マレーシアに遊びに行くことになった!
そんな時に、
「何を持っていけばいいの?」
「持っていく方が良いものってあるの?」
…と迷うことがあるかもしれません。
この記事ではマレーシア旅行に持っていくべき持ち物について紹介します。
マレーシア旅行の持ち物チェックリスト(一覧表)
(*はオプションです。ケースバイケースで必要であったり、持っていくと便利なアイテムになります。)
マレーシア旅行と言っても、ビーチで過ごすのか、ジャングルなど森林地帯に遊びに行くのかなど、観光スケジュールにより、持っていくべきものが多少変わってきますが、以下に基本的な持ち物のポイントについて紹介します。
マレーシア旅行の持ち物【絶対必要なもの編】
パスポート&Eチケット
マレーシアに入国するには、入国日から6ヶ月以上のパスポート残存有効期間があることが必要です。
そのため、マレーシア出発前に、お手持ちのパスポートの残存期間をチェックすることを忘れないようにしてください。
Eチケットは、チェックインカウンターやイミグレーションで何か聞かれた時に取り出しやすいように、印刷したり、スマホのわかりやすいところに保存しておくことをおすすめします。
利用する航空会社のスマホアプリを利用すれば、Eチケットの管理やオンラインチェックインの手続きが簡単にできるので、基本的にはアプリでの管理をおすすめします。
マレーシアデジタルアライバルカード
2024年1月1日より、マレーシアに入国する全ての外国籍旅客*に対し、デジタル入国カード(MDAC/マレーシアデジタルアライバルカード)の提出が義務づけられています。
*マレーシアのPR(永住権)保有者や長期滞在ビザ保有者等は免除されます。
マレーシア到着3日前から登録可能なので、マレーシア入国前に手続きをしてください。(マレーシア出発前に航空会社のチェックインカウンターでも聞かれると思いますが、忘れないようにしてください)
MDACはJabatan Imigresen Malaysiaの専用サイトから手続きできます。
URL:https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main
Registerのボタンをクリック。
個人情報を入力します。
- Name: 氏名をパスポート記載通りに記入
- Passport No.:パスポート番号
- Nationality:国籍(日本ならJAPAN)
- Date of Birth:生年月日を(日/月/年)で入力
- Date of Passport Expiry:パスポート有効期限を(日/月/年)で入力
- Email Address:Eメールアドレス(Confirm Email Addressは確認用に再入力)
- County/Region Code:国番号(日本なら81)Confirmに同じように入力
- Mobile No.:携帯番号
- Date of Arrival:マレーシア入国日
- Mode of Travel:旅行形態(飛行機ならAIRを選択)
- Date of Departure:マレーシア出国日
- Last Port of Embarkation before Malaysia:マレーシア入国前の出発地
- Flight/Vessel/Transportation No.:(飛行機の場合)フライト番号
- Accommodation of Stay:マレーシアでの滞在場所(ホテルの場合はHOTELを選択)
- Address(in Malaysia):マレーシア滞在先の住所
- State:州(日本の場合、都道府県)
- City:市
- Postcode:郵便番号
必要事項を入力したら、Submitボタンを押してデータを送信してください。
クレジットカード
ホテルにチェックインする時にデポジットとして使ったり、現地でお金を引き出したい時にキャッシングしたり、海外で便利な使い方ができるクレジットカード。
普段、クレジットカードを使っていない場合は、
…を旅行前に確認することを忘れないようにしてください。
どのカードブランドがおすすめ?
