台湾のお土産と言えばパイナップルケーキ、お茶、カラスミ、ドライフルーツが定番ですが、何度も台湾に来たことがある人や台湾在住の方はお土産のレパートリーがだんだん少なくなり…
「次は何を買えば良いのかな…」
こんな風に頭を抱えることはありませんか?
この記事では、そんな時におすすめできる一味違った調味料のお土産について紹介します。
目次
台湾とマレーシアの味が融合したガーリックチリソース
ユニークな調味料のMama Nyonya Garlic Chili Sauce(ママニョニャ ガーリック チリソース)。
中国語では「媽媽娘惹」という商品名になっていて、媽媽はママ、娘惹はニョニャという意味があります。
台湾産のにんにくにインド産の唐辛子などがブレンドされたスパイシーなソースです。
ママニョニャガーリックチリソース誕生秘話
このソースが誕生した裏側には、とてもロマンチックで素敵なストーリーが秘められています。
異文化との出会い
このソースを作っている女性オーナーの実家は、台湾で有数のにんにく生産者兼サプライヤーです。
幼い頃からにんにくが身近にある環境で育ち、にんにくに大変精通したオーナーが、留学先でマレーシア人の旦那さんと出会い、結婚。
旦那さんのお母さんから料理を教わる中で「ニョニャ(nyonya)」という料理に出会います。
「自分が持っているにんにくの知識を旦那さんのルーツでもありお袋の味でもあるニョニャ料理のレシピの中で活かすことができないか?」
…と考えたことが全ての始まりです。
旦那さんのお母さんやおばさんたちの秘伝のレシピを元に、研究と試作を重ねた上で完成したもの、それがママニョニャガーリックチリソースになります。
ニョニャとは?
シンガポールやマレーシア(ペナンとマラッカ)には、プラナカン(peranakan)の文化が存在します。
15世紀〜17世紀にかけて、マレー半島に移住した男性が現地の女性たちと結婚、その子供や末裔がプラナカンと呼ばれています。
プラナカンは男性がババ(baba)・女性がニョニャ(nyonya)と呼ばれていることから、プラナカンを総称してババニョニャと呼ぶこともあります。
彼らによって確立、受け継がれてきた料理がニョニャ料理です。
❤︎プラナカンの詳細はこちら↓↓↓
安心・安全のシンプルな原材料
ママニョニャガーリックチリソースの原材料はとてもシンプルです。
少し見にくいかもしれませんが、原材料は以下の4つ。
- にんにく
- 唐辛子
- 酢
- 砂糖
たったこれだけです。
防腐剤などの添加物は一切加えられていません。
材料の安全性や鮮度にもこだわり、一つ一つ丁寧に手作りをしています。
ママニョニャガーリックチリソースはどんな味?
サラっとしたテクスチャーで、ピリっとしたにんにくと唐辛子の辛さの後に甘さを感じることができるソースです。
辛いものが好きという人はハマってしまう味です。
ママニョニャガーリックチリソースの使い方
唐揚げなどの揚げ物のソースとしてそのまま使うこともできますが、私がおすすめする使い方は以下の通りです。
- 炒飯
- オムライス
- パスタソース
- ピザソース
- 炒め物
- 魚や肉料理のソース
その他、鍋料理のつけダレとして使うこともあります。
冷蔵庫の残りものだけで、エスニックなテイストが再現できる!
炒飯に使うとエスニックな風味になります。
炒飯を作る時(二人前)はこのソースを小さじ2程度入れるだけで、十分な隠し味になります。
小さじ2だとかなり控えめな味なので、少しずつソースを入れて好みの味になるよう調整するか、食べる時にお好みでソースを追加してみてください。
冷蔵庫に残っていた鶏肉や野菜を適当に入れて作った手抜きチャーハン。
調味料はママニョニャガーリックチリソース、塩、ブラックペッパーのみです。
化学調味料を使わずに、このソースだけで味に奥行きができ、エスニック感が簡単に再現できるので非常に助かっています。
どんな具材にもマッチするので、本当に楽です。
一番のおすすめはパスタソース
湯むきしたトマトをブレンダーにかけペースト状にし、それをフライパンでじっくり炒めて、その中にママニョニャガーリックチリソースを少し加えると、美味しいトマトソースができます。
トマトの湯むきやブレンダーを使うことが面倒な場合は、ホールトマトやカットトマト缶でも大丈夫です。
海老、アサリ、イカなどの魚介類を入れるとさらに旨味が出て、美味しいパスタソースになります。
コンソメ不要!
