食欲をそそるスパイスがたっぷり使われたインド料理。
マレーシアでは南インド料理を中心に、様々なインド系料理を楽しむことができます。
この記事では、クアラルンプールで食べるべきインド系料理について紹介します。
目次
マレーシアのインド系料理の特徴
はじめに、マレーシアのインド料理の特徴について簡単に紹介します。
①南インド料理がメイン
Tamil Nadu(タミル・ナードゥ)州など、インド南部をルーツに持つ人が多いマレーシアのインド系コミュニティ。
インド北西部のPunjab(パンジャブ)をルーツとするPunjabi系の人々もいますが、タミル系の人が多数を占めることから、南インド料理が充実しているという特徴があります。
クアラルンプールには北インド料理レストランも少なくないため、北と南のインド料理を広く楽しむことができますが、やはりメインである南インド料理を楽しむ形がおすすめです。
②Mamak(ママッ)グルメが充実している
マレーシアには、ヒンドゥー教を信仰するインド系の人々だけではなく、Mamak(ママッ)と呼ばれるインド系イスラム教徒も多く、これらの人々が経営するお店はMamak Stall(ママッストール)と呼ばれ、Mamak料理が充実していることもマレーシアグルメの大きな特徴です。
例えば、Roti Canai、Teh Tarik、Nasi Kandar、Maggi Goreng、Murtabak、PasemburなどはMamak Stallの定番グルメであり、マレーシアを代表する料理でもあります。
また、イスラム教徒であるMamakの料理はハラールのものになります。
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クアラルンプールで食べるべきインド系グルメ
たくさんのインド系料理がありますが、ここではおすすめのグルメをピックアップして紹介します。
1. Roti Canai
Mamakグルメを代表するRoti Canai。
プレーンのRoti Canai以外に、卵や玉ねぎ入りなどのRoti Canaiもあります。
おすすめは、バナナ入りのRoti Pisang(ロティピサン)。
また、コンデンスミルクや砂糖を加えたRoti Bom(Roti Boom)も美味しいです。
Roti Canaiを食べる時は、コンデンスミルク入りミルクティーのTeh Tarik(テータレッ)を一緒に注文する形がおすすめです。
Roti Canai+Teh Tarikの組み合わせはMamak Stallの定番で、最強のコンビネーションです。
❤︎Roti Canaiの詳細はこちら↓↓↓
また、三角錐の形状をしたRoti Tissueも面白い食べ物で、旅行者に人気のロティの1つです。
❤︎各種ロティの詳細はこちら↓↓↓
2. Tandoori Chicken
スパイスとヨーグルトで下味をつけた鶏肉をタンドール窯で焼き上げるタンドリーチキン。
スパイスの旨味と鶏肉の香ばしさを堪能することができる一品です。
3. Naan
日本でもおなじみのナン。
インド料理のレストランでも、Mamakのお店でも提供されている定番のパンです。
プレーンナンのほか、チーズナン、ガーリックバターナンなどのバリエーションも定番です。
ガッツリ食べたい時は、チーズナンがおすすめです。
ナンとタンドリーチキンの組み合わせも定番です。
最高に美味しいので、ぜひ食べてみてください。
4. Thosai(Dosa)
クレープのような薄い生地のThosai。
英語でDosa(ドーサ)と呼ぶこともありますが、マレーシアではタミル語でThosai(トーセイ)と呼んでいます。
米と豆をすりつぶした生地のベースを発酵させて作られるため、ほのかな発酵臭がする料理です。
はじめて食べると発酵臭が気になることがあるかもしれませんが、慣れてしまうと美味しく感じます。
特におすすめのドーサは、Masala Dosa。
❤︎Masala Dosaが美味しいお店の詳細はこちら↓↓↓
5. Maggi Goreng
インスタント麺を焼きそばのように炒めて作るMaggi Goreng(マギーゴレン)。
Maggi GorengはMamak Stallの定番料理です。
ジャンク感がクセになる料理で、夜遅くに夜食として食べると非常に美味しく感じます。
Maggi(マギー)というブランドが、インスタント麺の代名詞のようになっていることから、Maggi Gorengと呼ばれていますが、IndomieやMie Sedaapなどのインスタント麺も使われています。
