台湾旅行で現金が必要
こんなシチュエーションでパッと頭に浮かぶアクションは、台湾到着時に両替所に行くことではないでしょうか?
実は両替所よりもWiseデビットカードを使って台湾ATMから現金を引き出す方がお得です。
この記事では、Wiseデビットカードを台湾旅行で使うことのメリットと、台湾ATMで台湾ドルを引き出す方法について紹介します。
Wiseカードを使って台湾ATMで現金を引き出すことのメリットとは?
- Wiseカードで引き出す方が台湾の両替所よりレートが良い
- (限度内であれば)手数料無料
- 空港、MRT駅、街中にあるATMで好きな時に引き出せる(両替所を探す必要なし)
Wiseカードで引き出す方が台湾両替所より交換レートが良い
ワイズデビットカードを使い台湾で現金を引き出し、台湾の銀行の両替レートとワイズの両替レートを比較してみました。
Wiseは複数の通貨を所有できるマルチカレンシー口座の機能があり、色々な通貨を持っている場合、両替に最も有利な通貨をワイズが選んだ上で、自動的に両替してくれます。
日本円から台湾ドルへの両替レートがあまり良くない時だったので、ワイズの口座に所有しているユーロ口座から両替する形になりました。
そのため、ここではユーロを使って比較しています。
検証1回目の結果

ワイズカードを使ってNT$1,000を引き出した時のレートが、1ユーロあたりNT$34.0413。
引き出した時と同日の各台湾銀行のレートを調べたものがこちら↓

銀行名 | 為替レート(€→TWD) |
---|---|
台湾銀行 | NT$33.28 |
玉山銀行 | NT$33.59 |
國泰世華銀行 | NT$33.46 |
兆豐國際商業銀行 | NT$33.32 |
ワイズで引き出した時は1ユーロあたり約NT$34だったので、ワイズの交換レートが最も良かったことがわかります。
検証2回目の結果
台湾滞在最終日に桃園国際空港で引き出してみた結果がこちら。

台湾銀行 | Wise |
---|---|
33.21 | 34.0928 |
それぞれ異なる日に2回引き出しして、いずれもWiseの方が交換レートが良かったという結果になりました。
本当の為替レートと言われるミッドマーケットレートを採用しているWiseは、台湾の両替所よりお得なレートで交換できる。
手数料無料(限度内の場合)
日本でワイズデビットカードを発行した場合、
- 月2回
- 3万円まで
…という条件で手数料無料でATMから現金の引き出しができます。
台湾ドルを引き出す時も、日本円に換算して3万円相当までは手数料無料で引き出し可能です。
両替所を探したり並んだりする必要がない

ワイズデビットカードがあれば、空港の両替所に並ぶ必要はありません。
空港や街中にあるATMで好きな時に引き出すことができるので、本当に便利です。
Wiseカードを使い台湾ATMで台湾ドル現金を引き出す方法【操作方法】
基本的な操作は同じで簡単です。
台湾銀行ATMの場合

上記画像は桃園国際空港ターミナル1にある台湾銀行(Bank of Taiwan)の両替所。
到着ロビーを出て、すぐ右側にある両替所になります。

両替窓口の隣にあるATMを利用してみました。

まずはWiseデビットカードを挿入。

ここでは言語選択ができたので、日本語を選びました。

ATMの表示が日本語に変わりました。
- クレジットカード/国際キャッシュカード
- 台湾銀行の国際キャッシュカードでのお引き出し/キャッシングの暗証番号の変更
…という選択肢があるので、①のクレジットカード/国際キャッシュカードを選びます。

「処理しています。お待ちください。」の表示が出るので、そのまま待ちます。

「暗証番号を入力してください」という表示が出るので、4桁の暗証番号を入力します。
ここで使用する暗証番号はワイズデビットカードをアクティベートする時に設定したものになります。

暗証番号を入力したら、緑の確認ボタンを押します。

ご利用サービス選択画面が表示されます。

「お引き出し」を選択。

口座の種類が表示されます。

「普通預金口座」を選んでください。

「処理しています。お待ちください」の画面が出るので待機。

引き出したい金額を選びます。
「その他の金額」を選択すると、好きな金額を入力することが可能です。

ここではNT$500と入力してみました。


「取引が進行中です」や「現金をご用意しています」と表示されるので待ちます。

こんな感じで現金が引き出せます。

手数料も無料でした。
國泰世華銀行ATMの場合

國泰世華銀行(Cathay United Bank)のATMも手数料無料で引き出しが可能です。

ATMにワイズデビットカードを挿入。

カードの読み取りがはじまるのでそのまま待ちます。

サービスを選択します。
ここでは「外國卡(Foreign Card)」を選んでください。

4桁の暗証番号を入力します。

暗証番号を入力したら、緑のボタンを押します。

Savings Account(普通預金口座)を選択。

引き出したい金額を入力します。
入力が完了したら、画面にある「Next」ボタンを押してください。

ここではNT$1,000と入力してみました。

NT$100のお札が必要かどうか聞かれるので、必要な場合は「是(Yes)」を選択。
1,000ドル札よりも100ドル札がある方が何かと便利なので、NT$100を選ぶことをおすすめします。

取引が進行中の画面が出るので、そのまま待ちます。

現金が引き出せました。
小さい金額のお札がいるか聞いてくれるので、とても便利でした。
手数料がかかるATMがあることに注意
台湾にある全てのATMが手数料無料ではなく、ワイズの制限ルールに関わらず、手数料が必ずかかってくる銀行ATMがあります。
例えば、中國信託銀行(CTBC Bank)。

台湾のセブンイレブンには中國信託銀行(CTBC Bank)のATMがありますが、ワイズカードを使い中國信託銀行のATMで現金を引き出すとNT$100の手数料がかかります。

ATM操作中に手数料に関する情報が提示されるので、手数料がかかることを避けたい場合は途中で取引を中止すればOKです。
手数料がかからない銀行ATM
- 台湾銀行(Bank of Taiwan)
- 國泰世華銀行(Cathay United Bank)
まだ試していない銀行のATMもありますが、上記2つの銀行ATMでは手数料がかかりませんでした。
台湾銀行(Bank of Taiwan)

台湾の空港内にある台湾銀行(Bank of Taiwan)のATM。
色々な場所に設置されているので、台湾到着時にすぐ現金が必要な時に便利です。
國泰世華銀行(Cathay United Bank)

國泰世華銀行(Cathay United Bank)のATMは、台北MRTの駅にほぼ必ずと言っていいほど設置されています。
観光途中にちょっとした現金が必要となった時に、便利なATMです。
簡単に見つけることができるので、両替場所に困ることはないです。
総評:台湾ドルはワイズを使ってATMから引き出すべし!
短期の台湾旅行であれば、日本円で3万円程度の現金があれば十分なケースが多いので、引き出す回数さえ気をつけておけば手数料無料で乗り切ることが可能です。
また、ワイズデビットカードは台湾での買い物にも使え、コンビニなどでタッチ決済やアップルペイとして利用できます。
Wiseデビットカードの発行にはお金がかかりますが、世界で使えるので、その価値は十分あります。

下記の記事はマレーシアのATMで引き出す方法について解説した記事になりますが、基本的にはどこでも流れは一緒で、海外旅行に行くなら1枚持っておくことをおすすめします。
