古い建物を覆いつくし、突き抜けるように生えるガジュマルの生命力に間近で触れることができる安平樹屋。
台南の安平区に位置する安平樹屋は、台南を代表するフォトジェニックな観光スポットとして有名です。
安平樹屋はどんな場所?
安平で貿易業を営んでいたイギリス商館(徳記洋行)の倉庫がある安平樹屋。
第二次世界大戦後、荒廃の道を辿った土地ですが、ガジュマルの木が倉庫を這うように成長を続け、木と倉庫が“共生”する場所が安平樹屋です。
実際はガジュマルが倉庫を覆い尽くしてしまっているため、侵食された状態という方が適切かもしれません。
安平樹屋の読み方
中国語での発音は、Ānpíng shù wū(アンピン シューウー)になります。
安平樹屋の入場料金
安平樹屋の一般入場料金はNT$70。
安平樹屋の正面入口横にある小屋でチケットを販売しています。
安平樹屋のチケットを少しでも安く購入したい場合は、Klook利用がおすすめです。
オンラインで購入すると、QRコードつきのバウチャーが届くので、安平樹屋で係の人にQRコードを読み込んでもらうと入場できます。
安平樹屋の観光ポイント
安平樹屋の敷地内には、
- ツリーハウス
- 徳記洋行
- ブリッジ歩道
- 朱玖瑩の旧邸
- カフェ
- お土産ショップ
…など、複数の見学スポット&施設があり、入場料のNT$70で全ての場所にアクセスできます。
上記画像は安平樹屋のパンフレットにあるマップを撮影したものになります。
点線の丸で色づけしたところがツリーハウスです。
以下に代表的な見どころについて紹介します。
ツリーハウス
メイン観光スポットのツリーハウス。
ガジュマルの強い侵食性を体感できる場所です。
ツリーハウス内には、階段や遊歩道があり、高い場所からツリーハウスを楽しむこともできます。
ツリーハウス内の階段と遊歩道は、2004年に当時台南市長だった許添財さんの提唱により、観光客向けに設置されたものになります。
徳記洋行(史料館)
旧イギリス商館の徳記洋行。
安平港が正式開港したあとに、安平の地に進出して貿易業を行った商社になります。
現在は、安平貿易などの歴史について学ぶことができる史料館として開放されています。
ブリッジ歩道
ツリーハウスの奥に位置するブリッジ歩道。
生態池を見たり、その先にある展望台まで行くと塩水渓を眺めることができます。
展望台では、安平開港の歴史や安平の塩業の歴史についての展示物があります。
朱玖瑩の旧居
安平樹屋の入口近くにある朱玖瑩の旧居。
中国・湖南省出身の朱玖瑩は、1950年に来台し、台湾製塩事業のトップとして従事したのち、退職後に書法を教える活動を行います。
台南市政府が朱玖瑩氏の旧邸を修繕し、2008年に「安平寄盧」として一般開放しました。
内部には、朱玖瑩の生涯や書法についての展示物があります。
カフェ
安平樹屋のなかにあるカフェの樹屋珈琲。
一休みしたい時に便利な休憩スポットです。
ドリンクメニューが中心ですが、トーストやケーキなどもあります。
土産店
安平樹屋にあるお土産ショップ。
台南古跡限定品など、ちょっとしたお土産を購入することができます。
ロケーション
住所:臺南市安平區古堡街108號旁
安平樹屋の行き方&アクセス方法
台南市内中心部から安平樹屋へのアクセス方法は、安平古堡に行く時とほぼ同じです。
詳細は以下の記事で紹介しています。
見学時の注意事項
ツリーハウス内部には段差があったり、落ち葉などで滑りやすくなっている場所があリます。
写真撮影や動画撮影に没頭してしまうと、足元が疎かになり、転倒してしまう恐れがあるので、十分気をつけてください。
また、短いスカートだと遊歩道を歩く時に気になると思うので、女性はロングスカートやパンツスタイルの方が良いかもしれません。
まとめ
自然溢れる環境下で、ガジュマルの生命力に触れつつ、安平貿易の歴史について学ぶことができる安平樹屋。
学びと遊びの要素がある観光スポットとして、おすすめすることができます。