「果物の女王」(the Queen of Fruits)の異名を持つマンゴスチン。
甘くてジューシーなマンゴスチンは、様々なトロピカルフルーツのなかで高い人気を誇る果物です。
この記事ではマンゴスチンの食べ頃の見分け方と食べ方、購入する際のポイントについて紹介します。
マンゴスチンとは?
マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンなど東南アジアを中心に、熱帯気候の国で栽培されているマンゴスチン。
マンゴスチンは東南アジアが原生であると考えられている果物です。
果肉の数
マンゴスチンの白い果肉部分。
正確には仮種皮で、果肉の数はマンゴスチンによって異なるものの、1つのマンゴスチンに対し5〜7房程度の果肉が入っているケースが多いです。
果肉の数は果皮の裏側(底)を見ればわかる?
果肉の房の数は、果皮を開けてみればわかるものの、果皮の裏側(底にあたる部分)を見ることでも予測することができます。
マンゴスチンの果皮の底の部分には、花のような形をしたものがあります。
この「花びらの数」が果肉の房の数を示していると言われています。
マンゴスチンはどんな味?美味しい?
マンゴスチンはほかの果物にはない特別な味を持つため、そのテイストを言葉で表現することは非常に難しいものがあるものの、
爽やかで上品な甘みとほのかな酸味を持つジューシーな果物
…であると言えます。
1つ食べるともう1つ手が伸びてしまう…というように、その味に魅了されるフルーツです。
果物の女王のマンゴスチン
上品な味わいを持つマンゴスチンは「果物の女王」として知られています。
一方、「果物の王様」と言われるものがドリアンになります。
マンゴスチンの食べ頃の見分け方
食べ頃の見極め方&見分け方で一番重要なポイントは、手で触った時の感覚。
指のはらで軽く押して柔らかい感触があれば食べ頃です。(果皮を強く押す必要はありません)
見た目に関しては、マンゴスチンの果皮の色味も一つの見極めポイントになります。
未成熟のマンゴスチンの果皮は緑色ですが、次第に赤っぽい紫色、そして完熟すると濃い紫色に変化します。
赤っぽい紫色のマンゴスチンも美味しいですが、濃い紫色のマンゴスチンを選ぶとより濃い甘さのマンゴスチンをいただくことができます。
購入する時のポイント
果皮がカチカチになっているものは熟し過ぎたものになるため、やや柔らかい感触のマンゴスチンを選ぶようにすること。
そして茎の部分が緑色のものの方が収穫してからの時間が短く鮮度が高いため、茎の部分も簡単にチェックすると良いと思います。
ただ、触感をチェックすることの方が重要です。
マンゴスチンの食べ方
マンゴスチンを食べる時は、上記画像の白い点線をつけている方向に沿って開けます。
果皮は手で剥くことができる
マンゴスチンを手で持ち、指のはらを使って押していくだけで簡単に皮を剥くことができます。
この時、あまり力を入れる必要はなく、ギュッギュッと軽く押すだけで大丈夫です。
果皮に「ヒビ」を入れるイメージで一周したら、あとは果皮をオープン。
白い果肉があらわれます。
ナイフを使って食べたい時も手を使う時と同じように、マンゴスチンのヘタに対して水平に切れ目を入れていきます。
食べる時はこのままかぶりついても、スプーンで取り出してもどちらでもお好きな形で大丈夫です。
房のなかに種が入っていますが、大きな種が入っているのは1個か2個くらいで、あとはそのまま食べることができます。
日持ちと保存方法
とても美味しいマンゴスチンですが、ネックとしては非常に傷みやすいということ。
通常、市場や露店などで食べ頃の完熟したマンゴスチンを購入した場合、数日以内(2日間程度)で食べきるようにしています。
痛んだマンゴスチンは変色し香りも異なるので、皮を剥いて開けてみて「腐ってる!」ということがわかります。
また、マンゴスチンは冷蔵や冷凍保存に向く果物ではないので、常温保存にする形になります。
そのため、気温が高い南国では完熟マンゴスチンは早めに食べる…という形になります。
まとめ
南国において、旬の時期に市場に出まわるマンゴスチン。
この時期は「フルーツパラダイス」と呼べるくらい、様々なフルーツが旬をむかえる時期で、果物好きには非常に楽しいシーズンになります。
以上、マンゴスチンについての紹介でした!