世界初となる8色小籠包を開発し、爆発的なヒットをもたらしたパラダイスダイナシティ(Paradise Dynasty)。
シンガポール発のレストランで、アジアを中心にグローバル展開しています。
この記事では、台湾のパラダイスダイナシティの詳細とおすすめメニューについて紹介します。
シンガポールのパラダイスグループ
パラダイスダイナシティはシンガポールのパラダイスグループ(Paradise Group Holdings)が展開するレストランです。
同グループを率いるのはCEOのEldwin Chuaさん。
2002年、20代前半という若さでシンガポールのDefu Laneにあるコピティアムを祖父から買い取り、煮炒(ジューチャー)のお店を海鮮料理店に作りかえて誕生した小さなお店がSeafood Paradise(シーフードパラダイス)。
これがパラダイスグループの原点です。
そこから急速に大きな飛躍を遂げ、現在ではパラダイスグループとして様々なレストランを多角的に経営しています。
パラダイスグループが経営するレストラン
パラダイスグループにはそれぞれのコンセプトに基づいた様々なレストランブランドがあります。
例えば…
- Taste Paradise(味之楼)
- Paradise Teochew Restaurant(潮樂軒)
- Seafood Paradise(樂天海鮮)
- Canton Paradise(樂天小香港)
- Beauty in The Pot(美滋锅)
- Paradise Dynasty(樂天皇朝)
- Paradise Classic(樂天經典)
広東、香港、潮州料理など、中華料理を基本としていますが、一部タイ料理を提供しているレストランもあります。
パラダイスダイナシティは小籠包をはじめとした点心のほか、北部と南部の中華料理を提供するレストランというコンセプトで作られたものになります。
世界にあるパラダイスダイナシティの店舗
インドネシア、マレーシア、中国、日本、香港、台湾、フィリピンなどに店舗があります。
台湾のパラダイスダイナシティ
台北にあるパラダイスダイナシティの店舗。
複数の国でパラダイスダイナシティを利用したことがありますが、台湾のパラダイスダイナシティはサービスの面で優れていると感じています。
サービスの質の高さに定評のある台湾の鼎泰豊と同じ水準で、どの店員さんも丁寧で親切です。
店内は落ち着いた雰囲気があります。
テーブル席に座りながら、職人さんたちが料理を作っているところを見ることができます。
パラダイスダイナシティのメニュー
小籠包のメニュー。
小籠包は5個または8個入りから選ぶことができます。
一つのフレーバーだけを注文することも可能ですが、人気は看板メニューの特色皇朝小籠包(8色小籠包)。
カスタード入り竹炭まん、こしあんまん、中華まんや紅油抄手(ワンタンのチリソースがけ)のメニュー。
スープメニュー。
前菜メニュー。
スープ麺のメニュー。
担々麺や紅油抄手麵のメニュー。
デザートメニュー。
上記はメニューの一部で、パラダイスダイナシティには魚料理、炒飯、野菜料理など、ほかにもたくさんのメニューがあります。
人気メニュー
台北のパラダイスダイナシティのお店で紹介されている人気トップ10。
以下の内容になっています。
- 特色皇朝小籠包(8色小籠包)
- 重慶水煮魚片(白身魚の重慶風ピリ辛煮込み)
- 瑤柱芙蓉寶螃蟹(干し貝柱と魚の卵とじ)
- 蘿蔔絲酥餅(切り干し大根の中華パイ)
- 清燉雞湯(鶏肉蒸しスープ)
- 紅油抄手(ワンタンのチリソースがけ)
- 京醬肉絲(豚ロースの京醤ソース絡め)
- 四川辣子雞丁(四川風鶏肉の唐辛子炒め)
- 開陽蔥油拌麵(干し海老と揚げ葱の香味和え麺)
- 宮廷驢打滾(餡子入りきなこもち)