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6. Banana Leaf Rice
南インド料理のバナナリーフライス。
バナナの葉の上にご飯やおかずをのせ、カレーをかけて食べる料理で、マレーシアで広く食べられている定番のインド料理です。
バナナリーフが美味しいお店はクアラルンプールにたくさんありますが、BangsarにあるSri Nirwana Maju Restaurantのカレーは食べやすい味になっています。
❤︎Sri Nirwana Maju Restaurantの詳細はこちら↓↓↓
また、同じくBangsarにあるBala’s Banana Leafも使いやすいお店です。バナナリーフ以外のメニューも充実しています。(ドーサやパンケーキのAppamが美味しいです。)
❤︎BALA’sの詳細はこちら↓↓↓
クアラルンプールのショッピングセンター内でバナナリーフが食べたい時は、BananaBroというお店がおすすめです。
Berjaya Times SquareやThe Gardens Mallなどの主要ショッピングセンター内で営業しています。
安くて美味しいお店で、何よりもショッピングモール内にあるので旅行者の方も使いやすいお店です。
7. Nasi Briyani/Biryani
バスマティライスにスパイスで味つけして作られるNasi Briyani(ナシ ビリヤニ)。
チキン、牛肉、マトン、魚などのバリエーションがあります。
❤︎ビリヤニが美味しいお店の詳細はこちら↓↓↓
KLセントラル駅の近くに、クレイポット(土鍋)で作るビリヤニが人気のお店があります。
結構スパイシーなので、辛いものが苦手な人にはおすすめしませんが、ボリューム感たっぷりで、食べ応えがあります。
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8. Murtabak
スパイスで味つけしたミンチ肉を生地に包んで焼きあげるMurtabak。
マレーシアでは、Mamakのお店で販売されていることが多い料理で、クアラルンプールには美味しいお店が多いです。
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9. Appam
インドスタイルパンケーキのAppam(アッパム)。
ココナッツミルクで作られる優しい味のパンケーキです。
ココナッツミルク味のプレーンアッパムのほか、ブラウンシュガー、バナナ、チョコレート、卵、ピーナッツなどフレーバーありのアッパムもあります。
BangsarにあるChelo’s SweetやAppam Poomy Kitchenが有名ですが、個人的に美味しいと感じているお店は、バナナリーフで紹介したBALA’s Banana Leafのアッパム。
また、利用しやすいお店としては、スリランカ料理レストランのYarl。
KLセントラル駅の近くのブリックフィールズやThe Rowの近くなど、クアラルンプールにいくつか店舗があり、お店は綺麗で使いやすいです。
Appamはインド式パンケーキですが、マレーシアにはほかにも色々な美味しいパンケーキがあるので、ぜひ食べてみてください。
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10. Thali
インド料理の”定食”と形容されるThali(ターリー)。
銀色のトレイに、主食とおかずがセットになっています。
一度に色々なものを食べることができるThaliは、満足感が高いインド料理です。
まとめ:KLで食べるべきインド系グルメのおすすめはこれ!
クアラルンプールで食べることを特におすすめする料理は、
- ロティチャナイ&テータレッ
- タンドリーチキン&ナン
- バナナリーフ
- アッパム
…です。
Mamakのグルメに関しては、Nasi Kandar、Pasembur、Sup Kambingも定番で、クアラルンプールでよく食べられています。
また、クアラルンプールでMamakのグルメを楽しみたい時は、Pelitaの利用が便利です。
有名なMamak Stallで、ロティ系のものが一通り揃っているほか、マギーゴレンなどの麺類や、ナシカンダーも食べることができます。
❤︎Pelitaの詳細はこちら↓↓↓
以上、クアラルンプールで食べるべきインド系料理についての紹介でした!
❤︎マレーシアのグルメ特集はこちら↓↓↓
ヒンドゥー教の人々のインド料理とイスラム教徒のMamakの料理は、宗教面の違いもあり、本来は異なるジャンルになります。そのため本記事では「インド料理」ではなく「インド系料理」としてまとめています。