Laksa Johor(ラクサジョホール)と呼ばれるユニークなラクサがあるジョホール州。
この記事では、ジョホールラクサの特徴と歴史、クアラルンプールでジョホールラクサが食べたい時におすすめのお店について紹介します。
Laksa Johor(ラクサジョホール)とは?
ジョホール州を起源とするLaksa Johor(ラクサジョホール)。
数多くのスパイスとハーブ、ココナッツミルクや魚を使って作られるラクサの1種になります。
ジョホール州でラクサジョホールが誕生した歴史的背景
ジョホールラクサ誕生のキーパーソンとなるのが、ジョホール州の君主(スルタン)であったSultan Sir Abu Baker。
1885年、ヨーロッパを訪問した際に、イタリアで食べたスパゲティの虜になります。
ジョホールに戻った後にも、食事にスパゲティを準備するようにシェフたちに要求したことで、パスタにマレーシア伝統料理のラクサのソースをかけたLaksa Johorが誕生しました。
いわば、フュージョン料理として誕生したものが、ラクサジョホールになります。
ジョホールラクサのユニークな特徴
ラクサジョホールには、非常にユニークな特徴があります。
アッサムラクサとカレーラクサをミックスした味
ジョホールラクサには、
- スープベースに魚を使う
- ココナッツミルクやKerisikを加える
- Asam Gelugor(Asam Keping)の酸味がある
- トーチジンジャーフラワーやラクサリーフを加える
- ロングビーンやもやし、きゅうりを加える
…などの特徴があります。
味はアッサムラクサによく似ていますが、ココナッツミルクを加えることからカレーラクサの風味もあるユニークなものになっています。
また、ジョホールラクサはSambal Belacan(サンバルブラチャン)を添えて提供されます。
さらに、カラマンシーも添えられていることが定番で、食べる前に絞って、料理に爽やかな酸味を加えます。
パスタが使われている
麺にスパゲティを使っていることも、ジョホールラクサの大きな特徴になります。
クアラルンプールでも食べることができる
ジョホール州を起源とするジョホールラクサは、クアラルンプールでも食べることができます。
Cafe Chef Wan
クアラルンプールで美味しいジョホールラクサが食べたい時におすすめのレストランは、Cafe by Chef Wan。
スープが濃厚、スパイスやハーブの香りがしっかりあり、美味しいです。
D’Cengkih
クアラルンプールのTTDIにあるD’Cengkih。
ジョホール料理を食べることができる有名なレストランです。
D’Cengkihのジョホールラクサはややあっさりとしています。
Cafe by Chef Wanのような濃厚さはないので、しっかりした味つけが好みの場合はCafe by Chef Wanのジョホールラクサの方がおすすめです。
住所:6, Jalan Tun Mohd Fuad, Taman Tun Dr Ismail, 60000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
以上、ジョホールラクサについての紹介でした!