マレーシアを代表する中華グルメの雲呑麺(ワンタンミー)。
この記事ではクアラルンプールエリアで有名な雲呑麺のお店について紹介します。
クアラルンプールにあるワンタンミーの有名店
本記事で紹介するお店は、
- 友力雲呑麺
- 新街场路全蛋面
- 冠記
- 明記叉焼雲呑麺
- 基叔云吞面家
- 東莞仔
- 龍師傅港式竹昇麵家
- 九香雲呑麺
…の8店になります。
正直なところ、有名店であっても、実際に試してみて「美味しくない…」…とガッカリしたお店の方が多かったというのが個人的な感想なので、それぞれのお店の特徴について簡単に紹介します。
友力雲呑麺(Yulek Wantan Mee)
- 環境:★★☆☆☆
- 立地:★★☆☆☆
- おすすめ度:★★☆☆☆
住所:19, Lorong Durian, Taman Cheras, 56100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
Cheras(チェラス)にある友力雲呑麺(Yulek Wantan Mee)。
連日、多くのお客さんで混み合う人気店です。
友力雲呑麺(Yulek Wantan Mee)の叉焼雲呑麺(チャーシューワンタンミー)。
ほかのお店と比較して、叉焼の量が多めでボリューム感があります。
ローストポークの焼肉(Siew Yoke)付きのワンタンミーも、ボリューム満点です。
事前の期待値が高かった反動があったのかもしれませんが、味の面では無難な印象を持ちました。
決して美味しくないというわけではなく、全体的に悪くないものの、お店の立地や雰囲気を考慮した時にわざわざ足を運ぶ価値があるかと問われると、「そこまででもない…」と感じたのが本音です。
ただ、全体的にボリューム満点(+やや油っぽい)というところが友力雲呑麺(Yulek Wantan Mee)の特徴なので、ガッツリしたものが好きという人には口に合うかもしれません。
新街场路全蛋面(Sungai Besi Wantan Mee)
- 環境:★☆☆☆☆
- 立地:★★☆☆☆
- おすすめ度:★☆☆☆☆
住所:304, 302, Jln Sungai Besi, Chan Sow Lin, 57100 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
Sungai Besiにある新街场路全蛋面(Sungai Besi Wan Tan Mee)。
夕方以降に営業を開始するお店になります。
新街场路全蛋面(Sungai Besi Wan Tan Mee)も、クアラルンプールで有名な雲呑麺のお店の1つとして知られています。
ソースがほかのお店よりも多めにかかっていて、味はかなり甘口です。
麺も叉焼も普通で、全体的にやや雑な印象を受けました。
冠記(Koon Kee)
- 環境:★☆☆☆☆
- 立地:★★★★☆
- おすすめ度:★☆☆☆☆
クアラルンプールのチャイナタウンにある冠記(Koon Kee)。
長い歴史を持つ有名なお店の冠記(Koon Kee)は、昔ながらの味をそのまま提供していると感じることができるものの、麺は柔らかめでコシがあまりなく、味はごく普通です。
チャイナタウンという観光スポットにあり、公共交通機関の駅から徒歩でアクセスできる立地の良さはアドバンテージですが、お店があまり綺麗ではないので、潔癖症の人にはおすすめしない場所になります。
明記叉焼雲呑麺(Meng Kee Char Siew Wantan Mee)
- 環境:★★★☆☆
- 立地:★★☆☆☆
- おすすめ度:★★★☆☆
有名と言われるお店のなかで、「美味しい」と感じたところが明記叉焼雲呑麺(Meng Kee Char Siew Wantan Mee)。
しっかりとしたコシがある明記叉焼雲呑麺(Meng Kee Char Siew Wantan Mee)の雲呑麺。
叉焼(チャーシュー)も美味しいです。
ただ、明記叉焼雲呑麺も友力雲呑麺や新街场路全蛋面のようにクアラルンプール市内中心部から離れたところにあり、接客面で良くないという口コミも一部あるので、わざわざ足を運ぶことをおすすめするお店というよりは、用事があって近くにいるついでに立ち寄ってみても良い…と言える食事スポットになります。
基叔云吞面家(Kei Suk Wantan Mee)
Pudu(プドゥ)にある基叔云吞面家(Kei Suk Wantan Mee)。
1時間待ちが当たり前という、長い待ち時間が発生するお店として有名です。
基叔云吞面家(Kei Suk Wantan Mee)のチャーシューワンタンミー。
