50嵐やCoCoをはじめ、数多くのドリンクスタンドがある台湾。
そのなかでも美味しい水果茶(フルーツティー)を提供するお店と言えば一芳(イーファン)。
2017年12月22日には東京の浅草に一号店が開店し、日本進出も果たしています。
この記事では台湾の一芳について紹介します。
目次
台湾の一芳(イーファン)
台湾に多くの店舗を有する一芳(イーファン)。
一芳(イーファン)の店舗はおしゃれな屋台のような、レトロとモダンが融合したような雰囲気になっています。
台湾で初めて一芳(イーファン)を目にした時は「何のお店だろう?」と非常に気になったことを覚えています。
一芳(イーファン)の由来
一芳(イーファン)のウェブサイトを見てみると、お店の名前の由来について説明があります。
一芳(イーファン)のオーナーである陳さんのおばあさんが、台湾における日本統治時代に、学校の先生から「Yoshiko」という名前で呼ばれていたことから、それにちなんで「芳」という文字がお店の名前の一部になりました。
おばあちゃんの秘伝の味を再現
オーナーのおばあさんはパイナップル農家にお嫁に行き、熟しすぎたパイナップルで天然のジャムやジュースを作っていました。
そんな昔ながらの秘伝レシピの再現を試み、使用する食材は全て台湾製にする、果汁は加えないなど、とことん品質にこだわって作られたジュースを一芳(イーファン)で飲むことができます。
実際に、素材の良さや自然の甘さを感じることができ、一芳(イーファン)のジュースは美味しいと感じています。
一芳(イーファン)の看板メニューは水果茶
一芳(イーファン)の看板メニューとなっているものが水果茶。
水果茶はたくさんのフレッシュな果物が入っているフルーツティーで、中国語でshuǐguǒ chá(シュエイグオチャー)と呼ばれています。
水果茶は台湾でとてもポピュラーな飲み物であることから、カフェでも提供されていることが多いドリンクですが、一芳(イーファン)のようなドリンクスタンドで注文して飲む方が安くて手軽です。
また、一芳(イーファン)の水果茶はナチュラル&フレッシュで美味しいです。
一芳(イーファン)のメニューに看板商品である水果茶が載っています。
一芳(イーファン)のメニュー表。
冬季限定の飲み物もあります。
パイナップルと緑茶の組み合わせである金鑽鳳梨綠。
日本にはあまりないような組み合わせのドリンクが色々あるので、気になったものを注文してみてください。
ただ、はじめて一芳を利用する場合は、水果茶がおすすめです。
注文方法
注文方法や流れは大抵どこのドリンクスタンドでも応用できるので、覚えておくと便利です。
一連の流れは下記の通りです。(冷たい飲み物を注文する場合の流れです。)
- 欲しい商品名を伝える
- サイズを指定
- 甘みと氷の量をカスタマイズ
①商品名を伝える
発音が難しい単語がある場合は、メニュー表を指差すことで十分伝わります。
「私は〜が欲しい」・「〜をください」という意味の、「我要(wǒ yào/ウォ ヤオ)〜」と言って商品名を指差せば大丈夫です。
②サイズを指定
- Mサイズ:中杯(zhōng bēi / ジョンベイ)
- Lサイズ:大杯(dà bēi / ダーベイ)
一芳ではこの2サイズのみとなっていますが、ほかのジューススタンドではSサイズが設定されていることもあります。
その場合は小杯(xiǎo bēi/シャオベイ)となります。
③甘みと氷の量をカスタマイズ
サイズを指定した後は、甘みと氷の量のカスタマイズについて聞かれます。
これもお決まりのフレーズがあります。
「甜度冰塊?」(tián dù bīng kuài / ティエンドゥービンクァイ)
このように聞かれたら、メニュー表を参考にして、自分の好きな甘さと氷の量を指定します。
糖分のカスタマイズ
甘みについては、下記の中から選択が可能です。
- 全糖
- 少糖
- 半糖
- 微糖
- 微微糖
- 無糖
「全糖」はお店のデフォルトレシピの甘さのままという意味です。
「少糖」は「全糖」と比較して、糖度が70%、「半糖」は糖度が50%などと、全糖から微微糖に行くほど甘みが少なくなり、無糖は甘みゼロになります。
「少糖」という文字だけ見ると、砂糖が少なそうと思ってしまいがちですが、実は「半糖」よりも糖分が高くなっています。
酸味の強い果物が使われたジュースなどは甘みを控えめにしすぎると「酸っぱすぎる!」となってしまうことがあるので、注意が必要です。
氷の量のカスタマイズ
次に氷について見ていきましょう。氷については、下記の中から選択することができます。
- 正常
- 少冰
- 微冰
- 去冰
「正常」は糖分の「全糖」のように、お店のデフォルトレシピの氷の分量のままという意味です。
氷を少なめにしたい時は、「少冰」または「微冰」、氷なしの場合は「去冰」を指定します。
困った時はお店のメニュー表を使って指差しすれば大丈夫です。
このメニュー表では、上の部分に記載されているものが氷の量のカスタマイズについて、下の部分に記載されているものが糖分のカスタマイズになっています。
私は甘過ぎたり冷た過ぎる飲み物が苦手なので、「半糖・少冰」で注文することが多いです。
こちらは水果茶のMサイズを半糖・少冰で注文したものです。
注文内容が記載されたステッカーが容器に貼られています。
飲み物の種類によっては、甘さのカスタマイズができないもの、アイスでしか提供できないものがありますが、きちんとメニュー表に記載されています。
ホットで注文をしたい場合には「熱的」です。「冰的」は冷たいドリンク類になります。
ちなみに、温かい飲み物も温度の調節(カスタマイズ)が可能です。
飲み物の受け取りの際は・・・
一芳(イーファン)では注文をして代金を支払うと、番号が記載された紙(引換券)を渡されます。
お店の近くに電光掲示板があり、注文したドリンクが準備されたら番号で呼び出すシステムになっています。
自分の番号が電光掲示板に表示されたら、引換券をお店の方に渡してドリンクを受け取ります。
持ち帰り用のビニール袋は有料
以前は無料で提供されていた持ち帰り用のビニール袋。
法改正により2018年1月から有料となっています。
有料化されてからは、通常は自分から要求しない限りお店の方が「持ち帰りの袋はいりますか?」と聞いてくることはないと思いますが、念のためフレーズを紹介します。
「袋はいりますか?」は、以下のような形で聞かれることが多いです。
- 「需要袋子嗎(xūyào dàizi ma / シューヤオ ダイズ マ)?」
- 「要袋子嗎(yào dàizi ma / ヤオ ダイズ マ)?」
質問に対する答えは、以下の通りです。
- 必要な場合:「好的、謝謝(hǎo de, xièxiè / ハオダ シィエシィエ)」または「要(yào/ヤオ)」
- 必要ではない場合:「不用 (búyòng / ブーヨン)」
「要(ヤオ)」の反対で「不要(ブーヤオ)」と言っても通じますが、「不用」の方が丁寧です。
一芳(イーファン)の店舗情報
以前はすごい勢いで店舗数が増えていたものの、現在は数年前と比較して店舗数が減っています。
最新の情報はお店のウェブサイトで確認してみてください。
まとめ
中国、香港、日本、そしてロンドンをはじめとするヨーロッパ、アメリカや東南アジアにも進出を果たしている一芳。
日本でも利用できることになった一芳(イーファン)ですが、ぜひ一芳(イーファン)の本場である台湾で美味しいドリンクを試してみてください。
以上、芳(イーファン)についての紹介でした!
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