大抵どこでも使えるという観点から、VISAまたはMastercardがおすすめです。
アメックスやJCBは一部使えないところがあるので、無難なブランドとしてはVISAやMastercardになります。
エポスカードは、マルイなどにあるエポスカードセンターで即日発行&店頭受け取りできるため、急ぎでカードが必要な時に便利です。
また、海外旅行中に空港ラウンジが使いたい場合は、ラウンジ利用できるクレジットカードを選ぶことも一案です。
例えば、楽天プレミアムカードは、プライオリティーパスの発行が無料です。
現金と両替
日本円からマレーシアリンギットへの両替は、マレーシアに到着してから現地で行う形がおすすめです。(レートが悪い日本での両替はおすすめしません)
おすすめの両替場所は街中にある両替商ですが、マレーシアに到着してすぐに両替したい場合は空港の両替所が利用できます。
Wiseアプリ+Wiseデビットカード
マレーシア旅行だけではなく海外旅行全般で活躍するWise。
Wiseで口座を開設の上、リンギット口座を作り資金をチャージ、さらにWiseのデビットカードを持っていれば、マレーシアで手数料無料でリンギットベースでデビット支払いしたり、ATMからリンギットを引き出すことが可能です。
マレーシア旅行に関わらず、海外旅行するなら使わないと損!というお得なものがWiseです。
海外旅行傷害保険
万一に備えて、旅行前に必ず海外旅行傷害保険に加入するようにしてください。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、どんな条件で何がどこまで補償されているのかしっかり確認することが重要です。
カードの種類やステータスにもよりますが、補償内容が十分ではないケースが多いので、海外旅行傷害保険を別途購入する形がおすすめです。
緊急時は気が動転してパニック状態になることも考えられるので、海外旅行傷害保険加入後は、緊急連絡先(ホットライン)の確認と、スマホに番号登録をしておくと、困った時に役立ちます。
マレーシア旅行の持ち物【デジタルグッズ&アプリ編】
変換プラグ&変圧器
マレーシアで使われている主要なプラグは3ピンのBFタイプで、コンセントの形状は3つ穴になります。
日本のコンセントの形状はAタイプであるため、日本のコンセント用に作られた製品をマレーシアで使用する場合、変換プラグが必要になります。
BFだけの変換プラグを持っていく形も良いですが、色々な国に旅行する機会がある場合は、各国のコンセントに対応できるマルチプラグを購入する方が長い目で見た時に便利です。
日本の電圧にのみ対応した電化製品を使う時は変圧器が必要
日本の電圧が100Vであることに対し、マレーシアの電圧は230Vになります。
電圧100Vの日本製品をマレーシアで使用する時は、変圧器が必要です。
日本で販売されている電化製品であっても、100〜240Vの電圧に対応したユニバーサル仕様の商品があり、ユニバーサル仕様の電化製品を使う場合は変圧器は不要です。
お使いの製品の対応電圧を調べた上で、変圧器が必要なのか変換プラグだけで良いのか確認してください。
マレーシアのホテルにはユニバーサルコンセントがあることも
マレーシアのホテルには、どのプラグの形状にも対応したユニバーサルデザインのコンセントが設置されているケースが多く、この場合、マレーシアの電圧に対応した電化製品であれば、日本のコンセントをそのまま差して使うことが可能です。
つまり、日本で購入したユニバーサル仕様の電化製品を、変換プラグなしで使うことができます。
新しいホテルはユニーバーサルコンセント対応をしているケースが多いものの、古いホテルはローカル仕様という場合もあるので、いざという時のためにも、変換プラグは旅行に持って行くことをおすすめします。
モバイルバッテリー
外出先で充電が必要になった時に便利なモバイルバッテリー。
どんなデバイスをどれだけ充電したいのかにより、選ぶべき容量が異なりますが、海外旅行におすすめのモバイルバッテリーの容量は10,000mAhです。
