ミシュランガイド台北で数年に渡りビブグルマンを獲得している双月食品社。
日本人の口によく合う台湾料理を提供する双月食品社は、台北を訪れる日本人に人気のお店です。
この記事では、双月食品社の人気メニュー、注文方法、店舗情報について紹介します。
2024年10月に創始店の青島店が閉店(営業停止)しています。双月の店舗に足を運ぶ時は営業情報を確認するようにしてください。
家庭的な台湾料理を提供する双月食品社
2012年、賴永晟さんが創業した雙月食品社。
イギリス留学から台湾に戻った賴永晟さんが料理好きなお母さんのためにはじめた事業が雙月食品社で、これが同社のはじまりになります。
厳選した食材を用い、母の味を彷彿とさせる家庭的で健康的な優しい味の料理を提供するお店、これが双月食品社の特徴です。
雙月食品社の読み方
雙月の読み方はShuāng yuè(シュアンユエ)。
繁体字の雙月を簡体字にすると双月で、日本語表記は双月食品社になりますが、台湾現地では雙月食品社という文字が使われています。
ミシュラン・ビブグルマン常連店
台北版ミシュランガイドが初めて発表されたのは2018年。
双月食品社は2018年当時からミシュランのビブグルマンを獲得していて、6年連続でビブグルマンに認定されている常連店になります。
開店前から行列ができる?何時に並ぶべき?
行列ができるお店として有名な双月食品社。
行列ができていても、パパッと食事をして出ていくお客さんがほとんどなので、回転率は悪くありません。
あまり並びたくない場合は、開店前に並ぶ方法がありますが、同じように考えるお客さんが多いのか、開店前に行っても並ぶことになるケースが多いです。
双月食品社青島店に17時開店の10分くらい前に行ってみたところ、既に行列ができていましたが、開店時間の少し前からお店の人が注文を取り始めていて、ほとんど待つことなく入店できました。
双月食品社は予約できる?
現在のところ、全店で予約は受け付けていません。
そのため、店内飲食する時はお店で並ぶ必要があります。
LINEアプリで注文&受け取りやUber Eatsには対応
双月食品社のLINEアカウントに友達登録して、アプリ経由で料理を注文&お店で料理を受け取ることは可能です。
また、Uber Eatsにも対応しているので、デリバリーも利用できます。
Klook経由でバウチャーを購入し、お店でQRコードをスキャンして店内飲食したり持ち帰りする方法もありますが、Klookのバウチャーはメニューが固定&利用できる店舗が限定されているので注意してください。
双月食品社のメニュー
嘉義の東石から産地直送する新鮮な牡蠣、日本にも輸出されている台湾の黄金牛蒡を採用するなど、お店で使う食材に強いこだわりを持つ雙月食品社。
「食べて健康になる」がコンセプトになっていて、厳選した台湾の食材を使い時間をかけて作る油飯やチキンスープなどがメニューにあります。
こちらが双月食品社(青島店)のメニュー。
上部はお店の人気メニューになっているので、メニュー選びに迷った時は王冠マークがついている料理から選ぶ形がおすすめです。
おすすめ料理の下は、主食、青菜、滷味、スープや牡蠣料理のメニューで構成されています。
主食メニューには麺線、滷肉飯、意麺があります。
上記画像は香拌意麺。
野菜メニューの青菜。
選択できる野菜には、もやし、キャベツ、青梗菜などがあります。
オンラインで双月のメニューを確認したい場合
雙月食品社公式サイトで確認できます。
公式サイトトップページ→店舗資訊で店舗情報を表示の上、各店舗の「MENU」をクリックすると、店舗ごとのメニューと価格を確認することができます。
店内飲食する時の注文方法
店内飲食と持ち帰りで並ぶ列が異なるので注意してください。もしどちらに並んでよいか分からない時は店員さんに確認してみてください。