ママニョニャガーリックチリソースがあれば、コンソメは全く不要です。
ママニョニャガーリックチリソースにしっかりにんにくの味が効いているので、にんにくをみじん切りにして炒めたり、鷹の爪を入れなくても、十分に旨味のある美味しいトマトソースが完成します。
にんにくを刻んだりする時間を省けるので、時短にも繋がります。
市販のパスタソースには色々な添加物が加えられているので、添加物は使いたくないという人におすすめの使い方です。
マレーシア・ローカルの人の使い方
こちらの動画はお店によって作成された動画で、蒸し魚のソースとしてアレンジしているものです。
油を温めた中華鍋の中にガーリックチリソース、青ネギ、醤油を加えて、あとはあらかじめ蒸しておいた魚にかけるという、とっても簡単なレシピです。
動画の中ではガーリックチリソースの分量が大さじ8となっていますが、結構辛いのではじめは半分の量から試してみても良いと思います。
ネギの代わりにバジル、水やトマトケチャップを加えてアレンジしても美味しいです。
世界一のパン職人にも認められたソース
台湾のパン職人の中で最も有名な方と言えば、世界一のパン職人の称号を持つ吳寶春(Wu Pao Chun)さん。
ママニョニャソースは吳寶春さんが経営するベーカーリーで夏季限定のピザパンに使われたことがあります。
❤︎吳寶春さんのベーカリーの詳細はこちら↓↓↓
ママニョニャガーリックチリソースの販売場所
メインはオンラインでの販売になっていますが、一部の店舗で取り扱いがあります。
三玉號 野草茶
住所:台北市士林區中山北路六段820號
三玉號は、台北の天母エリアにある野草茶を販売するお店になりますが、店内でママニョニャガーリックチリソースの取り扱いがあります。
営業日は水曜日〜日曜日、営業時間は14時〜19時です。
お店はMRTの駅から少し離れているため、タクシーやバス利用が必要になります。(お店の近くまでMRTでアクセスしたい場合は石牌駅または明徳駅が最寄りになります。)
MRTの駅からバスで20分程度、タクシーの場合は10分程度で三玉號に到着します。
また、三玉號では、ママニョニャが手がけるエコバッグの取り扱いもしています。
❤︎ママニョニャが手がけるエコバッグの詳細はこちら↓↓↓
その他の店舗で購入する場合
台北、台中、台南、嘉義など、特定の場所でママニョニャガーリックチリソースの取り扱いをしています。
例えば、台中なら上下游市集で取り扱いがあり、オンラインでも購入が可能です。
詳細はお店のFacebookで確認できます。
公式サイトからオンライン購入する方法
以前は公式ウェブサイトから注文を受けつけていましたが、現在は一時停止しています。
そのため、ママニョニャ公式Facebookからメッセージ機能を使って、お店の方と直接やりとりをして注文する形になっています。
対応言語は中国語または英語です。
まとめ:台湾購入するユニークな調味料としておすすめ
台湾を代表する「ザ・台湾」という典型的なお土産ではありませんが、台湾のにんにくとマレーシアのレシピが融合した一味違うお土産として面白いママニョニャガーリックチリソース。
「辛い!」けど「美味しい!」というもので、その美味しさにやみつきになります。
台湾でユニークなお土産を探している時に、ぜひ検討してみてください。
以上、ママニョニャガーリックチリソースについての紹介でした!
❤︎台湾で購入するお土産アイテム特集はこちら↓↓↓