冬の台湾には、地元の人が「寒くなったし、そろそろあれ食べようかな」と言い出す料理がいくつかあります。
その1つが薑母鴨(ジャンムーヤー)。
この記事では台湾にある薑母鴨が美味しいお店について紹介します。
台湾でジャンムーヤーを食べるなら霸味薑母鴨がおすすめ
冬の料理である薑母鴨。
そのため、冬期限定で営業するお店が多いことが特徴です。
薑母鴨を食べることができるお店は台湾に色々ありますが、店舗数が多く有名なお店は霸味薑母鴨。
新北市の三重に本店があり、地元の人の話では、混み合うと1時間から2時間待ちということもよくあるそうです。
本店以外の店舗も、冬になると人集りができている光景を見かけます。
ジャンムーヤーってどんなもの?
薑母鴨は、鴨肉をベースに、生姜、酒、ごま油、数種類の漢方をブレンドして作られた鍋料理です。
スープには生姜に加え、お酒がたっぷりと使われているものの、グツグツと煮て作られているため、アルコール感はほとんど感じません。
薑母鴨をはじめて食べる前は「癖のあるスープなのかな?」と思っていましたが、かなり飲みやすいスープです。
ただ、鴨が丸ごと一羽使われていて色々な部位が入っていることもあり、鍋をつついていて「わっ!」と驚くこともあります…。
伝統的な薑母鴨は炭火を使って食べますが、ガスを利用しているお店もあります。
薑母鴨の食べ方
ベースとなる薑母鴨のセットを注文して、あとは好みに応じて好きな具材を単品で注文します。
豚の血ともち米を混ぜて蒸して作られた豬血糕。
名前だけ見ると苦手意識を持ってしまうかもしれませんが、名前と見た目に反してモチモチしていて美味しいです。
薑母鴨は、麵線と一緒に食べる形が定番スタイルになっています。
付け合わせのソース
- 向かって左側にあるソース:豆腐を発酵させた豆腐乳ソース
- 向かって右側のソース:唐辛子が入った醤油ベースのソース
日本人の感覚だと、豆腐乳はあまり鍋に合わないような気がするのですが、台湾人の友人たちは普通に具材をディップして食べていました。
霸味薑母鴨のロケーション
台北市内にいくつか店舗があるため、最寄りの店舗に足を運ぶ形がおすすめです。
民權店
民權店は、比較的便利なロケーションにあります。
住所:台北市松山區民權東路三段160巷1之2號
本店
新北市にある本店の住所は以下の通り。
住所:新北市三重區重陽路一段100號
いずれも夕方以降からの営業になっています。
まとめ
台湾は日本と比較すると、冬でも暖かく感じますが、それでもダウンジャケットが必要となるくらい冷え込むことがあります。
冷え切った体を温めたい時に、薑母鴨は適した料理です。
みんなで鍋を囲みながらワイワイと食べることが、地元の人の中での楽しみの一つになっているように感じます。
ただ、旅行者の方には、薑母鴨よりも麻辣鍋や花雕雞の方が食べやすいかもしれません。(個人的には花雕雞が一番好きです)
冬の台湾を訪れる機会があれば、冬ならではの料理を楽しんでみてください。
以上、薑母鴨(についての紹介でした!