台湾式ハンバーガーと言えば、藍家割包が有名ですが、台北の松山区に藍家割包と同じクオリティの割包を提供するお店があります。
それが松山割包。
ポイントは、
- 藍家割包のような行列がないため、並ばず食事ができる
- 洋服の問屋街として有名な五分埔の近くにあり買い物とセットにできる
この記事では割包と肉粽が美味しい松山割包について紹介します。
台湾バーガーと肉粽が美味しい松山割包
饒河街夜市から少しだけ歩いたところ、五分埔のすぐ近くというロケーションにある松山割包。
常にお客さんが入っている人気店ですが、藍家割包のような長い行列はできません。
藍家割包との関係
松山割包は以前、藍家割包松山店という店名であったことから、松山割包と藍家割包は同門であるとか、親戚関係にあるとか、色々な噂を聞いたことがあります。
実際のところ藍家とはどういう関係であったのか、家族間トラブルがあったのか、どういう経緯で店名が現在のものになったのか、信頼できるソースからの情報が掴めていないので、詳しいことは把握できていません。
ただし、両店ともよく似たクオリティ、よく似た味の割包を販売しているため、何らかの関係はあったのかなと感じるものがあります。
松山割包のメニューと注文票
注文は上記の注文票に必要事項を記入して行います。
注文票も藍家割包とよく似ていますが、松山割包には麺線がないことが藍家割包との違いです。
割包については、肥肉・瘦肉・綜合(半肥半瘦)・綜合偏肥・綜合偏瘦の中から好みに応じて注文することができます。
- 肥肉:脂身たっぷりのお肉
- 瘦肉:脂身が少ない赤身のお肉
- 綜合(半肥半瘦):肥肉と瘦肉が半分ずつミックスされたお肉
- 綜合偏肥:脂身が多めのお肉
- 綜合偏瘦:脂身が少ない赤身が多めのお肉
こんな違いがあります。
注文方法
注文票の「桌號」に自分が座っているテーブル番号を記入、店内で食事をする場合は「内用(ネイヨン)」の欄に欲しい個数を「正」の字を使って記入、あとは注文票をお店の方に渡せば注文完了です。
松山割包の台湾式ハンバーガー(グアバオ)
藍家割包とほぼ同じ味です。
好みの問題もありますが、私は松山割包の方が美味しいと感じています。
松山割包は肉粽(ちまき)がおすすめ
ちまきに関しては、藍家割包よりも松山割包の方が断然美味しいと感じています。
ちなみにこちらのちまきは台湾の北部スタイルのちまきで、北部粽と呼ばれます。
ちまきは台湾の北部と南部で調理方法が異なり、北部のものはお米を炒めてから蒸篭で蒸し、南部のものは水から茹でるという違いがあります。
ちまきにはソースをかけていただきます。
松山割包の四神湯(スーシェンタン)
四神湯に関しては、藍家割包の方がクセがなく飲みやすいと感じています。
松山割包の四神湯は銀杏の香りがやや強く、少しビターな味があり、薬膳の味がしっかりしています。
ローカルの人はこちらのスープの方が藍家割包で提供されるものよりも美味しいという人もいます。
松山割包のロケーション
住所:台北市信義區松山路179號
最寄駅はMRTまたは台鐵の松山駅。
MRT松山駅4番出口を出て、饒河街觀光夜市と反対の方向に大通り(松山路)に沿って歩いて行くと、松山割包のお店に到着します。
台鐵の松山駅があるCITYLINK(シティリンク)の前をまっすぐ歩いて行くだけです。
徒歩7分程度で到着します。
五分埔はすぐそこ!
洋服の問屋街として有名な五分舖は松山割包のすぐ側にあります。
上の画像は、松山割包のお店のすぐ隣にある五分舖に続く路地です。
五分埔でお買い物する前に松山割包で腹ごしらえしたり、買い物を楽しんだ後に割包を食べたりして、五分埔とセットで利用することをおすすめします。
まとめ:松山割包のグアバオは藍家割包に匹敵する味
藍家割包と松山割包、どちらも同じような割包(グアバオ)をいただくことができることから、混雑を避けたい場合や行列に並ぶことが嫌いな方は松山割包に足を運んでも良いと思います。
また、饒河街夜市や五分埔(ウーフェンプー)を訪れる機会があれば、一緒に立ち寄ってみてください。
以上、松山割包についての紹介でした!