マレーシアをはじめ東南アジアでポピュラーなデザートのチェンドル。
見慣れていないと、少しギョッとする見た目をしていますが、素朴な味がする美味しいデザートです。
この記事ではペナン発祥のチェンドルの有名店、Penang Road Famous TeoChew Chendulについて紹介します。
目次
Penang Road Famous TeoChew Chendulとは?
マレーシアで有名なチェンドルのお店と言えば、ペナンのPenang Road Famous TeoChew Chendul。
少し長い店名が特徴ですが、Penang Roadはペナンに実在する通りの名称、TeoChewは潮州を意味します。
マレーシアの華人には、福建や広東など中国南部に祖先のルーツに持つ人が多いのですが、潮州もその一つです。
Penang Road Famous TeoChew Chendulの歴史
その歴史は今から80年以上前の1936年にまで遡ります。
創業者であるTan Teik Fuangさんがペナンロードのすぐ近く、Lebuh Keng Kweeの路上ではじめた小さなお店がPenang Road Famous TeoChew Chendulの原点です。
その後、Tan Teik Fuangさんの息子さんであるTan Chong Kimさんによって引き継がれ、現在は付近にあるエリアで看板メニューのチェンドルのほか、Asam Laksa(アッサムラクサ)やRojak(ロジャッ)などローカルフードを提供する場になっています。
フランチャイズ化による店舗数の拡大
爆発的な人気を誇るPenang Road Famous TeoChew Chendulは、フランチャイズ化も行っています。
ペナン、クアラルンプール、イポー、ジョホール、サバ、サラワクなどマレーシア全体に店舗が拡大しています。
ペナンにあるPenang Road Famous Teochew Chendulの本店
創業店にあたるペナンのLebuh Keng KweeにあるPenang Road Famous TeoChew Chendul(本店)。
いつもすごく長い行列がお店の前にできています。
まさに、人・人・人です。
本店では行列に並ぶよりも店内で座って食べる方がおすすめ
屋台の行列に並んでチェンドルを購入する人が非常に多いのですが、周辺にある店内でも食べることができるので、座って食べる方がおすすめです。
店内で飲食する場合とお持ち帰りする場合で値段が変わりますが、店内で飲食する方が行列に並ぶよりも早い上、落ち着いた環境で食事ができます。
こちらは愉園茶室(Joo Hooi Cafe)というコピティアム。
Penang Road Famous TeoChew Chendul本店のチェンドル
本店のチェンドル。
パンダンゼリーにかき氷や小豆を加え、Gula Melaka(グラマラッカ)というココナッツパームシュガーを加えたココナッツミルクがベースになったデザートがチェンドルです。
❤︎チェンドルの概要はこちら↓↓↓
Asam Laksa(アッサムラクサ)
アッサムラクサも美味しいです。
炒粿條(Char Kuey Teow)。
Penang Road Famous TeoChew Chendulのフランチャイズ店
クアラルンプールにあるPenang Road Famous TeoChew Chendulのフラインチャイズ店。
フランチャイズ店は本店よりも綺麗です。
フランチャイズ店のメニュー
オリジナルフレーバーのチェンドルに加え、ドリアン、チョコレート、ミルクティーフレーバーの他、アイスクリーム付きなどがあります。
フードメニュー。
カリーミー、福建麺、アッサムラクサの他、ご飯ものがあります。
サイドディッシュのメニュー。
Rojak(ロジャッ)、Chee Cheong Fun(チーチョンファン)など、定番のローカルグルメが揃っています。
フランチャイズ店のチェンドル
フランチャイズ店のオリジナルチェンドル。
本店は人が多過ぎることもあり、すごい勢いでチェンドルが作られている分、雑な部分が目立ちますが、フランチャイズ店のチェンドルは丁寧に作られていると感じることができます。
グラマラッカのコクをしっかり感じることができる美味しさがあります。
Penang Curry Mee(ペナンカリーミー)
ホワイトカリーミー。
麺はイエローヌードルとビーフンの2種類がミックスされています。
レンゲに盛られているペーストを少しずつスープに加えていき、好みの味に調整していただきます。
ホワイトカリーミーはおすすめメニューの一つです。
Penang Prawn Mee(プローンミー・ホッケンミー)
Prawn Mee(プローンミー)はペナンの福建麵(ホッケンミー)を指します。
ホッケンミーは美味しいお店とそうでないお店の差がはっきり出るグルメで、Penang Famous Road Teochew Chendulのフランチャイズ店のものはイマイチだな…と感じています。
麺類の場合、カリーミーの方がおすすめです。
Rojak(ロジャッ)
Belacan(ブラチャン)というシュリンプペーストをベースにしたソースに、果物や野菜をミックスしたサラダ的なローカルフードです。
Ice Kacang(アイスカチャン)
アイスカチャンもチェンドルと並びマレーシアで定番のデザートです。
❤︎アイスカチャンの詳細はこちら↓↓↓
ドリンク
各種ソフトドリンクの他、チェンドルドリンク、チェンドル入りホワイトコーヒーなどがあります。
こちらはナツメグジュース。
ペナンはナツメグが有名です。
本店とフランチャイズ店の違い
本店とフランチャイズ店には色々な違いがありますが、その中からポイントをピックアップして紹介します。
チェンドルの価格が異なる
本店のチェンドルはRM3程度ですが、フランチャイズ店はRM6.10*。(*2019年時点の価格に基づきます。)
2倍以上の価格設定となっていますが、チェンドル自体の大きさが本店のものよりも大きめです。
ローカルの人の中にはチェンドルにRM6は高い!という人が多いことも事実ですが、個人的には本店よりも落ち着いた快適な環境で食べることができる上、きちんと丁寧に作られているので、コスパはそれほど悪くないと感じています。
むしろ、本店のチェンドルよりも美味しいと感じています。
フランチャイズ店は容器がかわいい
本店で使われている容器は普通のプラスチックのものですが、フランチャイズ店の食器類や紙コップ類はロゴ入りでとても可愛いです。
こちらはフランチャイズ店で注文した時にもらう注文番号札です。
何気ないものですが、とてもかわいく、細部へのこだわりを感じることができます。
Penang Road Famous Teochew Chendulのロケーション
本店の住所の他、上記で紹介したフランチャイズ店のロケーションについて紹介します。
本店のロケーション
住所:27 & 29 Lebuh Keng Kwee, 10100 Georgetown, Penang
Komtar(コムタ)からそれほど遠くないロケーションにあります。
ペナンロードに面している愉園茶室(Joo Hooi Cafe)が目印になります。
お店の周辺に人集りができていることが多いので、すぐに見つけることができるはずです。
クアラルンプールにある店舗情報
クアラルンプール市内においては、Nu Sentralにある店舗が便利なロケーションにあったものの、閉店してしまっています。
クアラルンプールにある店舗としては、Cheras Leisure MallやBerjaya Times Squareなどがあります。
詳細はPenang Road Famous TeoChew Chendulの公式サイトで確認できます。
まとめ:マレーシアでチェンドルが食べたい時におすすめ
ペナンにある本店については昔と比較して味が落ちたと言っているローカルの人もいます。
ただ、老舗の名店であるということは事実であるため、マレーシアでチェンドルを食べてみたいという時に訪れてみても良いと言えるお店です。
個人的にはフランチャイズ店の方がおすすめなので、時間がない時は本店に拘らずに滞在先の近くにあるフランチャイズ店に足を運ぶ形も良いと思います。
以上、ペナン発祥チェンドルの名店、Penang Road Famous TeoChew Chendulについての紹介でした!
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