【京都念慈菴ねんじあん】台湾でのど飴を購入するならニンジョム

台湾で購入するのど飴として人気の京都念慈菴(ねんじあん)NIN JIOM(ニンジョム)

中華圏では誰もが知っていると言っても過言ではない、京都念慈菴(ねんじあん)

台湾旅行中にお土産として購入することもおすすめです。

この記事では10年以上に渡りNIN JIOM商品を愛用するヘビーユーザーである私が、大好きなねんじあんのシロップ&のど飴について紹介します。

ねんじあんとは?

ねんじあんのシロップとのど飴

のどを酷使するアーティストに愛用している人がたくさんいると言われている京都念慈菴(ねんじあん)

香港で創業した企業ですが、台湾にも拠点を持ち、中華圏を中心にシロップやのど飴を販売しています。

また、ねんじあんにはHerbal Chewsというソフトキャンディー商品もあります。

ニンジョムの由来&歴史

京都念慈菴(台湾)公式サイトに記載されている同社の歴史&ニンジョムの誕生秘話についての説明書きによると、起源は中国の清朝時代(康熙帝が即位していた年代)まで遡ります。

京都念慈菴の歴史のキーマンとなるのは清朝の役人であった楊謹(楊孝廉)。

病気がちの母親がいた楊謹は、ある時、葉天士という名医がいるという噂を聞きつけ、山をこえ川をこえ葉天士のもとに行き、北京にいる母親を診てもらうよう懇願。

秘薬の調合を葉天士が伝授し、母親の体調が改善した…という逸話があります。

念慈(ニンジョム)は母への愛

楊謹の母親は亡くなる前に、葉天士から授かった秘伝の薬を他の人々のために作るように言い残します。

楊謹は川貝・桔梗・枇杷の葉など複数の漢方類を調合し、川貝枇杷膏を作りあげ、これを「念慈菴」という名で人々に無償で提供します。

ニンジョムの由来

「念慈」は母親への愛情や慈しみを意味する言葉で、親&祖先を敬うことを美徳とする儒教の考えがNIN JIOM(ニンジョム )製品のロゴに反映されています。

京都念慈菴の「京都」は北京を意味する

楊謹が作った川貝枇杷膏は、楊謹の亡き後も人々の間で高い評判を誇り、北京を中心とした中国北部でその名を轟かせていました。

川貝枇杷膏を求める人が次第に多くなり、楊一族が北京に店を構えたことから、「川貝枇杷膏」に都(=北京)を意味する「京都 jīngdū」を加え、「京都川貝枇杷膏」となりました。

清朝が終わり、中華人民共和国に時代が移り変わってから、楊一族は北京から南部に移動、広州を経て香港に移り住みます。

会社を立ち上げた謝兆邦

南部の生活に慣れることができなかった楊一族はブラジルに移住し、「京都川貝枇杷膏」のビジネスを謝兆邦という人物に任せます。

香港のネイザンロードで中正薬局を開業した謝兆邦は、1946年に楊一族から京都川貝枇杷膏の処方箋を取得し、販売を開始します。

1961年、香港に中正薬局有限公司を設立、同じ年に台湾にも会社を設立し、京都念慈菴のビジネスが香港と台湾で確立しました。

1970年代になると東南アジア地域における販売にも力を入れたため、東南アジア諸国でもNIN JIOMは広く流通しています。

以上が京都念慈菴の由来と歴史になります。

京都念慈菴と枇杷膏の読み方と発音

日本語読みすると京都念慈菴は「京都ねんじあん」

一方で中国語の発音はというと、標準語広東語で異なります。

広東語の場合
  • 念慈菴:Nin Jiom(ニムチーヤム*)
  • 枇杷膏:Pei Pa Koa(ペイパーコー)

*広東語で念慈菴はニンジョムという発音よりも、ニムチーヤムという発音の方が近いです。

ただ、英語ではNin Jiomをそのままニンジョムと発音しています。

標準中国語の場合
  • 念慈菴:niàn cí ān(ニェンツーアン)
  • 枇杷膏:pípá gāo(ピーパーガオ)

台湾でNIN JIOMのシロップ商品を探す時は、広東語の「Pei Pa Koa(ペイパーコー)」ではなく、標準語の「枇杷膏(ピーパーガオ)」という言葉を使う方が理解してもらいやすいです。

ニンジョムのど飴

京都念慈菴のど飴

京都念慈菴の商品のなかで、お土産に人気のアイテムがのど飴

缶入りの商品と袋入りの商品があります。

袋入りは、バッグのなかに入れて持ち運びする時に便利な包装形態です。

のど飴の種類

京都念慈菴のど飴の種類

のど飴には色々なフレーバーがあります。

ただ、はじめてニンジョムのど飴を買うなら、オリジナルが一番おすすめです。

ニンジョムのど飴はどんな味?

