
Wiseは台湾で使えるの?
こんな疑問を感じたことはありませんか?
結論から言うと、Wiseデビットカードは台湾で買い物やATMで台湾ドルの引き出しに使えます。
しかも、クレジットカードを使うよりもお得なので、
台湾旅行に使わないと損!
…と言い切れるくらい、どんどん活用することをおすすめするアイテムです。
この記事では、台湾旅行でワイズカードを活用することのお得ポイントについて紹介します。
Wise(ワイズ)は台湾で使える?
様々な国の通貨を所持できるマルチカレンシー口座機能があるWise(ワイズ)。
現状は台湾で暮らす人向けにWiseデビットカードの発行はしておらず、アカウント内で台湾ドルの口座を所持することもできません。
しかしながら、日本をはじめとするWiseカードが発行できる国で発行されたカードを持っている場合、台湾で買い物やATMでの現金引き出しに利用可能です。
台湾旅行でWise(ワイズ)カードを使うべき理由
お得ポイントとしては、
- 手数料無料で台湾ATMから台湾ドルを引き出せる(限度内の場合)
- クレカよりお得にキャッシュレスで買い物できる
- Uberに登録してキャッシュレス乗車できる(クレカ登録よりお得)
手数料無料でATMから台湾ドルの引き出しができる

Wiseデビットカードを海外で利用することの一番のメリットは、手数料無料でATMから現地通貨が引き出せること。
例外的に手数料がかかる国や地域もありますが、台湾では特定の銀行のATM(台湾銀行や國泰世華銀行)を利用する限り、限度内であれば手数料ゼロで台湾ドルを引き出しできます。
日本で発行したワイズデビットカードの場合、月2回まで3万円相当の引き出しであれば手数料無料になります。
ワイズは「本当の為替レート」と呼ばれるミッドマーケットレート採用で、台湾の両替所よりレートが良く、かつ手数料無料でクレジットカードの海外キャッシングよりお得です。
Wiseカードがあれば、台湾旅行中に、

現金が少なくなってきた…。両替所探さなきゃ!
…という不安から完全に解放されるので、かなり心強いです。
なお、台湾のATMには、Wiseが指定する限度ルールに関わらず、手数料がかかるATMも一部あるので注意してください。
手数料がかかる銀行ATMや台湾ドルの引き出し方法詳細は以下の記事で詳しく紹介しています。

クレカよりお得に買い物できる
海外でキャッシュレスで買い物する時、クレジットカードが第1選択肢になるケースが多いと思います。
しかしながら、クレジットカードを海外で利用すると、
- 国際ブランドによる基準レート
- カード会社による海外事務処理手数料
…という手数料がかかり、一般的に「利用金額✖️基準レート✖️海外事務手数料」という形で算出されます。
代表的なカード会社の海外事務手数料は以下の通り。
カード会社 | 海外事務手数料 |
---|---|
三井住友カード(VISA/Master) | 3.63% |
JCBカード | 1.6% |
エポスカード(VISA) | 2.2% |
楽天カード(VISA/Master/JCB/AMEX) | 3.63% |
カード会社 | 海外事務手数料 |
---|---|
三井住友カード(VISA/Master) | 3.63% |
JCBカード | 1.6% |
エポスカード(VISA) | 2.2% |
楽天カード(VISA/Master/JCB/AMEX) | 3.63% |
海外でクレジットカードを利用すると、支払いのたびに数パーセントの手数料がかかる一方、Wiseは海外事務手数料がかかりません。
通常、Wise口座に現地通貨を所持していれば、そのまま決済できるので手数料0パーセント、現地通貨を所持していない場合は口座内にある他の通貨から両替する形になるので、両替手数料だけかかる形になります。
台湾の場合、Wise口座に台湾ドルを所有できないので支払いの度に両替手数料がかかりますが、ワイズには、
- ミッドマーケットレートを採用
- 最小限の両替手数料
…という優位性があり、クレジットカードの海外利用よりお得になります。
実際にWiseデビットカードを利用した時とVISAカードを使用した時のレートの一例を挙げて紹介します。

上記右側のスクリーンショットは、台湾でNT$360の買い物をした時にWiseデビットカードを使用した明細になります。
WiseではNT$360の支払いに対して、10.71ユーロが使用されています。
それに対し、VISAカードを利用で海外事務手数料を3.63%とした場合、NT$360の支払いに対し11.01ユーロが請求されることになり、0.3ユーロの違いが出ています。
2025年6月時点のユーロは日本円で1ユーロ=168円程度なので、0.3ユーロは約50円。
NT$360は日本円で2,000円弱になるので、高い買い物をしているわけではありませんが、高額の買い物をしたり、旅行中に何度もカードで支払いすることを考慮すると、チリツモで大きな違いに繋がります。
タッチ決済で簡単に支払いできる

上記画像は台湾のセブンイレブンにある端末です。
コンビニで買い物をすると「支払い方法はどうしますか?」と聞かれるので、「カードで」と言い、端末にワイズカードをタッチすればOKです。
カードで支払いしたい時は中国語で刷卡(shuākǎ)と言えば通じます。
コンビニ以外のお土産屋さんなどでも、大抵はWiseカードのタッチ決済で決済できます。
一部、台湾で発行されていない海外のカードを一切受け付けないお店もありますが、台湾でWiseを使った感想としては、観光客が来るようなお店では大体使えたという印象です。
Apple Payはさらに便利

Wiseカードはアップルペイに登録可能です。
アップルペイに登録しておけば、スマホをかざすだけで支払いできます。
旅行中本当に楽なので、登録していない場合はApple Payへの登録をおすすめします。
支払いは問題なくできる?

上記はセブンイレブンで支払い直後のWiseアプリ画面。
店頭での支払いは問題なくできましたが、Wise上は「保留中」になっていました。

調べてみると、「決済処理がすぐ行われていないため」と記載されています。

後日、Wiseを確認してみたら、保留中の表示が消え、問題なく支払いが完了していました。
Uberにワイズカードを登録できる

台湾における車移動に便利なUber(ウーバー)。
Uberアプリにはクレジットカードが登録できますが、Uberを海外利用するならWiseデビットカードの方がお得です。
例えばUberに日本でお使いのクレジットカードを登録し、そのまま海外でUber利用すると、クレカの海外利用になり、各種手数料がかかります。
Wiseなら有利な為替レートかつ最小限の両替手数料でキャッシュレスで支払いできるため、Uberを海外(台湾)で利用する時はWiseカードを使う方がお得&便利です。
Uberには複数のカードを登録できるので、ワイズデビットカードを追加登録しておき、海外利用時にWiseカードを選択すればOKです。
ワイズデビットカードをUberに登録する手順については、以下の記事で紹介しています。

ちなみに、台湾では普通のタクシーよりもUberを利用する方が便利で、さらにウーバータクシーよりUberX利用の方が快適です。

まとめ:台湾旅行にWiseカードを持っていくべき!
普段お使いのクレジットカードのポイントの関係で、大きな金額を支払う時はクレカを使うことが良いケースもあると思うので、ケースバイケースでワイズカードとクレカを使い分けする形がおすすめです。
私はホテルの宿泊料金支払いはクレジットカード、旅行中のちょっとした買い物にはWiseカードを使っています。
近年、日本に対する台湾ドルの為替レートがものすごいことになってきていて、台湾旅行に格安感がなくなってきてしまっています。
そのため、台湾旅行を少しでもお得に楽しみたい時は、賢くWiseを活用することをおすすめします。
Wiseカード発行にはお金がかかりますが、Wiseは台湾以外の海外でも同じように使えるので、海外旅行のお供として1枚あると何かと役立ちます。
