美味しい飲み物が豊富なマレーシア。
ローカルの人たちが日常生活の中で親しんで飲んでいる基本的なドリンクをざっと頭の中に入れておくと、現地で注文する時に選択肢の幅が広がります。
この記事ではマレーシアの代表的なドリンクの種類や覚えておくと便利な単語やフレーズについて紹介します。
マレーシアの飲み物の種類
色々なドリンクがありますが、ここでは以下のカテゴリーに分類して紹介します。
- コーヒー系
- 紅茶&ミルクティー系
- コーヒー+紅茶ミックス系
- フレッシュフルーツジュース系
- ハーバルティー&中国茶系
- ソフトドリンク系
- ラッシー系
コピとテーの種類は覚えておくべき!
コーヒー系飲料のKopi(コピ)と紅茶系飲料のTeh(テー)には、様々な種類とカスタマイズ方法があります。
コピとテーの種類について予備知識があると、マレーシアで飲み物を注文する時に非常に役立つので、覚えておいて損はありません。
特に、「このコーヒー甘すぎて飲めない!」という失敗を防ぐことができます。
場所によって注文できるもの・できないものがある
コーヒーや紅茶、ソフトドリンク系はどこにでもあることが多い一方、その他のドリンク類は場所によって注文できるケースとできないケースがあります。
例えば、フレッシュフルーツジュースやハーバルティー。
大きめのホーカーセンターに行くと品揃えが豊富なケースが多いと言えますが、小さいコピティアム では種類が限られているケースがあります。
また、ラッシー系のドリンクはインド料理店で取り扱っているケースがほとんどで、Mamakと呼ばれるインド系イスラム教徒の人々が経営するのお店では、美味しいTeh Tarikを飲むことができます。
コーヒー(Kopi / コピ)
Kopi(コピ)と呼ばれ、地元人々に親しまれているローカルコーヒー。
好みに応じて様々な形で注文することができます。
Kopi(コピ)
コピティアムやホーカーセンターで単純にKopi(コピ)と注文すると、コンデンスミルク入りのコーヒーを指すことが一般的です。
疲れている時にKopi(コピ)を口にすると、コンデンスミルクの甘みに癒されます。
Kopi-O(コピ オー)
砂糖入りのブラックコーヒーのKopi-O(コピ オー)。
Kopi-O(コピ オー)を漢字表記にすると、咖啡烏。
O(オー)は福建語の言葉でブラック(黒)という意味があり、烏龍茶(ウーロン茶)に使われる“烏”と同じ漢字です。
烏龍茶の由来の一つに、茶葉の黒い色が烏、細長い茶葉の形状が龍のように見えたことから”烏龍茶”と名づけられたという説が有名ですが、ミルクなどを加えず作られるKopi-O(コピ オー)は、その黒い見た目から咖啡烏(コピオー)と呼ばれています。
Kopi-C(コピ シー)
コーヒーに無糖練乳(エバミルク)と砂糖を加えたKopi-C(コピ シー)。
(正確にはKopi-CのCの発音はシーよりもSi(シィー)に近い音なります。)
無糖練乳は英語でevaporated milk、日本語ではエバミルクと呼ぶこともあります。
Cは海南語で新鮮という意味を持つ言葉です。
標準中国語(北京語)でフレッシュミルクを鮮奶(xiān nǎi / シェンナイ)と呼ぶのですが、Kopi-C(コピ シー)のCもフレッシュミルクという意味で使われています。
現代においてエバミルクはフレッシュミルクではないものの、昔は調達できるミルクの中でエバミルクが最も新鮮であったこと、その名残で現在でもKopi-C(コピ シー)にはエバミルクが使われています。
マレーシアのスーパーでは、色々なブランドのエバミルクが販売されています。
コンデンスミルク商品も豊富です。
香港では牛のロゴが目印のBLACK&WHITEが定番ですが、マレーシアのコピティアムで使われているエバミルクはCarnation(カーネーション)ブランドやMARIGOLD、F&Nなどが多いです。
BLACK&WHITEの方が成分がピュアであるものの、BLACK&WHITEは価格が高めなので、香港とは異なりマレーシアのコピティアムではあまり使われていません。
Kopi-O-Kosong(コピ オー コソン)
砂糖なしのシンプルなブラックコーヒーのKopi-O-Kosong(コピ オー コソン)。
Kosong(コソン)は、マレー語でゼロや何にもないという意味があります。
砂糖入りブラックコーヒーのKopi-O(コピ オー)に対し、何にも加えていないという意味でKopi-O-Kosong(コピ オー コソン)と呼ばれています。
ペナンをはじめ福建語が使われているエリアでは、Kosongのかわりに福建語の「マイリャオ 」という表現もよく使われています。この場合、「コピ オー マイリャオ」と言って注文します。
Kopi-O-Kosongの味はユニーク?