 原材料に枇杷の葉や桔梗などが使われているのですが、オリジナルフレーバーの飴はどことなく杏仁豆腐を思わせる味がすることが特徴です。

私は杏仁茶や杏仁豆腐が大好きなので「美味しい、美味しい」と、もはやお菓子のようにのど飴をポリポリ食べていますが、日本の家族や友人にお土産としてあげた反応としては、

「味がダメ…」「香りがダメ…」

…という人が結構いて、好き嫌いがはっきり分かれる味だと感じました。

漢方薬や杏仁が好きな人、日本ののど飴で言うとハーブエキスが配合された龍角散が好きな方は抵抗感なく食べることができると思います。

ニンジョムシロップ

京都念慈菴のシロップの飲み方

京都念慈菴の代名詞である喉シロップの枇杷膏(PEI PA KOA)

瓶入りの商品は昔からあるもので、いくつかのサイズバリエーションがありますが、大きいものほどお得感があります。

枇杷膏(PEI PA KOA)シロップの飲み方

パッケージに記載された目安量をもとに、シロップをそのまま飲みます

甘みが強めで、かなりトロっとしたテクスチャーです。

瓶タイプは使っているうちに瓶周りのベトベト感が気になったりするので、そんな場合には個装タイプ(スティック)のシロップがおすすめです。

バッグの中に入れておくと、外出先でのどのイガイガが気になる時にそのまま飲むことができます。

ニンジョムのシロップとのど飴、成分はどう違う?

ねんじあんのシロップとのど飴の成分比較

それぞれの成分を見てみると、飴とシロップで成分がかなり異なることがわかります。

シロップの方が濃厚で、喉がしっかり潤う感じがします。

もっと詳しく説明すると、シロップでも個装になったものは瓶入りのものとは成分が異なり、もう少しシンプルな成分になっています。

こんな違いがあるので、実際に飴、個装のシロップ、瓶入りのシロップを飲んで使ってみると「違うな…」と感じています。

瓶入りシロップでも「昔はもっと濃い味がした。今のシロップはサラッとしている。」という人もいて、成分が少し変わってきているのかもしれません。

京都念慈菴は台湾のどこで購入できる?

のど飴は台湾のスーパーコンビニ薬局、色々なところで購入することができます。

シロップについてはドラッグストアに行く方が良いかもしれません。

台湾のスーパー比較
康是美(COSMD)

NIN JIOMは世界の色々な場所で購入できる

香港、台湾以外での購入も可能です。

アジア圏でもよく販売されていて、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイなどでNIN JIOMのど飴を購入したことがありますが、どこでも同じような場所(スーパーやドラッグストア、またはコンビニなど)で購入することができます。

台湾とマレーシアで比較した場合、マレーシアで購入する方が安いケースが非常に多いです。

カルディーだけ?日本で購入するならオンラインがおすすめ

日本のカルディーでも、ねんじあんの一部の商品を購入することができます。

2023年11月現在、カルディオンラインストアに掲載されているニンジョムの商品はレモングラス味のハードキャンディ。

以前、ニンジョムのソフトキャンディーがカルディの店頭で販売されているのを見たことがありますが、カルディでは購入できる商品の種類がかなり限られています

そのため、アマゾンや楽天市場経由でオンライン購入する形がおすすめです。

まとめ:台湾で買うのど飴としておすすめ!

2018年頃と記憶していますが、台湾のテレビを見ていた時に、

「アメリカでもNIN JIOMが人気です!」

…と報道されていたことがありました。

アメリカ人のユーチューバーがニンジョムの枇杷膏シロップを絶賛した動画を投稿するなど、一部の人の間で注目を集めたことから、The Wall Street Journalでも、2018年2月にNIN JIOMシロップが取り上げられています。

その記事では、シロップを飲んだことで咳が止まったという人の意見を取り上げる一方、医師による処方薬ではなく、自己判断でハーブ&漢方成分を摂取することの健康リスクや、処方薬との飲み合わせによる副作用のリスクという危険性に対して警笛を鳴らす内容になっています。

私自身、喉が痛い時はニンジョムのシロップよりも日本のイソジンやトローチを使う方が良いと感じている…というのが本音です。

ただ、のど飴に関しては、杏仁豆腐が好きな人はとことんハマる味なので、台湾で購入するお土産の1つとして検討してみても良い商品です。

以上、NIN JIOM(ニンジョム)についての紹介でした!

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