マレーシアに旅行する予定を立てたり、留学や在住することになった時に、
マレーシアのコンセントやプラグってどんな形?電圧は?
…など、色々な疑問が湧いてくることがあると思います。
この記事では、マレーシアのコンセントとプラグの形状と、マレーシア旅行に必要な変換プラグ、生活の中で便利な電源タップについて紹介します。
マレーシアで使われているプラグの形状
マレーシアで使われているプラグの形状は、
- BFタイプ(Gタイプ)
- Cタイプ
…の2つで、主流はBFタイプになります。
BF(G)タイプのプラグ
マレーシアのほか、イギリスやシンガポールなどで使われている、3ピンのBFタイプ。
水平になっている2つのピンに対して、残りの1つのピンが垂直に配置されている形状が特徴で、これがアース用になっています。
BFタイプのプラグは、大きくゴツゴツしていてかさばるものの、感電予防の面で安全と言われています。
実際に、マレーシアで生活していて、コンセントから火花を見たことはなく、BFタイプは安全だと感じています。
Cタイプのプラグ
BFタイプと比較すると、数はかなり少なめですが、2ピンのCタイプもマレーシアで使われています。
ただ、消費電力の大きい家電(冷蔵庫や洗濯機)には、安全面からBFタイプのプラグが使われていることが一般的です。
マレーシアのコンセントの形状と電圧
マレーシアのコンセントは、BFタイプに適した3つ穴になっています。
電圧は230V、周波数は50Hzになります。
スイッチをオンにすることを忘れずに!
マレーシアのコンセントに、電化製品のプラグを差し込んでみたものの、「使えない!」という時は、スイッチがオンになっているか確認してみてください。
各コンセントの上部に小さなスイッチがあり、これをオンにすることで電流が流れるようになっています。
タイプCプラグの電化製品を使いたい時
マレーシア在住の人で、Cタイプのプラグが使われた家電を持っている場合、
2つ穴のCタイプを3つ穴のコンセントに入れて使うことはできる?
…こんな疑問を持つことがあるかもしれません。
結論から言うと可能です。
ただ、この場合、スクリュードライバーやペンなどの細長いものを使って、一番上の穴を押しつつ、下の2つの穴にプラグを入れ込むという荒技を使うので、安全性の面から推奨しません。
このようなシチュエーションで活用されているものが、2ピンアダプタのPlug Key(プラグキー)。
アース用のピンがついているアダプタになります。
Plug Key(プラグキー)を3ピンのコンセントにはめることで、Cタイプのプラグが使われた電化製品が簡単に使えるようになります。
マレーシアで日本の電化製品は使える?変圧器は必要?
お使いの電化製品の仕様(電圧)によって、準備すべきものが異なり、変圧器が必要な場合と不要な場合があります。
日本の電圧に対応した製品を使う時
日本の電圧(100V)に対応した製品をマレーシアで使う時は、
- 変圧器
- 変換プラグ
…が必要になります。
変圧器のなかには、変換プラグをセットにして販売している商品が多いので、この場合は変圧器を1セット購入すれば事足ります。
マレーシアの電圧に対応した製品を使う時
世界の電圧に対応したユニバーサル仕様の電化製品を使う時は、変換プラグがあれば、変圧器なしでマレーシアで使えます。
私は日本で購入した電動ブラシや炊飯器、MacBook Proなどのパソコン関連の電化製品を使っていますが、どれも240Vまで対応しているため、変換プラグだけで問題なく使用できています。
ヘアドライヤーについて
女性の場合、
日本で購入したこだわりのヘアドライヤーをマレーシアで使いたい
…こんな風に思うことがあるかもしれません。
これまで、
- 日本の電圧に対応したヘアドライヤーを変圧器を使って使用
- 日本と海外両用のヘアドライヤーを使用
- マレーシア現地生産のヘアドライヤーを使用
…の3パターンを試してみたことがありますが、一番安全だと感じたのは③。
①はドライヤーへの負担が大きいと感じ、故障の原因になったり、変圧器の質によりケースバイケースで危ないこともあると感じました。
②については、使用する場所によって電圧(100-120Vまたは200-240V)を切り替えることができるパナソニックのナノイーを長年使っていて、①と②の比較で言うと、海外でヘアドライヤーを使う時は②の方が断然おすすめです。
【旅行者向け】マレーシアにはどの変換プラグを持っていく?
マレーシア旅行に持っていくべき変換プラグは、BFタイプになります。
ただ、マレーシアだけでなく、今後ほかの国にも行く予定がある場合は、どの国でも使えるマルチプラグを持っている方が断然便利です。
ユニバーサルコンセントがあるホテルも増えてきている
新しいホテルでは、どの形状のコンセントもそのまま差し込むことができるユニバーサル仕様のコンセントになっていることが多く、例えば、マレーシアの電圧に対応した日本製品(ユニバーサル電化製品)を持っている場合はそのままコンセントにさして使うことができます。
上記画像は、日本のプラグ(Aタイプ)を、マレーシアのホテルにあるユニバーサルコンセントに差し込もうとしているところです。
Aタイプのプラグがそのまま入ります。
この場合、変換プラグは不要になります。
ただし、全てのホテルがユニバーサルコンセントを採用しているわけではなく、従来のBFタイプのコンセントしかないケースもあるので、ホテルに泊まる時は変換アダプタ(変換プラグ)を持っていく方が安心です。
また、ユニバーサル仕様のコンセントを使う時は、お使いの電化製品の対応電圧を確認することを忘れないようにしてください。
ホテルによっては、ユニバーサルコンセントに加え、USB充電ポートがあるところも増えてきているので、iPhoneなどはケーブルがあればそのまま充電可能です。
【在住者向け】家にあると便利なユニバーサル電源タップ
マレーシアに在住している場合、BFタイプとCタイプのプラグを使ったり、日本で購入したAタイプのプラグを持つ家電を使うことがあると思います。
こんな時に便利なアイテムは、ユニバーサル仕様の電源タップ。
ユニバーサルコンセントが複数ついているため、どのタイプのプラグにも対応していて、電圧の問題さえクリアになっていれば、そのまま使うことができます。
USBポートがついた電源タップはデスク周りで便利です。
まとめ
変圧器は重たいものが多いので、海外旅行に持っていく時に荷物に感じるアイテムになります。
そのため、海外旅行することが多い場合は、ユニバーサル仕様の電化製品を使い、交換プラグだけで対応できるようにする形が一番おすすめです。
変換プラグについては、旅行先のコンセントに対応したものを個別に持っていくよりも、マルチプラグを購入して、海外旅行に持っていく方が便利です。
以上、マレーシアのコンセント&プラグについての紹介でした!