台湾を訪れる日本人がまず驚くこと。
…それは、台湾の交通ルールとマナー。
当然ながら、日本の常識が台湾では通用しません。
慣れてしまうと平気になりますが、台湾で暮らし始めた当時、ちょっとした小道を歩く時に「こ、怖すぎる…」と恐怖感を覚えたことを今でもよく覚えています。
この記事では、私が実際に体験した「ひやっ」としたエピソードを織り交ぜつつ、台湾滞在時に「こんなところに注意して欲しい」というポイントについて紹介します。
台湾の交通ルール【歩行者優先が通じない】
歩行者優先が当たり前の日本。
一方で、台湾は車優先の傾向にあります。
横断歩道を渡っている時でも、青信号だからといって油断は禁物です。
横断中に車がどんどん曲がってきます。
時に車のドライバーによる煽り(横断歩道で曲がろうとする車が完全に停車せず、ジリジリと前進して歩行者にプレッシャーをかける)を受けながら、小走りで横断歩道を渡るはめになることも。
「なんてせっかちなドライバーなんだ!」と、イライラするかもしれませんが、そこはグッと我慢して、車に気をつけながらささっと横断歩道を渡るようにしてください。
スマホを見ながらの「ながら歩き」に注意
歩道を歩いている時でも危ないシチュエーションに直面することがあります。
台湾ではバイク(原付)を利用する人が非常に多く、道の脇や歩道にもたくさんのバイク停められています。
駐車スペースを探しているバイクがバイクに乗りながら歩道に入ってくることがある
…これを頭の片隅に入れておいた方が良いと思います。
大通りを歩いている時は大丈夫なのですが、ちょっとした細い歩道を歩いている時は注意するようにしてください。
歩道を歩いていて、急に後ろからバイクが走ってきてびっくりというケースがよくあります。
狭い道・細い道に注意
上記のケースと同じように大通りを歩く分には比較的安全なのですが、大通りから一本入ったような狭い道や細い道を歩く時は注意が必要です。
そもそも、歩道がない道も多く、車やバイクとの距離が近いことが多いです。
路上駐車の車も多いので、路上駐車の車を避けて歩く時にバイクと接触してしまいそうになることもあります。
狭い道や細い道を歩く時は、前方・後方を確認して、用心深いくらいの方が安全です。
YouBike利用時に注意
便利なレンタサイクルシステムのYouBike(ユーバイク)。
便利なレンタルサイクルですが、場所により「危ないな」と感じるシーンが多いことも事実です。
YouBike(ユーバイク)を利用する時は、車に十分注意してください。
台湾の交通マナーの実態
きっちり安全・丁寧な運転をする人もいますが、全体的な割合として、マナーの悪い人が多いという印象です。
タクシーやバスのドライバーは運転が荒い人も多い
時に怖くなるほど、ビュンビュン飛ばすドライバーがいます。
そして、ブレーキのかけ方も急ブレーキが多く、日本の自動車学校であれば間違いなく教官に怒られるとまり方をしている人が多いです。
バスに関しては、バス停に到着する少し前からドアを開け、アクセルを踏みながらドアを閉めて豪速で走り去るドライバーもいます。
日本のバスに乗ると、「なんて丁寧なんだ!」と感動します。
時にローカルも耐えきれなくなる
三半規管が弱い私は、台湾で暮らしはじめた当初、バスで酔ってしまうことがよくありました。
ローカルの人も荒い運転に我慢できないことがあるらしく、直接ドライバーに文句を言っている姿を何度も見かけたことがあります。(台湾人の友人はバス会社に連絡してクレームを入れたと言っていました)
ただ、バスの運転手さんは日々厳しいノルマがあり、それを達成するために仕方なく前のめり運転になっている人も多いと聞くので、ある意味、社会的な問題であるとも言えます。
運転しながら、お昼ご飯のお弁当を食べている運転手さんを見たことも何度もあります。
まとめ
台湾にいると日本にいるかのような安心感があり、安全だと気を抜いてしまうことがあります。
しかしながら、交通の面においては「日本ではない」ということを肝に命じて、自分自身の身を守るために、気を抜かないようにすることが大切だと感じています。
台湾滞在中は車やバイクに十分気をつけて、台湾観光を楽しんでください。
以上、台湾の交通ルール&マナーについての紹介でした!