アーティスティックな雰囲気を放つ台南の藍晒圖文創園區(Blueprint Cultural & Creative Park)。
古い建物を活かし、創造性溢れる場所として再生を果たした場所になります。
この記事では藍晒圖文創園區の概要と見どころについて紹介します。
藍晒圖文創園區とは?
かつて日本式家屋が立ち並ぶ司法宿舎群だった藍晒圖文創園區。
当時、第一司法新村と呼ばれていた場所で、時代の流れとともに空家が増え、家屋は老朽化していきました。
歴史ある空間保持と地域活性化のため、台南市政府がリノベーションに着手し、ワークショップ、パフォーマンス、体験学習など、文化創造体験を行う場所として2015年にオープンしたものが藍晒圖文創園區になります。
藍晒圖の意味
藍晒圖文創園區の英語名は、Blueprint Cultural & Creative Park。
略してBCPと呼ばれています。
中国語で青写真(ブループリント)を意味する藍晒圖ですが、藍晒圖文創園區における「藍晒圖」は、かつて台南の海安路二段にあった人気壁画の「殘屋藍圖」が由来になっています。
人気アートが2Dから3Dに進化して復元
2004年、劉國滄さんによって家屋の壁に描かれたストリートアートの殘屋藍圖。
2014年に失われてしまったことを受け、台南市政府が劉國滄さんを招き、3Dアートという新しい形で藍晒圖文創園區に復元を試みます。
それが藍晒圖文創園區の入口前にある3D立體藍晒圖です。
BCPはどんな意義がある場所なのか?
古い建物を取り壊し、完全に新しい建物に作り変えるのではなく、
古きを活かし、文化的&歴史的に意義あるものを作りだす
…という伝統と革新および変革と創造を重んじる台南市政府の方針が体現化した場所が藍晒圖文創園區です。
ちなみに、藍晒圖文創園區が作られた当時の台南市長は、2024年5月から台湾総統になった頼清徳さんになります。
ブループリント文化創造園の見どころ
藍晒圖文創園區には、ワークショップスペースのほか、土産ショップなどがあります。
また、入場料はなく、無料開放されています。
歴史ある和風家屋
古民家を再利用した藍晒圖文創園區。
歴史ある日本式家屋は見所の1つです。
SPEY Art Space 藍晒図詩貝芸術空間
2023年に誕生した新アートスポットのSPEY Art Space 藍晒図詩貝芸術空間。
ウィスキーブランドのSPEY(スペイ)が出資し、劉國滄さんと国立台南芸術大学教授の許遠達さんの合作で作られた場所になります。
ストリートアート
園内に点在するストリートアートは、観光客に人気のフォトスポットになっています。
お土産ショップ&お買い物スポット
園内には様々なお店があります。
食事と買い物を楽しむことができる趣活(Cheer for)。
内側のほか、外側にもカフェスペースがあります。
茶器を販売する陶作坊の店舗もあります。
藍晒圖文創園區(BCP)のロケーション
住所:台南市中西區西門路一段689巷
ホテルCOZZI西門台南、シルクスプレイス台南、レイクショア台南に滞在する場合、徒歩で簡単にアクセス可能です。
ホテルCOZZIとシルクスプレイスからは特に近いです。
大通り(西門路)を挟んだ藍晒圖文創園區の反対側にある新光三越。
三越を目印にすると迷うことがないと思います。
三越側から藍晒圖文創園區を見た時の風景がこちら。
3D立體藍晒圖横にある大きなガジュマルの木もわかりやすい目印になります。
まとめ
アートに触れつつ買い物を楽しむことができる藍晒圖文創園區は、台南でぶらっと散策を楽しみたい時におすすめのスポットです。
以上、台南の藍晒圖文創園區についての紹介でした!