芸能人や有名人がプロデュースする麺商品が多く、市場で激しい競争が繰り広げられている台湾。
この記事では、台湾の著名人である詹姆士さんが手がける詹麺(James Noodle)について紹介します。
台湾の詹麺(James Noodle)とは?
台湾の山喜屋から販売されている詹麺。(中国語の発音はzhān miàn/ジャンミエン)。
自らが料理人であり台湾の人気テレビ番組の司会者としても有名な詹姆士(ジェームス)さんがプロデュースする麺商品になります。
2019年に販売開始された詹麺には、モンドセレクションやA.A. Taste Awardsを受賞したものがあります。
ジェームスヌードルの種類と特徴
詹麺シリーズには、
- 堅果辣沾麵
- 川麻拌麵
- 激麻拌麵
- 茄燒湯麵
- 麻油雞汁拌麵
- 蔥油雞汁拌麵
- 紅蔥豬油湯炊粉
…という商品があります。
本記事で紹介する詹麺シリーズの商品は、堅果辣沾麵、川麻拌麵、激麻拌麵の3つ。
それぞれ3食入りになっていて、乾麺が3つとソースがセットになっています。
商品を開封した時に、
「日本のお中元やお歳暮みたい…」
…と感じたのですが、詹麺の商品パッケージは、台湾によくある拌麵商品とは異なる“ちょっとした高級感”があります。
堅果辣沾麵の重量は500g以上もあり、結構しっかりとした重さがあります。
なお、川麻拌麵と激麻拌麵は400g前後になっています。
ケース自体の大きさが縦25cm、横12.5cm程度あるので、大きめサイズです。
特徴:2分30秒で作れる方快麺
詹麺(James Noodle)に採用されている方快麵。
36時間の熟成、40時間の低温乾燥で作られた麺で、わずか2分30秒という短い調理時間で完成する乾麺になります。
方快麵はその形状にも特徴があり、タレが麺に絡みやすいように、立方体の細麺が採用されています。
食感は日本のひやむぎに似ています。
特徴:開発に3年半費やしたタレ
山喜屋には、
- 椒麻醬果醬
- 油潑辣子醬
…という2018年に販売されたタレ商品の詹醬シリーズがあり、詹麵の付け合わせのタレにもこれらのソースが使われている商品があります。
水や化学調味料を一切使わず、アーモンド含有量80%という高濃度の椒麻醬果醬は、アーモンドと白ごまを主役にして2種類の唐辛子と花椒を加えて作られた特別なソースです。
油潑辣子醬は4種類の唐辛子を使い、香り、辛さ、甘み、コクにこだわったタレになります。
詹麺の味
それぞれの味の特徴について、簡単に紹介します。
堅果辣沾麵
2019年にA.A. Taste Awards2つ星、2020年にモンドセレクション金賞を受賞した堅果辣沾麵。
ピリ辛のタレと冷たい麺が特徴の広島つけ麺をイメージして開発された商品になります。
付け合わせのタレは、昆布だしが効いた和風醤油タレとピリ辛のタレ(辣醬)の2つ。
ピリ辛のタレは、アーモンド、ごま、ピーナッツ、花椒油や豆板醤などを配合したソースになっています。
堅果辣沾麵は、
- 温かいまま食べてもOK
- 麺を冷水でしめて食べてもOK
…という2通りの食べ方ができるつけ麺で、温かいまま食べる時の茹で時間は2分30秒、冷やして食べる時の茹で時間は3分になっています。
ピリ辛ソース自体は花椒の香りがしっかりあり美味しいものの、とても辛いので、醤油ベースのタレを入れてから、味見しながらピリ辛ソースを加える形がおすすめです。(小さじ1にも満たない分量でもかなり辛いです)
川麻拌麵
パッケージの赤い色が辛さを連想させる川麻拌麵。
醤油ベースのタレとピリ辛のタレ(辣醬)がセットになっています。
強い辛さのなかに、花椒の香りがふっと鼻に抜ける川麻拌麵。
辣醬は堅果辣沾麵と同じものが使われていて、ソースを全部入れるとびっくりするくらい辛いです。
そのため、川麻拌麵を食べる時も、はじめに辣醬を全部入れるのではなく、辛さを確認しながら少しずつ加えていくことをおすすめします。
激麻拌麵
花椒が好きな人におすすめの激麻拌麵。
醤油のタレ、花椒油ベースのタレ、花椒粉がセットになっています。
花椒油に加え、花椒粉を加えて食べる激麻拌麵。
激麻という商品名の通り、花椒の風味を堪能できる拌麵になっています。
味の系統としては、KiKiの椒麻拌麵に少し似ているところがありますが、激麻拌麵は花椒の香りをとことん追求した味に仕上がっています。
ジェームスヌードルの値段
詹麺の定価はNT$219。
詹麺を販売する山喜屋公式ショップでは、割引価格のNT$198で販売されています。
台湾のスーパーでは、NT$219で購入できます。
詹麺は台湾のどこで買える?
- 家樂福
- City Super
- Mia C’bon
- 誠品知味
台湾の家樂福(カルフール)、City Super、Mia C’bon(旧Jasons Marlet Place)、誠品知味などで買うことができます。
詳細は山喜屋公式サイトに記載されていますが、販売場所が変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認するようにしてください。
また、オンラインで購入することもでき、
- 蝦皮
- PCHome
- momo購物網
…などのECサイトのほか、山喜屋の公式ショップがあるので、取り扱いがあります。
台湾在住の場合は、オンライン購入もおすすめです。
まとめ:どの商品がおすすめ?
詹麺(James Noodle)の拌麵を食べてみて、唐辛子入りのソースが使われている堅果辣沾麵と川麻拌麵は、想像以上に辛かったです。
一方、激麻拌麵は花椒の香りを楽しむことができるものになっているので、辛いものが苦手な人でも食べることができるばんめんです。
そのため、万人受けするという意味で、激麻拌麵をおすすめします。