仕事で使うパソコンやタブレットなど多くのデバイスを充電するのであれば、20,000mAhくらいの容量があっても良いと思いますが、20,000mAhのモバイルバッテリーは重量が重たいものが多いので、旅行中に持ち歩くことを考慮すると10,000mAhが一番使いやすいと感じています。
モバイルバッテリーは、機内預け入れ荷物にすることができないので、パッキングする時に注意が必要です。
また、ワット時定格量(Wh)が160Wh<43,243mAh>を超えるモバイルバッテリーは、機内手荷物として持ち込みができません。
160Wh以下の場合は、機内に手荷物として持ち込みが可能です。
機内に持ち込めるもの&持ち込めないもの、預け入れないものなどの詳細は、利用予定の空港や航空会社のウェブサイトで確認してください。
ラゲッジスケール
旅先でお土産を買い過ぎて、チェックインカウンターで荷物の重量オーバーが心配になることがあるかもしれません。
そんな時に便利なアイテムがラゲッジスケール。
スーツケースの中に入れておいても、気にならないくらいの大きさなので、1つ持っておくといざという時に役立ちます。
特に重量制限が厳しいLCCを利用する場合は、ラゲッジスケールを旅先に持っていくことをおすすめします。
SIMカード
マレーシアで使えるプリペイドSIMカードは、マレーシア到着時に空港で購入する形がおすすめです。
Celcom、Digi、Tune Talkは、旅行前に事前手配し、現地空港(主にクアラルンプール国際空港)で受け取ることができます。
ただ、マレーシア到着時間が深夜など、空港のお店が閉まっているようなケースで、データ通信面が不安な場合は、あらかじめ日本でプリペイドSIMを購入しておくと何かあった時に安心です。
Grabなどのアプリ
車がないと不便なことが多いマレーシア。
マレーシア旅行には配車アプリのGrabをダウンロードして活用することをおすすめします。
また、現地でオプショナルツアーに参加する場合は、ガイドさんとWhatsAppでやりとりすることが多いと思うので、トークアプリもダウンロードすると良いかもしれません。
おすすめのアプリ情報こちら
日本で事前購入できるデジタルチケット
クアラルンプール観光に役立つデジタルチケット(切符)には、日本にいながら事前予約&事前購入できるものがあります。
例えば、
…です。
KLIAエクスプレスはクアラルンプール国際空港とKLセントラル駅間を繋ぐ空港線の電車になります。
Hop-on Hop-offは、クアラルンプールの主要な観光スポットを網羅した乗り降り自由の観光バスになります。
どちらも、クララルンプール観光に便利な乗り物です。
Touch ’n Go
マレーシア旅行のリピーターでTouch ’n Goを持っている場合、公共交通機関を利用する予定があれば、カードを持って行くことを忘れないようにしてください。
1年以上利用がないと休眠カードになってしまうので、この点に注意してください。
初めてのマレーシア旅行で、タッチアンドゴーカードを持っていない場合、到着空港がクアラルンプールの場合は、KKdayで予約手配しておくと空港で受け取りが可能です。
タッチアンドゴーとプリペイドSIMがセットになった商品で、旅行者に人に便利です。
タッチアンドーゴーには有効期限があるので、マレーシアを何度も訪れる予定がない場合は、KLIAエクスプレスの片道または往復切符と、LRT、MRT、モノレールが連続2日間乗り放題になったKLトラベルパスの利用も便利です。
QRコード決済できるeWalletアプリ
QRコード決済が一般的なマレーシアでは、キャッシュレスで買い物できるeWalletアプリがあると便利です。
一般的にはタッチアンドゴーeWalletが便利ですが、旅行者にはやや使いにくい面があるため、そんな時は旅行者用に作られたMY TouristsPay Appの利用が便利です。
MY TouristPay Appでは、マレーシア以外で発行されたクレジットカード/デビットカードでアプリに登録でき、マレーシアでQRコード決済できます。
マレーシア旅行の持ち物【身の回りグッズ編】
長袖(羽織ることができるもの)
常夏の国のマレーシアですが、乗り物や建物のなかはエアコンで冷えていることが多いので、羽織ることができるものを一枚持っていくことをおすすめします。
