「台湾のませぞばをお土産にしたい!」
…こんな時におすすめの麺は曽拌麺(Tseng noodles)。
曽拌麺はアメリカの有名なブロガーによる「世界の美味しいインスタント麺TOP10(2016年)」の格付けにランクインした台湾の汁なしまぜそばです。
私自身、はじめて曽拌麺を食べた時、麺の食感の良さとソースの美味しさにちょっとした衝撃を受けました。
この記事では曽拌麺について紹介します。
台湾の曽拌麺(Tseng noodles)とは?
台湾の有名な芸能人である曽國城さんがプロデュースする麺シリーズの一つです。
美食家で麺好きという曽國城さんと、曾國城さんが率いる開発チームが研究を重ねた上でこだわり抜いて作り上げたもの、それが曽拌麺(曾拌麵)になります。
台湾の伝統的な麺を改良して作られた
曽拌麺シリーズに使われている独特の波打つ形状の麺は、PAMIと呼ばれています。
これは台南発祥の關廟麵(グアンミャオミェン)をベースに改良を加えたもので、PAMIの語源は台湾語で日干しの關廟麵を意味する曬麵の発音に由来します。
アメリカの有名なブロガーに選ばれた実績を持つ
THE RAMEN RATERで2016年世界の美味しいインスタント麺TOP10に選ばれたことから、台湾外でも注目が集まり、現在に至るまで高い人気を誇っています。
曽拌麺はTHE RAMEN RATERのランキングにお馴染みの商品になり、2021年のランキングでは、台湾の美味しいインスタント麺TOP10の7位に選出されています。
曽拌麺(Tseng noodles)は台湾のどこで購入できる?
台湾の一部のスーパー、曾拌麵の公式サイト、PCHomeや蝦皮(Shopee)などのオンラインショップでも購入できますが、台湾を訪れる機会があれば迪化街にある店舗(曽拌麵文創館)に足を運んでみてください。
スーパーの場合、選べるフレーバーが1種類であったり、そもそも曾拌麵を置いてないところもあります。
実店舗に行った方が選べる種類が豊富である上、確実に購入することができます。
迪化街にある曽拌麺拌麵文創館。
台北にある曾拌麵文創館のロケーション
住所:台北市大同区迪化街一段171號
問屋街である迪化街にはMRT北門駅または大橋頭駅からアクセスすることができます。
曽拌麺の店舗は大橋頭駅寄りのロケーションにあります。
大橋頭駅からアクセスした場合、カゴバッグやナイロンバッグで人気の高建桶店を越えたところにあります。
曽拌麺(Tseng noodles)の種類
商品は大きく分けて、
- 曽拌麺
- 曽粉
- 曽煨麵
…という3つのカテゴリーに分けられます。
①の曽拌麺シリーズは、汁なしのまぜそば。
②の曽粉シリーズは、米粉(ビーフン)好きという曾國城さんの奥さんのために開発された米粉シリーズで、曽拌麺シリーズよりも後に市場に登場した商品ラインになります。
③の曾煨麵はスープ麺シリーズです。
曽拌麺シリーズ(まぜそば)
人気高いの曽拌麺シリーズ。
曽拌麺シリーズは、フレーバーにより麺の形状が異なります。
- 香蔥椒麻(幅広麺)
- 麻油椒香(幅広麺)
- 胡麻醬香(細麺)
- 香辣豆撈(細麺)
- 咖哩叻沙(平たい細麺)
香蔥椒麻
ハンスさんの2016年世界の美味しいインスタント麺TOP10に選ばれた香蔥椒麻。
曽拌麺シリーズのなかで、一番おすすめの商品です。
麻油椒香
四川風味の麻油椒香。
胡麻醬香
ごま味の胡麻醬香。
細麺が使われているものはQ細麺という表記が目印になります。
香辣豆撈
豆板醤フレーバーの香辣豆撈。
こちらも細麺です。
曽粉シリーズ(ビーフン)
ビーフンシリーズである、曽粉の商品バリエーションは以下の通り。
- 紅蔥肉燥
- 香菇肉燥
- 麻辣肉燥
- 海味叻沙
紅蔥肉燥
エシャロットを使った紅蔥肉燥。
海味叻沙
海味叻沙(シーフードラクサ)。
ラクサは東南アジアのグルメとして知られているので、台湾ブランドの麺商品としてはややユニークです。
曽拌麺シリーズの商品ではありませんが、ラクサのインスタント麺商品としては、シンガポールのプリマテイストが人気です。
曽煨麵シリーズ(スープ麺)
煮込み麺の曽煨麵シリーズには、
- 哩湯麵
- 辣蝦湯麵
- 豚骨湯麵
…という商品があります。
咖哩湯麵はカレーラクサで、曽拌麺シリーズの咖哩叻沙と並び新商品として登場したものになります。
曽拌麺(ばんめん)の作り方
ここからは香蔥椒麻の作り方について紹介します。
個装になったパッケージの中に乾麺とソースがセットされています。
中身はこんな感じです。
オレンジ色のソースは椒麻油包、黒いソースは香蔥醬包です。
辛いものがあまり得意でない方は、チリオイルや花椒油が入っている椒麻油包の量を調整して入れてみてください。
調理方法
パッケージに記載されている調理方法は以下の通りです。
- お鍋に800mlの水を入れて沸騰させ、約8グラムの塩を入れる
- 沸騰した湯の中に麺を入れ、ほぐす
- 中火から強火で5〜6分ほど好みの硬さになるまで茹でて、湯切りする
- 先にソースを器に入れ、後から麺を加えて混ぜる
- お好みで半熟卵、ネギ、にんにくを加えても良し
こちらが完成したものです。
ソースに麺を加えると麺がツヤツヤになり、ソースの良い香りが立ちのぼってきて、食べる前から「美味しそう!!」と食欲が増します。
麺がねじれていますが、このねじれ感とちぢれ具合が絶妙で、ソースがよく絡まります。
絶妙な食感
茹で上がった麺をよく見てみると、麺の厚みが均一ではなく、厚いところと薄いところがあることに気づきます。
麺が厚いところに歯ごたえを感じ、薄いところにソースがよく染み込むという、そんな細かいところまで計算&工夫されて作られた麺は最高に美味しいです。
まとめ:曽拌麺のばんめんはやみつきになる美味しさがある
曽拌麺(香蔥椒麻)を食べてみると、独特のコシや麺のツルツル感、ちぢれ具合、そしてソースの香りの高さにハマる人が多いと思います。
麺好きな方は、ぜひ試してみてください。