特大サイズまで色々な大きさのバッグがあります。
ちょっとした買い物に使いやすいサイズは、縦20cmx横30cmの小ぶりなバッグ。
このサイズはタブレットが入る大きさです。
縦25cmx横35cmの中サイズのバッグ。
このサイズだと13インチのパソコンやA4サイズのファイルやノートがすっぽり入ります。
漁師網ナイロンバッグを普段使いしたい場合は、縦25cmx横35cm程度の大きさが使いやすいです。
漁師網ナイロンバッグの使い方&活用方法
様々な活用方法がありますが、ここではいくつか活用例を取り上げて紹介します。
エコバッグ&買い物バッグ
定番の使い方は、お買い物バッグ(エコバッグ)。
複数のペットボトルを持ち運ぶ時の袋として使う形も便利です。
頑丈な漁師網ナイロンバッグは重たいものを入れても、破れたり取手が取れることはありません。
キッチンで使う保存袋
ナイロンメッシュ素材で通気性に優れる漁師網バッグは、キッチンで使う保存袋にも適しています。
じゃがいも、さつまいも、ゴボウなど、根菜の保存袋として使えます。
習い事バッグ
A4サイズの書類が入る中サイズの漁師網バッグは、習い事に使うバッグとしても使えます。
プールバッグ(ビーチバッグ)
漁師網バッグはプールバッグやビーチバッグとして使う形も便利です。
ただし、濡れたものを入れると水分が外に染み出してしまうので、その点に注意が必要ですが、ナイロンバッグは水に濡れてもすぐに乾き、速乾性に優れています。
中サイズの漁師網ナイロンバッグには、ラッシュガード、マスク、グローブ、シュノーケル、タオルなどシュノーケリングに使うグッズを入れることもできます。
長いシュノーケルは少しはみ出してしまいますが、持ち運びする分には特に問題ありません。
フィンのような大きさものを入れたい時は、大きなサイズのバッグが必要になります。
まとめ
台湾の人からすると、茄芷袋がお土産として人気があるのは、ちょっと不思議なイメージがあるみたいで、「こんなのが欲しいの?」と言われることがありますが、昔から長く使われているものはそれなりの理由があり、レトロなかわいさとその頑丈さが大きな魅力です。
私自身が使っている台湾で購入した漁師網ナイロンバッグは、購入してから8年以上経過していますが、今でも購入当時とほぼ変わらない状態で、劣化を感じません。
長く使うことができるとても丈夫で頑丈なバッグで、耐久性については、イケアのブルーバッグ以上だと感じています。
以上、台湾の漁師網ナイロンバッグについての紹介でした!