ソースに加えているラードが多めで、全体的に少し油っぽい味ですが、味は良いです。
ただ、待ち時間の長さが大きなデメリットで、旅行者にはおすすめできないスポットになります。
なお、Puduにある雲呑麺のお店としては、Restoran 168も有名ですが、古いコピティアム内で営業していて、店内の衛生面がかなり気になります。(味については、普通だと感じました。)
Puduエリアなら、ICC Puduが比較的利用しやすいと思います。(複数のワンタンミーのお店がICC Puduのなかにあります。)
東莞仔(Toong Kwoon Chye)
- 環境:★★★★☆
- 立地:★★★★★
- おすすめ度:★★★☆☆
住所:9, Jln Bukit Bintang, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
Jalan Alor(ジャラン アロー)のすぐそば、Jalan Bukit Bintang(ジャラン ブキッビンタン)にある東莞仔(Toong Kwoon Chye)。
クアラルンプールで古い歴史を持つ東莞仔(Toong Kwoon Chye)は、広東省の東莞からマラヤに渡ってきた創業者の味を守り続けているお店で、現在は4代目が調理を担当しています。
古いコピティアムのなかには、衛生的ではないと感じるところもありますが、東莞仔(Toong Kwoon Chye)はきちんと手入れしてあり、心地良いレトロな雰囲気があります。
昔ながらの雲呑麺を提供する東莞仔(Toong Kwoon Chye)。
細麺を使っていますが、麺のコシはやや弱めです。
スープはあっさりとした薄口の味つけになっています。
東莞仔(Toong Kwoon Chye)は雲呑麺の味だけに焦点を当てると標準的ですが、Bukit Bintangにある立地の良さと家族経営ならではのアットホームな雰囲気があり、お店の人が優しくて親切である点がおすすめポイントです。(テーブルまでメニューを持って来てくれるので、注文もしやすいです。)
また、KL市内中心部であれば、永興城茶餐室に足を運んでみても良いと思います。(このコピティアムのなかにある何記の雲呑麺は美味しく、万人受けする味の雲呑麺を提供しています。)
ユニークな特徴を持つおすすめワンタン麺のお店
ここからは、ユニークな特徴を持つおすすめの雲呑麺(ワンタンミー)のお店について紹介します。
龍師傅港式竹昇麵家(Loong Sifu Bamboo Noodle House)
- 環境:★★☆☆☆
- 立地:★★☆☆☆
- おすすめ度:★★★★☆
竹昇麺を使っている龍師傅港式竹昇麵家(Loong Sifu Bamboo Noodle House)。
強いコシを持つ細麺の竹昇麺は、キュッキュッと引き締まった独特の食感があります。
龍師傅港式竹昇麵家(Loong Sifu Bamboo Noodle House)のワンタンミーは、竹昇麺を使っていることに加え、ダークソイソースが少なめで、マレーシアの典型的な雲呑麺(ワンタンミー)とは異なります。
また、蝦子麺があるところも特筆すべきポイントです。
Restoran K intan 九香雲呑麺
- 環境:★★★☆☆
- 立地:★★☆☆☆
- おすすめ度:★★★★☆
Petaling JayaのSetion17にあるコピティアムのRestoran K. intan。
このコピティアムで営業している九香雲呑麺は、やや太めの自家製麺を使った雲呑麺を販売しています。
おすすめはドライの麺ではなく、スープ麺。
化学調味料(MSG)を使っていない九香雲呑麺のスープは、自然な優しい旨みがあります。
普通のコピティアムで営業しているお店なのでローカル感はありますが、お店の人は親切です。
まとめ
上記で紹介したお店の多くは、クアラルンプール中心部から離れたところにあります。
そのため、旅行者の人でKLCCやBukit Bintang(ブキッビンタン)エリアに滞在する場合、わざわざGrabを使って、KL郊外まで足を運ぶ価値があるかと問われると、そこまでする必要はない…と感じています。
KL中心部であれば、東莞仔や永興城茶餐室あたりが使いやすいお店になります。
また、何気なく入ったコピティアムやホーカーセンターのワンタンミーが美味しいということも多いので、滞在先の近くにあるコピティアムやホーカーセンターにあるものを試してみる形でも、十分美味しい雲呑麺を食べることができると思います。
以上、クアラルンプールの雲呑麺のお店についての紹介でした!