台湾人の友人から「今、台湾で人気だよ!」「美味しいよ!」とすすめられて食べてみたKeya Jam。
主に台湾産の果物を使い、一つずつ丁寧に心を込めて作られたジャムです。
この記事ではそんな話題のKeya Jamの魅力についてご紹介します。
「ジャムの達人」と呼ばれる作り手
10年以上前にジャム作りをはじめ、今では台湾のメディアに「果醬達人(ジャムの達人)」として報道されることがある柯亞(Keya)さん。

このようにジャムや果物に関わる本の出版もしています。
柯亞(Keya)さんはこんなイベントにも
柯亞さんは日本や香港でフードフェアなどのイベントに招待されています。
日本においては2017年5月に愛知県で開催された「森、道、市場」や2018年5月19日〜20日に高知県で開催された「village(ヴィレッジ)」に参加しています。
ジャム作りに至るまでのストーリー
ジャムの紹介をする前に、柯亞さんが何故ジャムを作ることになったのか、どのようにして現在のジャムを作り上げているのかについて紹介します。
残業続きの社会人生活
柯亞さんは社会人になってから出版社に勤務、忙しい日々を過ごしていました。
残業が多くほぼ徹夜になることもあり、完全にオーバーワークの毎日でした。当然、体が悲鳴を上げ、限界にまで達していたそうです。
実際に仕事の忙しさやストレスは異変として体にあらわれ、その症状に悩まされることになりました。
手作りジャムとの出会い
体調を崩した柯亞さんは仕事を辞め、療養のため実家に戻ることにしました。
療養中、たまたまネットで見かけたジャムのレシピに興味を持ち、ジャム作りをはじめました。
はじめてのジャム作りは失敗に終わってしまいましたが、ジャム作りの面白さにすっかり魅了されたのです。
「もっと自分でジャムを作ってみよう!」
…と柯亞さんの研究心に火がついたのでした。
研究の日々
はじめは失敗の連続だったと言っています。
どんな果物を使って、どんな組み合わせで作れば美味しく作ることができるのか、失敗を重ねながら自分なりに改良を加えていったそうです。
素材を厳選して本当に良いものを作る
一般的に家庭でジャムを作る時は消費しきれない果物がたくさんある時や少し熟しすぎてしまった果物がある時にジャムにしてしまうというケースが多いはずです。
柯亞さんのこだわりは、
最高のジャムを作るために最高の果物や素材を使う
ということです。
厳選した素材のみを使うという徹底したこだわりを持っています。
果物以外の知識も
どのような果物を使えば美味しいジャムを作ることができるのか、台湾中を巡ってジャム作りに活かすことができる果物を探したり、日本やヨーロッパの果物についても研究をしています。
さらに果物だけに留まらず、砂糖、はちみつ、お酒、花、茶葉、ハーブ・スパイス、ナッツ、乳製品、塩、酢に関わる知識も身につけ、それらは全てジャム作りに反映されています。
この素材とこの素材をこの分量で組み合わせればベストなハーモニーを生み出すことができる、そんな最高のレシピに到達するまでに何度も試行錯誤を重ね、改良を加えていきました。
台湾の味を世界に伝えたい!
コツコツと科学的に多角的アプローチをしてジャム作りをする、これが柯亞さんのジャム作りの基本スタンスです。
ただ純粋に最高のジャムを作り、ジャムを通じて台湾の風土や味を世界に伝えたい!、それが柯亞さんの情熱の根底にある思いです。
ジャムの種類は様々!

日本では珍しい果物を使ったジャムがたくさんあります。
パッケージもとても可愛いです。
柯亞さんのジャムには色々な種類のものがありますが、その中から数種類をピックアップして紹介します。
グアバジャム

柯亞さんのおすすめはグアバのジャムとレモンクリームのジャムです。
上の画像はおすすめの一つのグアバのジャム。
レモンクリーム

レモンクリームのジャムはスコーンによく合います。
ストロベリージャム

ジャムの定番のストロベリー味。
ストロベリー・パッションフルーツジャム

こちらはストロベリー・パッションフルーツジャム。
オレンジフラワーウォーター入りマーマレードジャム

マンゴー・パイナップル・パッションフルーツジャム

こちらはマンゴー、パイナップル、パッションフルーツが入った台湾フルーツ満載のジャムです。
トロピカルな味がするジャムになります。
ジャムの使い方は色々!
柯亞さんのジャムは様々な使い方をすることができ、色々な楽しみ方があります。
パンに塗る

定番の使い方ですが、ジャムそのものの美味しさを感じることができる王道の方法です。
紅茶に入れる
ロシアンティーのように紅茶にジャムを入れる飲み方がおすすめです。

画像はマンゴー・レモンピールジャムを紅茶に入れたものです。
ジャムの酸味と優しい甘みが紅茶によく合います。
ちなみにグアバのジャムは緑茶にも意外と合います。
スパークリングウォーターに入れる
これもおすすめです。
炭酸水にジャム、そしてお好みでミントの葉を添えて飲むと清涼感たっぷりでクールダウンに最高です。

こちらはマンゴー・パイナップル・パッションフルーツジャムを炭酸水に入れたものです。
黒いものはパッションフルーツの種です。コリコリして美味しいです。

こちらがパッションフルーツ。半分に切ってそのまま食べることができる酸味のある美味しいフルーツです。
炭酸水にジャムだけでも十分美味しいのですが、ちょっとリッチにしたい時は生のパッションフルーツを加えて飲んでいます。
アイスクリームやヨーグルトと一緒に
アイスクリームやヨーグルトにはどのジャムも相性抜群です。

中でもヨーグルトにはブルーベリーのジャムがよく合います。
上の画像の向かって右側にあるジャムがブルーベリーのジャムですが、濃厚なプレーンのギリシャヨーグルトに柯亞さんのブルーベリージャムを入れて食べることが最近のお気に入りです。
料理のソース作りに
酸味のあるジャムはワインと合わせてお肉料理のソース作りや手作りドレッシングの材料として使うこともできます。
柯亞さんによると、レモンクリームのジャムはシーフード料理とも相性が良いそうです。
他にもアイディア次第で色々なものにアレンジが可能です。
Keya Jamの購入方法
現状は柯亞さんが直売という形ではなく、限られた小売店での販売となっています。
上下游市集
オンラインと実店舗で購入可能です。
実店舗で購入する場合には、常に全てのジャムの在庫があるとは限りません。
そのため、「これが欲しい!」と特定のものを購入したい場合は事前にお店に問い合わせをした方が確実だと思います。
オンラインの場合は下記のボタンからお店のウェブサイトに行くことができます。
住所:台中市西區五權西二街100號
まとめ
柯亞さんは今後も日本を訪れる機会があるそうです。そのため、どんどん日本の方に柯亞さんのジャムを知ってもらう機会が増えていくように思います。
将来の展望を聞いたら、とってもワクワクするようなプランを熱く語ってくれました。
以上、Keya Jamについての紹介でした!
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