【文旦ブンタン】台湾・中秋節の定番!期間限定フルーツの食べ方 

台湾の文旦(ぶんたん)・ポメロ・柚子

中秋節と言えば月餅が定番ですが、台湾で月餅のに加え中秋節に欠かせないもの。

それは…文旦(ブンタン)

中秋節が近づくと、台湾のスーパーのフルーツ売り場に文旦コーナーが設けられ、そんな光景を目にすると「中秋節が来るな…」と実感する瞬間でもあります。

中秋節の時期に台湾を訪れるのであれば、現地のスーパーで文旦を購入して食べてみることもおすすめです。

この記事では台湾の中秋節の過ごし方に触れつつ、文旦とその食べ方について紹介します。

文旦(ブンタン)とは?

英語でPomelo(ポメロ)と呼ばれる文旦。

グレープフルーツの祖先であると言われている柑橘類(ミカン科)の果物になります。

植物学名はCitrus MaximaやCitrus Grandis。

maximaやgrandisという言葉が使われている通り、大きなサイズの柑橘類(柑橘類としては最も大きい)で、品種によって大きさが異なるものの、大きなもので1〜2キロ程度の重さがあります。

台湾では「文旦」として親しまれているポメロですが、中国語では一般的に柚子(Yòuzi)と呼ばれています。(*日本の柚子とは異なります。)

果肉が黄色がかった白っぽいもの白柚、オレンジっぽいもの紅柚など、様々な品種が存在します。

ポメロの原産地は東南アジア

東南アジアが原産のPomelo(ポメロ)

東南アジアのマレー半島がポメロの原産地であると言われています。

マレーシアでは文旦という名称を使わず、英語でPomelo(ポメロ)や中国語で柚子、またはマレー語でLimau Baliと呼んでいます。

また、マレーシアのイポーにあるTambun(タンブン)という場所がポメロの産地として有名であることから、Tambun Pomeloと呼ばれることも多いです。

日本の文旦

日本で文旦と言えば、土佐文旦や水晶文旦。

高知県を中心に食べられていて、全国生産量の90%を高知県が占めています。

また、九州も産地として有名です。

地域によってボンタンザボンと呼ばれていることもあります。

ブンタンと聞くと「何だろう?」と感じてしまうかもしれませんが、ボンタンと聞くと馴染みがあるという人も少なくないと思います。

台湾の文旦

台湾における文旦の産地は、台南、花蓮、雲林、苗栗など色々な場所があります。

また、品種も豊富で、麻豆赤柚、麻豆白柚、晩白柚、蜜柚、西施柚など様々な品種がありますが、最も有名な品種は麻豆文旦

台湾の麻豆文旦
麻豆文旦

まんまるではなく、洋梨のような形状が麻豆文旦の特徴です。

中国の清朝時代(1,700年頃)に、福建省の漳州から台湾に麻豆文旦の苗がもたらされ、栽培が始まったと言われています。

また、福建省の莆田は文旦の産地として有名で、「文旦柚」として高い知名度を誇っています。

台湾の中秋節の過ごし方はユニーク

文旦の食べ方について説明する前に、台湾の中秋節の過ごし方について簡単に紹介します。

台湾の中秋節に欠かせないものは以下の3つ。

  1. 月餅
  2. BBQ(バーベキュー)
  3. 文旦

台湾の中秋節に欠かせないもの①:月餅

月餅

月餅を食べる習慣は、ほかの中華圏と同じです。

月餅にも色々あり、定番の卵黄が入ったタイプのものから、現代風にアレンジされたものまで様々です。

抹茶フレーバーの月餅

抹茶フレーバーの月餅。

高級ホテルもオリジナルの月餅を販売するため、色々な月餅を楽しむ良いチャンスです。

アイスクリーム入りの月餅もあります。

台湾の中秋節に欠かせないもの②:BBQ(バーベキュー)

これが一番ユニークな台湾の中秋節の慣習です。

家の外のスペースでバーベキューをしたり、河川敷に行って友達同士でバーベキューをしたりと、まだ夏の暑さが残る中、屋外でバーベキューをします。

私も初めて台湾でむかえた中秋節は台湾人の友達の家に行って一緒にバーベキューをしました。

中秋節とバーベキュー

ミスマッチな感じがしますが、台湾の中秋節の定番です。

台湾の中秋節に欠かせないもの③:文旦

文旦も台湾の中秋節に欠かせません。

台湾のスーパーで販売されている文旦

中秋節が近くと、台湾のスーパーでは上記画像のように文旦が山積みされるようになります。

文旦は中秋節の贈答品としても使われるため、綺麗に箱詰めされたものも販売されています。

補足

文旦は中秋節あたりに旬の時期をむかえることから、中秋節に文旦を食べる習慣は台湾に限らず、ほかの中華圏であったり、中華系の人が多く住む国にもあります。

文旦の食べ方(皮の剥き方)

ここからは文旦の食べ方について紹介します。

定番の食べ方

文旦の食べ方(皮の剥き方)

文旦の外皮の数カ所にナイフで軽く切れ目を入れます。

皮を剥いている途中の文旦

切れ目に沿って、手で皮を剥きます。

皮は厚いものの、それほど硬くはありません。

外皮から取り外した文旦

皮を剥くと一回り小さくなります。

手で半分にカットした文旦の果実

房に分けていきます。

薄皮に包まれた文旦

薄皮がついているので、薄皮を剥きます。

薄皮を剥いた文旦(ポメロ)

薄皮を剥いて完成です。

文旦の皮を簡単に剥く方法

上記で紹介した剥き方は伝統的な定番の方法ですが、もっと簡単な剥き方が台湾のテレビで紹介されていました。

その方法とは…「輪切りにする」です。

輪切りにした文旦を剥いたところ

まずは文旦をスライス。

あとはスライスしたものにそれぞれ上記のように切れ目を入れて実を取り出していくだけです。

台湾の文旦はどんな味?

文旦はグレープフルーツから強い酸味を取り除いたような味です。

優しい甘みを持つ、ジューシーな食べ物です。

文旦の皮で作る文旦帽子

文旦の皮で作る文旦帽子

大きめサイズの文旦を購入した場合、文旦を食べ終わったあとに、ちょっとした遊びをすることができます。

それが文旦帽子

文旦で作った帽子

果実を取り出したあとの皮を頭にかぶると、文旦帽子になります。

ヘルメットのような形になり、子供たちにあげると喜ばれます。

輪切りにすると文旦帽子が作れなくなってしまうので、文旦帽子が作りたい場合はナイフで縦に切れ目を入れて皮を剥く方法をおすすめします。

お皿にした文旦の皮

文旦の皮をお皿代わりに使う方法もおすすめです。

まとめ:中秋節には文旦を食べてみよう

台湾では日本でなかなかお目にかかれないフルーツをとても安くいただくことができます。

マンゴーをはじめ、ドラゴンフルーツ、グアバなど美味しくて美容にも良いフルーツがたくさんあります。

それぞれのフルーツには旬の時期があり、中秋節に台湾を訪れるのであれば、是非この時期限定の文旦を食べてみてください。

文旦はカルフールなどのスーパーで簡単に購入することができます。

以上、台湾の文旦についての紹介でした!

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