Kopi-O-Kosongを飲んでみると、日本のブラックコーヒーとは異なる苦味や濃厚さにびっくりするかもしれません。
これはマレーシアのコピティアムで使われている一般的なコーヒー豆がロブスタ種とアラビカ種のブレンド(リベリカ種をブレンドしていることもあり)であること、また焙煎する時に砂糖・マーガリン・塩・小麦などを加えて高温で深煎りに仕上げられているためです。
また、コーヒーを抽出する際にたくさんのコーヒーパウダーを使うという点もKopiが濃厚である理由の1つです。
上記の要素により、アラビカ種100%のコーヒーとは異なる風味を持ちます。
コーヒーの繊細なアロマ感を楽しみたい時は、Kopitiam(コピティアム)ではなく、おしゃれなカフェに足を運ぶことをおすすめします。
Kopi Ais(コピ アイス) / Kopi Peng
コンデンスミルク入りのコーヒー、KopiのアイスバージョンがKopi Ais(コピ アイス)。
福建語でアイス(氷)を意味するPengという言葉を使って、Kopi-Pengという名前で呼ばれることもポピュラーです。
ただし、Pengの発音がpとbの中間のような音でイントネーションもあるので、現地で注文する時は英語でIce(アイス)と言った方が伝わりやすいと思います。(マレー語でIceを意味するAisは英語と同じ発音になります。)
Kopi-O-Ais(コピ オー アイス)/ Kopi-O-Peng
砂糖入りアイスコーヒーのKopi-O-Ais(コピ オー アイス)。
Kopi-O-Pengと言って注文も可能です。
砂糖なしのアイスブラックコーヒーが飲みたい時は、Kopi-O-Kosong Ais(コピ オー コソン アイス)と言って注文すればOKです。
Kopi(コピ)系ドリンクの比較
Kopi 、Kopi-O、Kopi-Cなど、一度に覚えようとすると頭が混乱してしまうことがあるかもしれないので、それぞれの違いをビジュアル化してまとめたものがこちら。
- Kopi:コーヒー+コンデンスミルク(+エバミルク*)
- Kopi-O:コーヒー+砂糖
- Kopi-C:コーヒー+エバミルク+砂糖
- Kopi-O-Kosong:コーヒー(ブラック)
上記を基本にして、例えばKopi-C-Kosong(エバミルク入りの砂糖なしコーヒー)という応用も可能です。
Kopiにはコンデンスミルクとエバミルクの両方を加えているお店も多いので、実際は「コーヒー+コンデンスミルク+エバミルク」というブレンドになります。
アイスコーヒーの分類一覧は以下の通り。
- Kopi-Ice:コーヒー+コンデンスミルク+氷+(+エバミルク*)
- Kopi-O-Ice:コーヒー+砂糖+氷
- Kopi-C-Ice:コーヒー+エバミルク+砂糖+氷
- Kopi-O-Kosong-Ice:コーヒー+氷
ホットとの違いは氷だけです。
KawやPoなどのアレンジ方法
濃縮されたコーヒー(濃いめのコーヒー)が飲みたい時はKaw(Kau)、薄めのコーヒーが飲みたい時はPoという言葉を使って、ドリンクを好みにアレンジすることも可能です。
この場合、Kopi Kaw やKopi Poなどと言って注文します。KopiだけではなくTeh Kawも可能です。
福建語でKaw(Kau)は濃い(直訳は「厚い」)、Poは薄いという意味があります。
また、Kawという言葉はマレー語でも福建語と同じ意味合いで使われます。
ただ、ここまで細かく注文するよりも一般的なKopi・Kopi-O・Kopi-C・Kopi-O-Kosongの中から注文する形の方がおすすめです。
コピとコピシーはどう違う?
