世界最大の花として知られるラフレシア。
マレーシアのサバ州はラフレシアを見ることができるスポットとして有名です。
この記事ではコタキナバル近郊で見るラフレシア見学スポットについて紹介します。
ラフレシアとは?
東南アジアに分布するラフレシア。
ラフレシア科ラフレシア属の植物になります。
英語ではRafflesiaと表記します。
ラフレシアの特徴
ラフレシアには葉や茎、または根がなく、他の植物に寄生して育つ全寄生植物です。
ただ、どの植物にも寄生するわけではなく、特定のつる植物のみに寄生すると言われています。
開花時期(シーズン)はある?
特に決まっていません。
そのため「この時期だったら開花したラフレシアが見れる!」というものはありません。
開花期間(日数)
ラフレシアの開花期間は5日〜7日程度。
花が咲くまでに時間がかかるものの、一旦開花したら1週間程度しか花が咲いた状態を維持できないため、花を見ることができるのは希少だと言われています。
マレーシアのラフレシア
ボルネオ島にもマレー半島にも分布
マレーシアでラフレシアと言うと、ボルネオ島のイメージがありますが、実際にはマレー半島にある熱帯雨林の中でも見ることができます。
ただ、サバ州に行くと開花したラフレシアに遭遇するチャンスが高く、私自身もサバを訪問する度にラフレシアを見てます。
紙幣のデザインに採用されている
ラフレシアはマレーシアのRM10紙幣のデザインに採用されています。
サバ州コタキナバルのどこでラフレシアを見ることができる?
キナバル自然公園内や周辺に、多くのラフレシア鑑賞スポットがあります。
また、コタキナバル市内中心部から車で1時間半の場所にあるTambunanにRafflesia Information Centreがあります。
アクセス手段について
キナバル自然公園はコタキナバル市内中心部から車で2時間30分程度の場所にあるので、車が必要になります。
家族や友人と一緒に大人数のグループで旅行する場合は、コタキナバル市内・郊外 貸切チャーターを利用して、キナバル山周辺の観光と一緒にまわる形がおすすめです。
また、クンダサンやラナウなどキナバル自然公園方面を巡るオプショナルツアーのなかに、ラフレシアの見学が含まれていることがありますが、花が見れるかどうかは開花のタイミングによるので、詳細はツアー開催元に確認してみてください。
どこでラフレシアが見れるかどうかは、滞在するホテルのコンシェルジュに聞いてみたり、ホテルにツアーデスクがある場合は相談してみても良いと思います。
Adenna Rafflesia Gardenで見るラフレシア
今回ラフレシアを見た場所はポーリン温泉の近くにあるAdenna Rafflesia Garden。
訪問時、2つのラフレシアが開花しているという情報がチケットカウンターの前に出ていましたが、実際には3つのラフレシアを見ることができました。
ラフレシア=世界一大きな花と言われていますが、ラフレシアには数十種あり、種によって小ぶりなものもあり、「想像より小さいな…」と感じるラフレシアもあります。
上記画像のラフレシアはRafflesia Keithii(ラフレシアケイティ)。
ラフレシアは臭いと言われていますが、実際に独特な匂いを発しています。
開花前のラフレシアの蕾。
蕾だと知らないと、「大きなキノコだな」と勘違いしてしまう見た目をしています。
Adenna Rafflesia Gardenにはラフレシアに関する様々な展示物があります。
種によって花の大きさや見た目が異なります。
こちらはラフレシアケイティ。
種子から開花するまでのプロセスに関する説明。
種が発芽して蕾になり開花、受粉が成功した場合は種ができるというサイクルになります。
ラフレシアの花が枯れた後は真っ黒な状態になります。
Adenna Rafflesia Gardenの敷地内では、ラフレシア以外にも様々な植物を見学することができます。
カカオ。
マンゴスチン。
熟する前の状態のマンゴスチンになります。
筍。
Adenna Rafflesia Gardenの入場料
外国人はRM30、マレーシア人はRM20になっています。(2024年8月時点)
まとめ
開花したラフレシアを見ることができるかどうかはタイミング次第ですが、ボルネオ島に遊びに来たら見るチャンスがゼロではないので、ラフレシアが咲いていないかチェックしてみる形がおすすめです。
以上、マレーシアで見るラフレシアについての紹介でした!