メニュー選びに迷った時の参考にしてみてください。
定番人気の8色小籠包
パラダイスダイナシティの”顔”とも言える、8種類の小籠包セット。
それぞれの小籠包の色づけには天然の食材が使われています。
8色小籠包の種類
8種類の小籠包のフレーバーは以下の通り。
- 原味(オリジナル)
- 人參(高麗人参)
- 鵝肝(フォアグラ)
- 黑松露(黒トリュフ)
- 芝士(チーズ)
- 蟹粉(蟹の卵)
- 蒜香(ガーリック)
- 麻辣(四川風)
原味(オリジナル)小籠包。
皮をお箸でつつくと、中からたっぷりの肉汁が溢れ出てきます。
高麗人参小籠包。
クセがない、あっさり味の美味しい小籠包です。
フォアグラ小籠包。
黒トリュフ小籠包。
パラダイスダイナシティの小籠包の中で一番美味しいと感じているものが黒トリュフ。
しっかりとしたテイストがあり、黒トリュフの旨味を楽しむことができる一品です。
チーズ小籠包。
中にはトロッと溶けたチーズが入っています。
蟹の卵小籠包。
ガーリック小籠包。
四川風ピリ辛小籠包。
中国語のメニューで麻辣(マーラー)と呼ばれている通り、ピリピリとしたフレーバーの小籠包になっています。
8色小籠包の食べ方
8色小籠包を食べる時は①〜⑧の順番でいただきます。
味が薄いものから濃いものへ…という流れになっていて、お店が提案する流れに沿っていただくことで、それぞれの素材の旨味をしっかりと味わうことができるようになっています。
8種類の小籠包セットを注文すると、食べ方の説明が書かれた紙を一緒に持ってきてくれます。
食べる順番について迷った時は、この紙に記載されている順番を参考にしてみてください。
パラダイスダイナシティで使われる小籠包のタレ
鼎泰豊(ディンタイフォン)で使用される小籠包のタレは醤油と酢の組み合わせになっていますが、パラダイスダイナシティでは酢がベースで、好みで生姜を加える形になっています。
ただし、パラダイスダイナシティでは酢や生姜をつけずに、そのまま小籠包を食べるスタイルが推奨されています。
パラダイスダイナシティは麺類もおすすめ
パラダイスダイナシティと言えば小籠包ですが、個人的なおすすめメニューは紅油抄手麺。
何度もリピして注文しているお気に入りのメニューです。
四川抄手拌麵(ワンタンのチリソース和え麺)と紅油鮮蝦抄手拌麵(海老入りワンタンのチリソース和え麺)という2つのメニューがあり、どちらも美味しいですが、特におすすめのメニューは海老入りワンタンの紅油鮮蝦抄手拌麵。
麺がいらないという場合はワンタンの紅油抄手だけでの注文も可能です。
紅油抄手に関しては、鼎泰豊よりもパラダイスダイナシティの方が圧倒的に美味しいと感じています。
パラダイスダイナシティの担々麺も味にパンチがあり美味しいです。
濃厚なゴマのソースにピーナッツの香りが漂うリッチなテイストになっています。
その他のメニュー
包子を蒸し揚げにした上海生煎包も美味しいです。
外側の皮はサクサク、内側はジューシーです。
台北にあるパラダイスダイナシティの店舗情報
住所:台北市信義區忠孝東路五段68號 微風信義商場4F
最寄駅はMRT市政府駅です。
微風信義(Breeze Xin Yi)の4Fにパラダイスダイナシティの店舗があります。
まとめ:個性ある小籠包が食べたい時におすすめ
台湾では色々なお店で小籠包を食べることができますが、一度に色々な味を楽しみたいという時にパラダイスダイナシティはおすすめです。
パラダイスダイナシティの小籠包には個性があり、それぞれの素材の美味しさや味の変化を楽しむことができます。
台湾旅行ではじめて小籠包を食べるのであれば、王道の鼎泰豊の方がおすすめですが、小籠包を何度も食べたことがあるという方はパラダイスダイナシティの小籠包を試してみても面白いと思います。
以上、パラダイスダイナシティについての紹介でした!