Kopi(コピ)とKopi-C(コピ シー)ってどう違うの?と疑問に思う方もいるはずです。
上の画像で言うと、向かって左側がKopi、右側がKopi-Cになります。
見た目は似ているものの、味は異なります。
コンデンスミルクが使われたKopiは濃厚な甘さがあり、Kopi-Cは滑らかな口当たりであっさりとした甘さがあります。
Kopi-Cも砂糖(通常はグラニュー糖)が使われているので十分甘いものの、Kopiと比較すると、すっきりした後味が特徴です。
White Coffee(ホワイトコーヒー)について
イポー発祥のホワイトコーヒー(白咖啡)。
ホワイトコーヒーはオールドタウンブランドが有名です。
マレーシアのホワイトコーヒーは、コーヒー豆に少量のマーガリン(またはパームオイル)のみを加えて中低温で浅めに焙煎したもので、マレーシアのKopitiamで一般的なコーヒー(Kopi)と比較して、苦味や酸味が控えめで、独特のアロマが引き出されていると言われています。
砂糖を加えて高温でコーヒー豆を焙煎するローカルコーヒーは、仕上がりが黒くなっていますが、砂糖を加えないホワイトコーヒーは焙煎後のコーヒー豆の色味が浅めになっています。
紅茶&ミルクティー(Teh / テー)
ここからはTeh(テー)と呼ばれる紅茶関連のドリンクについて紹介します。
Teh(テー)/ Teh Tarik(テータレッ)
Teh(テー)はコンデンスミルク入りの紅茶です。
マレーシアのMamak Stall(ママッストール)で定番のドリンクがTeh Tarik(テータレッ)。
Teh Tarikはマレーシアのインド系イスラム教徒のMamakの人々によってもたらされたものになります。
Tarikはマレー語で引っ張る(pull)という意味があり、2つの容器を使って液体を上から下に”引っ張る”動きを繰り返して紅茶とコンデンスミルクを混ぜ合わせて作られます。
表面に泡がぷくぷくと浮いているのは、しっかりと引っ張られて作られた証です。
Teh Ais(テーアイス) / Teh Peng
コンデンスミルク入りの紅茶、Teh(テー)に氷を加えたものがTeh Ais(テーアイス)。
Kopi-Pengと同じように、Teh-Pengでも注文可能です。
Teh-C(テーシー)
砂糖とエバミルク入りのミルクティーであるTeh C(テーシー)。
コンデンスミルク入りのTeh(テー)が甘過ぎる!と感じる時はTeh-Cで注文してみてください。
控えめな甘さと滑らかな口あたりで非常に美味しいです。
Teh C(テーシー)はエバミルクを使っているという点において、香港式ミルクティーの絲襪奶茶に近いものになります。
(ただし、複数の茶葉をブレンドして作る香港式ミルクティーと比較して、Teh Cは1種類の茶葉を使っていることが多いので、多少味に違いがあります。)
Teh-O-Ais(テー オー アイス)
砂糖入りの紅茶がTeh-O(テー オー)、 砂糖入りのアイスティーがTeh-O-Ais(テー オー アイス)。
砂糖なしのストレートティーはTeh-O-Kosong(テー オー コソン)やTeh-O-Kosong-Ais(テー オー コソン アイス)になります。
Teh-O-Ais-Limau(テー オー アイス リマウ)
Teh-O-Ice-Limau(テー オー アイス リマウ)はLimau Kasturiという柑橘類の一種を使ったドリンクで、 Limau Kasturiは英語でCalamansi(カラマンシー)と呼ばれています。
アイスレモンティーとは異なる味がする美味しいドリンクです。
Teh(テー)系ドリンクの比較
- Teh:紅茶+コンデンスミルク(+エバミルク*)
- Teh-O:紅茶+砂糖
- Teh-C:紅茶+エバミルク+砂糖
- Teh-O-Kosong:紅茶(ストレートティー)
Teh(テー)もKopi(コピ)のように、コンデンスミルクとエバミルクの両方を加えているお店が多くあります。
アイスティー系のドリンクの種類は以下の通り。
- Teh-Ais:紅茶+コンデンスミルク+氷+(+エバミルク*)
- Teh-O-Ais:紅茶+砂糖+氷
- Teh-C-Ais:紅茶+エバミルク+砂糖+氷
- Teh-O-Kosong-Ais:紅茶+氷(ストレートアイスティー)
Cham(チャム)
コーヒー+紅茶+コンデンスミルクの組み合わせで作られたものがCham(チャム)。
Cham(チャム)という言葉は福建語でミックスを意味します。
コーヒーと紅茶にエバミルクと砂糖をミックスした香港の鴛鴦に似た飲み物になります。(厳密に言うと異なるものの、類似したドリンクです。)