欲しいメニューの横に「正」の字で数量を記入して、レジカウンターの店員さんに渡し、支払いを済ませます。
料金を支払うと番号札と注文した料理が記載されたレシートを渡してくれます。
この時にフロアを担当する別の店員さんが「幾位(何名ですか)?」と聞いて、座席に誘導してくれます。
座席で待っていると料理を運んでくれます。
お茶やお箸などはセルフサービスで、レジ近くにあるコーナーから各自持ってくる形になっています。
雙月食品社の人気料理
愛恨椒芝麵(チリゴマ台湾風そば)
双月食品社の看板料理、愛恨椒芝麵(チリゴマ台湾風そば)。
麻醬麵とほぼ同じ麺料理で、ごまペーストのまろやかな風味に花椒の鼻に抜けるピリ辛感がやみつきになる一品です。
愛恨椒芝麵のインスタント商品もあり、双月食品社の店内で購入できるほか、桃園国際空港、台北松山空港、台中空港の免税店でも販売されています。
蛤蜊燉雞腿湯(アサリと鶏もものスープ)
大きな鶏もも肉にアサリやキャベツがたっぷり入った蛤蜊燉雞腿湯。
鶏ガラを長時間煮込んで作ったスープストックにキャベツとアサリを加え、新鮮な鶏もも肉の塊を加えて作られる旨み豊かなスープです。
放し飼いの鶏肉を使っているため、鶏肉には独特の歯応えがあります。
もも肉の旨みとジューシーさを保つため、スープベースと鶏肉の調理を別にして、あえて後入れにしているようですが、ホロホロ感のある鶏肉と期待していると、ややがっかりすることがあるかもしれません。
蛤蜊燉雞腿湯を飲むと、鶏ガラとアサリの旨みに加え、スッと鼻に抜けるような香りを感じることができます。
この正体は九層塔(台湾バジル)。
味のアクセントになっていて、スープに程良い清涼感を与えています。
なお、スープは一人で食べるにはかなり多い分量で、二人で食べてちょうど良いくらいのボリュームになります。
店舗ロケーション
双月食品社には、
- 青島店
- 済南店
- 光復店
- 八徳店
- 大安森林公園店
- 南港店
- 北投店
- 板橋店
- 和碩店
- 基隆店
- 桃園国際空港ターミナル2
…という店舗があります。(2024年6月現在)
旅行者に特に便利な店舗は、青島店や済南店。
どちらの店舗もMRT台北駅から1つ先のMRT善導寺駅の近くにあるお店で駅からのアクセスが良い店舗です。
また、桃園国際空港にも店舗があり、台湾出国前に双月食品社の料理を楽しむことができます。
青島店(*2024年10月営業停止)
住所:台北市中正区青島東路6之2号
MRT善導寺駅2番出口から徒歩5分くらいの距離にお店があり、シェラトングランド台北やホテルレゾナンス台北からもすぐアクセスできます。
青島店は日曜日が定休日になっているので注意してください。
なお、2024年10月9日の報道で青島店が営業停止することが発表されています。
済南店
住所:台北市中正区済南路一段7号
青島店のすぐ近くに位置する済南店。
この2店は徒歩で5分の距離にあります。
MRT善導寺近くのホテルに泊まるなら、徒歩で簡単にアクセスできます。
桃園国際空港ターミナル2店
桃園国際空港ターミナル2の出発フロア4階にも店舗(桃機店)があります。
制限区域内にある店舗なので、出国審査後のエリアにお店が位置しています。
桃機店にはトリュフ入りばんめんなど、オリジナルセットメニューがあり、他の店舗とは異なるメニューになっています。
また、桃機店は朝早くから営業しているところもポイントです。
まとめ
双月食品社は、料理の値段が手頃でコスパの良いお店です。
店内は人が多く、座席が少なめで、忙しい雰囲気があるので、落ち着いて食事できない点がややデメリットですが、料理が提供されるスピードは迅速で、日本人の口に合う料理が多いところがメリットです。
以上、台北の双月食品社についての紹介でした!