ペナン観光で高い注目を集めるストリートアート。
SNS映えするフォトジェニックな壁画が人気を博している中、新しい”アート”が注目を集めています。
その名はコンテナアート。
巨大で迫力満点のコンテナアートは、ジョージタウンの世界遺産エリアに点在する壁画とは一味違う芸術作品になっています。
この記事では期間限定で展示されているペナンのコンテナアートの詳細についてご紹介します。
目次
ペナンのコンテナアートとは
ペナンの最新アートとして注目を浴びているコンテナアートは、Penang International Container Art Festival (PICAF) ・ペナンインターナショナルコンテナアートフェスティバルというイベントの一環として、2020年5月末までの期間限定で展示されているものになります。

輸送用コンテナを組み合わせ、巨大キャンバスにして描かれたコンテナアート。
マレーシアのローカルアーティストとロシア、カナダ、ウクライナなど海外のアーティストたちがコンテナのキャンバスに巨大なアートを描いています。
コンテナアートのロケーション情報
コンテナアートはペナン島だけではなく、マレー半島(本島)にあるButterworth(バタワース)を含め、ペナン州全体に広く分布しています。
具体的なロケーション情報は以下の通り。
- Prangin Mall(George Town)
- Karpal Singh Drive(Jelutong)
- Kampung Terang(Balik Pulau)
- Dataran Pemuda Merdeka (Butterworth)
- Aspen Vision City(Batu Kawan)
ペナン島内にあるコンテナアートは①〜③、④と⑤はメインランド(本島)側にあります。
イメージマップで見るコンテナアートのロケーション情報
全部で5箇所に点在しているペナンのコンテナアート。
それぞれの位置関係を地図(イメージマップ)にしてまとめてみたものがこちら。

右側にある黄色の部分がマレー半島、左側にある島がペナン島(Pulau Pinang)になります。
同じペナン州と言っても、展示場所が点在していることがわかります。
またBalik Pulauにある③のコンテナアートはペナン島内にあるものの、中心部のGeorgetown(ジョージタウン)から距離があります。
④のコンテナアートはペナンブリッジの近く、⑤のコンテナアートはセカンドブリッジの近くにあります。
ここではペナン島内にある①〜③のコンテナアートについて紹介します。
Prangin Mallにあるコンテナアート

トライショーに乗った男性を描いたPrangin Mallの前にあるコンテナアート。
ウクライナ出身のアーティスト、Sasha Korbanさんが手掛けた作品になります。

トライショーのコンテナアートの裏に描かれた作品がこちら。
ペナンのジョージタウンをベースに活動するローカルアーティスト、Bibichunさんが手がけたもので、マレーシアのBatik Artistの父として知られる故Chuah Thean Tengさんをトリビュートした作品になります。
伝統衣装のKebaya(クバヤ)を着た女性がBatikにペインティングしているところを描いたもので、ユニークな文化を次の世代に伝承するという意味合いを持つ作品です。
Prangin Mallにあるコンテナアートのロケーション情報

Prangin Mallの目の前、Jalan Dr Lim Chwee Leongという通りに面した場所にあります。
Komtar(コムター)の近くにあるため、この近辺に滞在予定の旅行者の方は徒歩でアクセス可能です。
Karpal Singh Driveにあるコンテナアート

世界的に著名なアーティスト、ロシア出身のJulia Volchkovaさんが描いた作品がこちら。
Julia Volchkovaさんの壁画はジョージタウンエリアやBalik Pulauにもあり、どれも一度見たら忘れない、そんな深い印象を放つ独特の世界観を持っています。

Julia Volchkovaさんの作品の反対側に描かれたアート。
サバ州・Sandakan出身のローカルアーティストであるKenji Chaiさんが手がけた作品です。

ちなみに…コンテナアートのすぐ近くにある歩行者優先の標識のイラストもかわいいです。
Karpal Singh Driveにあるコンテナアートのロケーション情報

ジョージタウンから見て南部に位置するJelutongのKarpal Singh Driveという海岸線の近くにあります。
ちなみに、Karpal Singh Driveはペナン出身の有名な弁護士&政治家である故・Karpal Singh氏の功績を称えて名づけられたものになります。

コンテナアートからはペナン島と本島を結ぶペナンブリッジが見えます。

コンテナアートのすぐ近くにマクドナルドがあるので、これが目印になります。
Karpal Singh Drive周辺は観光客が多いジョージタウン中心部とは異なり、落ち着いて開放的な雰囲気が漂っています。
Balik Pulauにあるコンテナアート

ロシア出身のアーティスト、Marat Danilyanさんによって描かれたコンテナアート。

反対側に描かれたアートはSarawak(サラワ)州出身のアーティスト、Leonard SiawさんとAries Kong(Jagung)さんのコラボ作品になります。
稲やドリアンを持った農家の人々が描かれていて、農業従事者への敬意を示した作品になっています。
Balik Pulauは田園が広がるエリア、Balik Pulauおよびその近くにあるTeluk Bahangはドリアン農園があるエリアとして非常に有名です。
Balik Pulauにあるコンテナアートのロケーション情報

ペナン島の西側にあるBalik Pulau。
Balik PulauのコンテナアートがあるエリアはKampung Terangと呼ばれる場所にあります。
ペナン島内でも中心部からかなり距離があり、コンテナアートを探すだけでも結構大変です…。
まとめ:期間限定のアートを楽んでみるのも○
コンテナアートは一つ一つの作品が離れた場所にあることから、世界遺産エリアにあるストリートアート(壁画)のように徒歩で巡るということが難しい面があります。
ペナン観光の日程に余裕がない場合は、ジョージタウンエリアにある従来のストリートアートとPrangin Mall前にあるコンテナアートだけに絞ることをおすすめします。
ただし、コンテナアートの目的がパブリックアートを通じ、これまで注目されなかったペナンのほかのエリアにも光を当てるという狙いがあることから、時間に余裕のある方、車が自由に使える方、こんな方はペナンのコンテナアート巡りはおすすめです。
以上、Penang International Container Art Festival (PICAF)についての紹介でした!
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