Cham(チャム)の成分をイメージしたものがこちら。
Cham(チャム)はアイスでも注文可能です。
Cham Ais(チャムアイス)やCham Pengと言います。
チャムもコンデンスミルク+エバミルクを加えているケースがよくあります。
フレッシュフルーツジュース
フレッシュフルーツジュースのバラエティはお店によって異なりますが、ここでは定番のジュースについて紹介します。
Watermelon Juice(スイカジュース)
定番人気のスイカジュース。
Orange Juice(オレンジジュース)
オレンジジュース。
アップルジュースも定番です。
お店によって、スターフルーツジュースやパパイヤミルクを取り扱っているところもあります。
Umbra Juice(アンブラジュース)/クドンドン
リフレッシュしたい時におすすめのドリンクはUmbra(アンブラ)。
Umbra(アンブラ)はマレー語でKedondong(クドンドン)と呼ばれるトロピカルフルーツを使ったジュースになります。
こちらがKedondong(Umbra)。
Umbraはマレーシアのスーパーで購入できます。
ジュースの色味はこのUmbraそのものの色になります。
Limau Asam Boi(リマウ アッサム ボイ)
Limau Asam Boiはカラマンシーにサワープラム(酸梅)を入れたジュースです。
適度な酸味がある、さっぱり味のドリンクで、Limau Asam Boiもアンブラジュースと同じように、こってりした食べ物を食べる時の飲み物としておすすめです。
Limau Ais(リマウ アイス)
Limau Ais(リマウ アイス)はライムを絞ってアイスウォーターとミックスしたドリンクです。
シンプルに美味しいです。
Coconut Juice(ココナッツジュース)
マレーシアの飲み物として、ココナッツジュースもおすすめです。
内側にある実も食べることができます。
ハーバルティーや中国茶
中華系のお店で取り扱われているケースが多いハーバル関連のドリンク。
色々なものがありますが、代表的なドリンクについて紹介します。
薏米水 / Barley(バーリー)
ハトムギをコトコト煮て作られるBarley(バーリー)。
体をクールダウンさせたい時によく飲まれているドリンクです。
涼茶(リャンチャー)
ハーバルティーの涼茶(リャンチャー)。
マレーシアでハーバルティーが飲みたい時は、恭和堂に行くと手軽に涼茶を楽しむことができます。
馬蹄竹蔗(ウォーターチェスナット バンブーケーン)
馬蹄竹蔗はWater chestnut(ウォーターチェスナット)の馬蹄とBamboo Cane(バンブーケーン)の竹蔗をミックスした飲み物です。
ウォーターチェスナットは日本語でシログワイ、中華料理によく使われている食材で、漢方学的にはクールダウンの効能があると言われています。
クセがなくて飲みやすいハーバルドリンクです。
羅漢果(ルオハングオ)
羅漢果(ルオハングオ)もマレーシアでポピュラーなハーバルティーです。
羅漢果自体はラカンカという植物の名前ですが、ドリンクとしてのルオハングオは龍眼や冬瓜とミックスして作られることが一般的です。
羅漢果は割と色々なところが飲むことができますが、例えばクアラルンプールのチャイナタウンにあるAir Mata Kucing(羅漢果龍眼冰糖燉冬瓜)。
濃厚で美味しいルオハングオを販売しています。
Chrysanthemum Tea(菊花茶)
Chrysanthemum Tea(菊花茶)も定番です。
優しい甘みがあります。
涼粉/Air Cincau(仙草ドリンク)
仙草(せんそう)を使ったドリンクのAir Cincau。
豆乳のなかに仙草ゼリーを入れたドリンクは、Soya Cincau(ソヤ チンチャウ)と呼ばれています。
Soya Cincauは白と黒のその見た目から、マイケルジャクソンの名曲、Black or Whiteにかけて、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)というメニュー名に設定しているお店もあります。
菊花普洱茶
飲茶や肉骨茶(バクテー)のお店で食事と一緒に注文することが多い中国茶。
中国茶には鉄観音、プーアル茶(普洱茶)、菊花茶、ジャスミン茶(香片)などがあり、好きなものを選ぶことができますが、菊花茶とプーアル茶をミックスした菊花普洱茶もおすすめです。
広東語の発音で菊普(ゴッポウ *ゴッはgとkの中間音)と注文する形が一般的です。
飲茶や肉骨茶(バクテー)のお店でお茶を注文すると、ティーポットと一緒に茶杯とトングが入った容器をセットにして持ってきてくれます。
