THE RAMEN RATERによる2018年世界のインスタント麺TOP10で7位にランクインした台湾の老媽拌麺(ラオマバンメン)の四川風汁なし担々麺。
この記事では実食レビューを交えつつ、老媽拌麺の詳細について紹介します。
台湾の老媽拌麺(ラオマバンメン)とは?
台湾発の汁なし麺(まぜそば)のブランドである老媽拌麵(ラオマバンメン)。
台南発祥の麺として有名な天日干し&無添加の關廟麵(グアンミャオミェン)を使い、自然の味を活かしつつ、人工香料などの添加物を加えないという考えのもと商品開発を行っています。
ブランド名である老媽拌麵という言葉には、
- 老媽(ラオマー):お母さん
- 拌麵(バンミェン):まぜ麺(まぜそば)
…という意味があり、老媽拌麺を口にする人たちに“おふくろの味”を感じて欲しい、そんな思いでつけられています。
ブランドストーリー
2013年10月に創業した老媽拌麺(ラオマバンメン)。
創業者はタイレストランや麻辣鍋のお店など、複数の飲食店経営の経験を持つ陳榮昌さん。
ある時、お店の火鍋に使う辣醬(ピリ辛ソース)に關廟麵を入れて食べてみたところ、「意外にも合う!」という発見があったそうです。
そこで、辣醬(ピリ辛ソース)をミックスした關廟麵をお客さんへ提供してみたところ…たちまちお店の人気メニューとして台頭。
研究&試作を重ねたのち、老媽拌麺ブランドとして商品の販売に至ったというブランドストーリーがあります。
元々はオンラインでの販売をメインとしていましたが、2018年5月には台北に実店舗をオープンしています。
受賞歴
2013年:網路人氣美食王
2014年:網路人氣美食王
2014年:台灣快煮麵評選 第1位(麻辣フレーバー)
2015年:台灣快煮麵評選 第2位(酸辣フレーバー)
2015年:台灣快煮麵評選 第3位(麻辣フレーバー)
2015年:台灣快煮麵評選 第6位(蔥油開洋フレーバー)
2017年:A.A.無添加協会 2つ星
2017年:台灣快煮麵評選 第1位(老成都担担麵フレーバー)
2017年:全球快煮麵評選 第7位(老成都担担麵フレーバー)
2018年:iTQi 風味絕佳獎章 2つ星
2018年:蟬聯!台灣快煮麵評選 第1位(老成都担担麵フレーバー)
The Ramen Raterによる受賞歴
最も注目された受賞歴と言えば、世界のインスタント麺批評を行うHans Lieneschさんが運営するTHE RAMEN RATERでのランキングTOP10入りです。
- 2017年 台湾のインスタント麺TOP10で1位
- 2018年 台湾のインスタント麺TOP10で1位
- 2018年 世界のインスタント麺TOP10で7位
- 2019年 世界のインスタント麺TOP10で8位
- 2020年 台湾のインスタント麺TOP10で2位
- 2021年 世界のインスタント麺TOP10で9位
- 2021年 台湾のインスタント麺TOP10で2位
商品の種類
- 麻辣
- 蔥油開洋
- 老成都担担麺
- 酸辣
- 胡椒麻醬
- 香菇炸醬
担々麺だけではなく、①の麻辣と④の酸辣もTHE RAMEN RATERの2017年台湾のインスタント麺TOP10にランクインしています。
汁なし担々麺の作り方とレビュー
こちらが老媽の担々麺(正式名称は老成都担担麵)。
商品名に老成都とあるように、担々麺の発祥の地として知られる四川省の成都の担々麺をベースにしたフレーバーになっていることが特徴です。
こちらが個装になったパッケージ。
乾麺に4つの調味料という組み合わせになっています。
調味料は以下の4種類が含まれています。
- 醤油ソース
- ごまだれ
- ラー油
- 調味料粉
調味料粉の中身。
老成都担々麺の作り方
- 沸騰したお湯に乾麺を入れて6〜7分程度、好みの硬さになるまで煮る
- 湯切りした麺に調味料(ラー油、醤油ソース、ごまペースト、調味料粉)を加える
- 大さじ1のお湯を加えて混ぜる
老媽拌麺の他の商品でも見かけたことがあるのですが、外側のパッケージと個装のパッケージに記載されている麺のゆで時間に誤差があることがあります。
例えば私が購入した担々麺については、外側のパッケージには6〜7分程度、個装のパッケージには8分と記載されていました。
この辺の誤差はあまり気にせず、茹でている最中に硬さをチェックしてみてください。
調味料を全て投入して混ぜ合わせた汁なし担々麺です。
モチっとした麺に花椒の風味とラー油のピリ辛が効いたゴマだれが印象的な味です。
大さじ1のお湯を加えるだけではソースが少し濃いと感じてしまうことがあると思うので、サラッとしたソースが好みである場合は、もう少しだけ多めにお湯を加えると美味しくいただくことができます。
その他の老媽拌麺の味は?商品レビュー
老媽拌麵の商品ラインのうち、胡椒麻醬と香菇炸醬はまだ食べたことがないのですが、それ以外は食べたことがあるので、簡単にレビューします。
麻辣フレーバー
老媽拌麺シリーズの中で、個人的に一番好きなフレーバーが麻辣(マーラー)です。
坦々麺よりも美味しいと感じています。
刀削麺に麻辣醬(ピリ辛ソース)という組み合わせです。
かなり強いコシのある麺です。
蔥油開洋フレーバー
蔥油開洋は台湾の宜蘭(イーラン)産の三星蔥(青ネギ)に干しエビを加えた甘みのあるソースが特徴です。
麺は担々麺に使われている麺と同じ關廟細麺です。
辛くないので食べやすい味ですが、辛いものが好きな人は物足りない…と感じてしまうかもしれません。
酸辣フレーバー
酸=酸っぱい、辣=辛いという言葉通り、酸辣は酸っぱくて辛いフレーバーです。
麺は細麺とは異なる關廟拉麺が使われています。
刻みネギをのせてアレンジすることもおすすめです。
独特の酸っぱさがある分、好き嫌いが分かれる味だと思います。
また、麺自体は日本のうどんに近いので、それほど特別感がないと感じる人が多いかもしれません。
老媽拌麺で買うならどの商品がおすすめ?
老媽拌麺の中で個人的に一番おすすめのフレーバーは麻辣です。
似たようなフレーバーを持つ他の人気ブランドに曾拌麵の蔥香椒麻やKiKi拌麵の椒麻があります。
「美味しい!」というインパクトが強いものは曾拌麵の蔥香椒麻とKiKi拌麵の椒麻ですが、コシの強いちじれ麺が好き&辛いものが好きという方は老媽拌麵の麻辣は割と気に入ってもらえると思います。
店舗情報
2018年5月に実店舗がオープンしています。
住所:台北市大安區復興南路一段107巷5弄3號
最寄駅はMRT忠孝復興駅になります。
まとめ
はじめて台湾のインスタント麺&乾麺をお土産に購入するのであれば、トップクラスの人気を誇る曾拌麵の蔥香椒麻とKiKi拌麵の椒麻をおすすめしますが、これらのブランドを既に試したことがあるという場合は老媽拌麵を試してみても良いと思います。
色々試してみると、別ブランドの似たようなフレーバーでも美味しさが違うな…という発見があります。
興味がある方は食べ比べをしてみてください。