マレーシアで両替する時、
日本で見るレート表示と違う。
…こんな風に頭を抱えることがあるかもしれません。
この記事では、マレーシアで両替する時の交換レートの見方と計算方法について紹介します。
- 日本円→リンギットに両替:Buyのレートを見る(値が大きい方が良い)
- リンギット→日本円に両替:Sellのレートを見る(値が小さい方が良い)
マレーシア両替時に覚えておくべき単語
- Unit
- Buy
- Sell
…という3つのキーワードがあります。
Buyは「買い」、Sellは「売り」を意味し、この時の買いや売りの主語は両替所(銀行や両替商)になります。
Unitとは?
表示されているレートのベースとなる各通貨単位のUnit(ユニット)。
日本でリンギットの為替レートを調べる時、
1MYR=○○円
…という形で、1リンギットをベースにした日本円への交換レートが表示されます。
一方、マレーシアにおける日本円の両替レートは、
100円または1000円あたりのリンギットの交換レート
…が表示されています。
例えば、日本円マークのUnitに「100」と表示されていたら100円、「1000」と表示されていたら1,000円あたりのリンギットのレートという意味になります。
Buy(We Buy)とは?
マレーシアの両替所が外貨を受け取って、現地通貨(リンギット)に交換する時のレートがBuyです。
Buyのほか、
- We Buy
- Buying
- Bank Buy(銀行の場合)
…という言葉が使われていることもあります。
日本円からリンギットに両替したい時はBuyのレートをチェックします。
Sell(We Sell)とは?
マレーシアの両替所が現地通貨(リンギット)を受け取って、外貨に交換する時のレートがSellです。
Sellのほか、
- We Sell
- Selling
- Bank Sell(銀行の場合)
…という言葉が使われていることもあります。
リンギットから日本円に両替したい時はSellのレートをチェックします。
両替所のレートを比較する時のポイント
マレーシアの両替所で、「どこで交換するとお得なの?」と疑問に思った時は、
- Buyの数値:大きい方がレートが良い
- Sellの数値:小さい方がレートが良い
…というポイントを覚えておけばOKです。
日本円⇄リンギットへ両替時の計算方法
日本円→リンギットの計算方法
1,000円をリンギットに両替したい場合、上記のケースだとそれぞれMYR30とMYR30.2になります。
1万円を交換したい場合は、MYR300とMYR302になり、2リンギットの差が生まれます。
日本円からリンギットに交換する時の計算方法はそのまま掛け算するだけなので簡単です。
リンギット→日本円の計算方法
MYR100を日本円に両替したい場合、まず1円あたりのリンギットのレートを計算してから、両替したいリンギットの金額をかけて日本円を算出します。
例えば、1,000円あたりの交換レートがMYR30の場合、
1,000÷30×100=3,333円
…になります。
1,000円あたりの交換レートがMYR30.2の場合は、
1,000÷30.2×100=3,311円
もし、Sellの表示が100円単位になっている時は、Sellのレートを100で割ればOKです。
リンギットから日本円に両替する時は追加の計算が必要になりますが、考え方は簡単です。
マレーシアの両替ポイントはここ!
- 日本円からリンギットに両替したい時はBuyのレートを見る
- リンギットから日本円に両替したい時はSellのレートを見る
- Buyのレートは大きい方が
- Sellのレートは小さい方が
これだけ覚えておけば大丈夫です。