トングを使って茶杯を熱湯消毒してからお茶を注ぎます。
ソフトドリンク
ハンドレッドプラス
マレーシアで定番のアイソトニック飲料の100 PLUS(ハンドレッドプラス)。
喉越しが良く、汗をかいた時におすすめのドリンクです。
100PLUSは、コピティアムやホーカーで注文することができるほか、スーパーやコンビニでも購入できます。
また、マレーシアのソフトドリンクでは、サーシも有名です。
Lassi(ラッシー)
インド料理店で定番のヨーグルトドリンクのLassi(ラッシー)。
スパイシーな料理と相性の良いドリンクです。
Mango Lassi(マンゴーラッシー)
おすすめはマンゴーラッシー。
Banana Lassi(バナナラッシー)
バナナラッシー。
マンゴーやバナナ以外にも、色々な種類のラッシーを提供しているお店が多いです。
ミロ(ミロ/マイロ)
マレーシアの国民的ドリンクとも言えるMILO(ミロ / マイロ)。
Milo Dinosaur(マイロダイナソー)
ミロを使った定番ドリンクはMilo Dinosaur(マイロダイナソー)。
Milo Dinosaur(マイロダイナソー)には、モリモリのミロパウダーが盛られて提供されます。
Neslo(ネスロ)
インスタントコーヒーのネスカフェとMILOをミックスしたNESLO(ネスロ)もあります。
パウダー系のドリンクとしては、ミロのほかにHorlicksもマレーシアで定番です。
その他のドリンク
マレーシアには上記で紹介したドリンク以外にも、ローカルの人に親しまれている飲み物が数多くあります。
Filter Coffee
インド料理店ではラッシーやチャイ、マサラティーのほか、Filter Coffee(フィルターコーヒー)やMadras Coffee(マドラスコーヒー)などがあります。
Bru Coffee
インドのインスタントコーヒーのBru Coffeeもインド料理のお店で定番です。
インド料理店では、コンデンスミルクやエバミルクのほか、フレッシュミルク(牛乳)を選ぶことができるケースが多く、 Cow’s Milkとメニューに書かれていることがあります。
Air Bandung
ローズシロップにエバミルクをミックスしたAir Bandungもポピュラーです。
ドリンクを持ち帰りたい時に便利なフレーズ
マレーシアのコピティアムやホーカセンターではドリンクの持ち帰りが可能です。
英語でTake Away(テイク アウェイ)と言っても通じますが、中国語で打包(ダーバオ)と表現することも一般的です。(マレーシアで使われている中国語だと、ターパオという音の方が近いです。)
お持ち帰りにする場合はプラスチックの袋に入れてくれます。
ホットドリンクも同じようにプラスチックの袋に入れます。
ドリンクを注文する時に覚えておくと良いマレー語
大抵は英語でも大丈夫ですが、場合によってマレー語で注文内容について聞かれるケースもあります。
そんな時に覚えておくと便利なマレー語について少しだけ紹介します。
- Panas(パナス)
- Ais(アイス)またはSejuk(スジュッ)
Panas(パナス)はHot(ホット)という意味があり、ホットドリンクを注文する時に使う単語です。
例えば、Kop(コピ)と注文すると、ホットドリンク・コールドドリンクかを確認するために「Panas?」と聞かれることがあります。
この場合、ホットの場合はPanas(パナス)、アイスの場合はAis(アイス)と答えれば大丈夫です。
甘さ控えめにしたい時は…
マレー語のKurang Manis(クラン マニス)も定番フレーズです。
英語でLess sweet、甘さ控えめという意味の言葉で、例えば“Teh Tarik Kurang Manis”と注文すると、甘さ控えめのテータレッが出てきます。
広東語や福建語でも同じような言い回しがありますが、マレーシアでも広東語が使われているエリア、福建語が使われているエリアなど様々であるため、どこでも普遍的に使えるマレー語のKurang Manis(クラン マニス)という表現を覚えておくと便利です。
まとめ:ローカルのようにドリンクを注文してみよう
マレーシアにはKopi(コピ)やTeh Tarik(テータレッ)以外にも、たくさんのドリンクがあります。
こんな飲み物があるんだな…ということを少しだけ覚えておくと、現地で実際に注文する時に選択肢の幅が広がります。
上述したように、お店によって取り扱っている飲み物、取り扱っていない飲み物があるため、迷った時は「どんな飲み物があるの?」とお店の人に聞いてみても良いと思います。
現地で色々なドリンクを試してみてください。