澄んだ空気と肥沃な土壌
…こんな理想的な環境で栽培されるマレーシアのBentong Ginger(ベントンジンジャー)。
この記事ではマレーシア・ベントン産の生姜の概要とその生姜を使ったジンジャーパウダーについて紹介します。
マレーシアのBentong Ginger(ベントンジンジャー)とは?
「マレーシアで生姜と言ったらBentong」
というくらい有名なBentong Ginger(ベントンジンジャー)。
ベントンジンジャーは、マレーシアのPahang(パハン)州にあるBentong(ベントン)が名称の由来になっています。
Bentong Gingerの中国語表記は文冬姜。
文冬はBentong(ベントン)、姜はGinger(ジンジャー)を意味します。
Bukit Tinggiが産地として有名
Bentongという名前がつくものの、実際はゲンティン・ハイランドの近くにあるBukit Tinggiという場所がベントンジンジャーの産地として有名です。
ベントンジンジャーは、海抜600m〜800m程度の高地で栽培されている生姜で、
- 汚染されていない綺麗な空気と高山の自然水
- 肥沃な土壌
…という生姜が育成される環境が、Bentong Ginger(ベントンジンジャー)特有の風味を形成しています。
スーパーで購入できる
ベントンジンジャーは、マレーシアのスーパーでも販売されていて、普通に購入することができます。
ただ、一般的な生姜よりも少しだけ高めの価格設定になっていて、「ベントンジンジャーブランド」として差別化されています。
ベントンの生姜は何が違う?
ベントンジンジャーは、普通の生姜と何が違う?
…という疑問が湧くかもしれません。
実際に食べ比べてみると、その違いは明白です。
一般的な生姜と比較して、ベントンジンジャーは、ピリッとする強い辛さを持つところが特徴です。
ベントンジンジャーは、栽培される環境の影響により、生姜の辛み成分であるギンゲロール ([6]-Gingerol)の含有率が高く、これが特有のピリ辛感に繋がっていると言われています。
ベントンジンジャーを使った生姜パウダー
ベントンジンジャーを活用した商品として、マレーシアでよくあるものはジンジャーパウダー。
上記画像は張洪(Cheong Hoong)というブランドの商品で、原材料は生姜100%です。
商品パッケージに記載されている生姜のメリット。
冷えや胃腸の不調など、一般的な生姜の効果が記載されています。
生姜の粉末は、飲み物に入れて飲んだり、料理に活用することができます。
当初、 飲み物に入れる用途として購入したものの、実際に使ってみると、料理に活用することの方が多く、生姜をすり下ろすことが面倒な時に生姜パウダーが役立っています。
そのほかの商品
張洪(Cheong Hoong)の商品は、生姜パウダー以外にも、色々なものがあります。
例えば、ナツメに生姜を加えたジンジャーナツメ茶、レモングラスジンジャーティー、ターメリックなど。
ティーバッグ商品もあります。
ベントンジンジャーキャンディー
張洪(Cheong Hoong)の生姜商品のなかでおすすめのアイテムが、ベントンジンジャーキャンディー。
ベントン産の生姜に、オーガニックの砂糖と麦芽糖(マルトース)のみを加えたキャンディーです。
口に入れると鳥肌が立つくらい強いピリピリ感がありますが、ベントンジンジャーの風味をダイレクトに堪能できます。
張洪(Cheong Hoong)の商品は、マレーシアの一部のスーパーで取り扱っていることがありますが、張家荘(Zhang Village)の利用が便利です。
上記画像はミッドバレーメガモールにある張家荘になり、生のベントンジンジャーも店頭で販売されています。
また、セントラルマーケット内にあるPasar Besarでも張洪の商品を取り扱っているのを見かけたことがあります。
まとめ
辛みの強いBentong Ginger(ベントンジンジャー)は、フレッシュな状態で料理に使う形もおすすめですが、粉末タイプも使い方次第でとても便利です。
以上、マレーシアのBentong Ginger(ベントンジンジャー)についての紹介でした!