ただ、すごく厚手のものは必要なく、日本の春先に着るような薄手のジャケットがあれば十分です。
冷え性の人は、1枚上着を持っていくと安心です。
長ズボン
熱帯雨林に行くなど、アドベンチャー系のアクティビティをする時は、デング熱予防の意味も含め、長ズボンを持っていく方がベターです。
また、男性の場合、普段は半ズボンのようなラフな服装で過ごす形で問題ありませんが、モスクを訪問する時は肌が露出しないように長ズボンの着用が必要になるので、モスク訪問を予定している場合は長ズボンの持参を推奨します。
サンダル
普段のフットウェアとしては、サンダルがおすすめです。
ローカルの人はビーチサンダルを履いていることが多く、マレーシア滞在中は、ビーチサンダルで過ごす方が快適です。
マレーシア現地で購入するなら、おすすめのお店はFipper。
すごく安くて、履き心地の良いビーチサンダルを買うことができます。
常備薬
マレーシア旅行中、旅行者の人が体調を崩しやすいシチュエーションとしては、
…というケースです。
念のため、普段使っている常備薬を持っていくことをおすすめします。
マレーシアは辛い食べ物が多いので、胃腸が弱い人はお腹を下すケースが少なくなく、整腸剤や下痢止めを持っていく方が安心です。
ただ、症状が酷い場合は、自己判断して市販の薬を飲むよりも、現地で医師の診察を受ける方が確実なので、こういう時のためにも海外旅行障害保険に加入しておくと安心です。
日焼け止め
日差しが強い日中に屋外を歩きまわる観光スケジュールの場合、かなり日焼けします。
肌が弱い人や日焼けをしたくない人は、日焼け止めを塗って、肌をしっかりガードしてください。
虫除けスプレー
蚊が多い野外に行く機会がある時は、デング熱対策として、虫除けスプレーを持っていくことを推奨します。
虫除けスプレーはマレーシアのドラッグストアで購入できるので、現地で調達する形も○です。
折りたたみ傘
マレーシアでは、夕方になると急に天気が崩れて、激しく雨が降り出すことが非常によくあります。
スコールが多いので、外出先での急な雨に備えて、軽量な折りたたみ傘があると役立ちます。
ポケットティッシュ&ウェットティッシュ
ポケットティッシュは絶対に必要です。
公衆トイレにトイレットペーパーがないことが普通なので、旅行中は常にバッグのなかに入れておくことをおすすめします。
また、屋台街で食事をする時は、フォークやスプーン、お箸をティッシュでふいてから食べる形が定番なので、ホーカーセンターやコピティアムに行く時はティッシュを持っていく方が良いです。(必ずしも汚い!というわけではないものの、現地の人が行なっている慣習です。)
ウェットティッシュはあってもなくても大丈夫ですが、1つあると便利です。
マレーシア旅行の持ち物【マリンアクティビティ編】
水着
マレーシアのホテルには、プールがあるところが非常に多いので、ビーチに行く予定がない場合でも、水着を持っていくとリゾート感を堪能することができます。
ラッシュガードやスイムレギンス
ビーチで過ごす予定があり、日焼けしたくない場合は、SPF強めの日焼け止め+ラッシュガード+スイムレギンス(トレンカ)で肌を守るようにしてください。
上半身のラッシュガードだけで、スイムレギンスを履かずにシュノーケリングした時に、足裏一面が日焼けで水ぶくれになった経験があり、その時大変辛い思いをしたので、肌が弱い人は全身を日差しから守る対策をとることを推奨します。
また、マリン関係のアイテムは、デカトロンで安く購入できるので、デカトロンで揃える形もおすすめです。(マレーシアには色々な場所にデカトロンのお店があります)
まとめ
熱帯雨林気候に属するマレーシアは、一年を通して暑い常夏の国であることから、寒い国に行く時のように防寒具などの洋服で荷物がかさばる…ということがなく、パッキングの面で非常に楽です。
また、首都のクアラルンプールであれば、ショッピングモールが充実していて、買い物に困ることはないので、必要最低限のものだけスーツケースに入れて、あとは現地で調達する形でも大丈夫です。
以上、マレーシア旅行の持ち物についての紹介でした!