ホールスパイスやナッツを砕いたり、にんにくや生姜などの香辛料を潰して混ぜ合わせる時に便利な乳棒と乳鉢。
IKEA(イケア)にもÄDELSTEN(エーデルステン)の乳棒&乳鉢という商品があり、キッチンまわりで役立つアイテムです。
この記事ではすり鉢との違いにも触れつつ、IKEA(イケア)の乳棒&乳鉢の詳細と活用方法について紹介します。
目次
IKEA ÄDELSTEN(エーデルステン)の乳棒&乳鉢
- 商品名:ÄDELSTEN(エーデルステン)の乳棒&乳鉢
- 価格:1,999円
素材は大理石になります。
乳鉢のサイズ(寸法)
縦と横の寸法がそれぞれ約13.7cm、高さは約9.5cmです。
乳鉢の重さは約2.2kg。
乳棒については重さが約466gになります。
乳鉢は上下の2パターンで使用できる
ÄDELSTEN(エーデルステン)の乳鉢は上と下、2つの面を使うことができます。
深さのある上部の面。
浅めの造りになっている下部の面。
乳鉢をひっくり返すことで、目的に応じた使用が可能です。
乳棒も上下、両方使うことができます。
色味と着色汚れについて
乳鉢は外側がブラック、内側がグレーがかった色をしています。
乳鉢のなかで油がついたものを使ったりすることもあるので、油のシミで次第に内側の色味がグレーではなく黒っぽくなってきましたが、あまり気にせず使っています。
また、生のターメリックなど色が非常につきやすい&落ちにくいという素材もよく使っていますが、乳棒と乳鉢の色味が暗めなので、洗浄でなかなか落ちないような着色汚れがあまり目立たないところも気に入っています。
梱包について
ÄDELSTEN(エーデルステン)の乳棒と乳鉢は、梱包材を含めた時の重量が約2.86kgあります。
商品が重ねて積まれているためか、プラスチックの梱包材の一部が重量で凹んでしまっているものがあるなど、IKEA(イケア)の店頭で商品を見た時に「梱包が綺麗ではない…」と思うことがあるかもしれません。
私も梱包にはあまり良い印象がなかったものの、商品の品質には全く問題はありませんでした。
乳鉢とすり鉢の違い
すり鉢には櫛目(溝)があることが特徴ですが、乳鉢はフラットな表面になっています。
櫛目(溝)がない乳鉢は、ホールスパイスを叩いて潰した時にスパイスが溝に詰まって取りにくい…ということがなく、取り出しが楽です。
逆に山芋をおろしたりする時は、すり鉢がないとできないので、目的に応じて使い分けをしています。
IKEA(イケア)乳棒&乳鉢の使い方&活用方法
乳棒&乳鉢は様々な使い方をすることができますが、ここでは私自身がよく使っている活用方法について簡単に紹介します。
ホールスパイスを砕く
ホールスパイスを砕いたり潰したい時に乳棒&乳鉢が活躍します。
上記画像ではマサラチャイに使うスパイス類(シナモン、カルダモン、クローブ、黒胡椒、生姜)を揃えています。
ホールスパイスを潰して、水を沸かした鍋にスパイスと紅茶の茶葉、そしてミルクで煮て砂糖を加えれば、マサラチャイが自宅で簡単に作れます。
ホールの黒胡椒を潰したところ。
カルダモンも簡単に潰すことができます。
乳棒で潰すことで、カルダモンのスパイスの香りが立ちます。
シナモンスティックを料理に使う分だけ小分けにしたい時も、小さなサイズに砕きたい時も乳棒を使えば簡単です。
乳棒で叩くことで、生姜も好きな大きさに砕くことができます。(叩くことで割と細かくできますが、すりおろした時のような食感にしたい時はおろし金を使う方が良いと思います。)
パウダー状のスパイスほど細かくしたくないけれど、適度な大きさに潰してスパイスの香りを出したい時に乳棒&乳鉢は本当に便利です。
ほかにも、フライパンで軽く煎ったフェンネルシードを乳棒と乳鉢で軽く叩いて使っています。
カレーを作る時はホールスパイスとパウダースパイスの両方を使っていますが、パウダースパイスは粉状になった市販のものを購入して、乳棒&乳鉢を使ってパウダー状にするということはしていません。
ホールスパイスを粉状にしたい時はミルの購入を検討する方が良いと思います。
ナッツを砕く
ナッツを砕きたい時にも便利です。
乳棒&乳鉢以外でナッツを砕く場合、綿棒などを使うケースが多いかと思いますが、乳棒と乳鉢を使えば、ほとんど力を使うことなくぱぱっと細かく砕けます。
また、ナッツを冷凍する必要もありません。
粗めに仕上げたい、細かく仕上げたいなど、好みの大きさになるように粒度も調整できます。
ナッツを購入したらオーブンでローストして、そのまま食べたり、乳棒&乳鉢で砕いて自家製ミューズリーにミックスして使っています。
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香りを出すために素材を叩く&潰す
にんにくや生姜などを叩いて潰したい時にも、乳棒と乳鉢は便利です。
包丁のはらを使って叩くこともできますが、硬いものほど乳棒と乳鉢を使う方が楽です。
レモングラスを叩いて…
トムヤムクンに使ったり、ココナッツライスの香りづけに使っています。
ペースト作り
ちょっとしたペースト作りにも乳棒と乳鉢を活用しています。
上記画像の材料はSambal Belacan(サンバル ブラチャン)というチリソースの素材になります。
少し多めに作って炒めものに使ったり、ディッピングソースとして使っています。
ほかにも唐辛子の種類や加える素材を少し変えることもありますが、少量のペースト&ソースを作りたい時に乳棒&乳鉢が役立ちます。
ブレンダーやフードプロセッサの方が便利なケースも
1つあると便利な乳棒と乳鉢ですが、ブレンダーやフードプロセッサを使う方が格段に便利なケースもあります。
具体的には…
- 素材を細かく均一にブレンドしたい時
- 作るペーストの分量が多い時
- 時間がない時
…です。
バジルソース(ペスト/ジェノベーゼ )を作る時、乾燥した唐辛子を大量に使ってチリペーストを作る時、生のターメリックやガランガルなどを使ってカレーのペーストを作る時、少し硬めの素材を使う時は主にブレンダーやフードプロセッサを使っています。
ブレンダーやフードプロセッサは力をかけることなく、素早く均一に材料を潰して混ぜることができるので、素材や分量によって、乳棒&乳鉢と使い分けをしています。
また、ÄDELSTEN(エーデルステン)の乳棒&乳鉢は、ペースト作りをするにはサイズが小さめであるため、乳棒で叩いている最中に飛び散りが気になることがあります。
そのため、ペーストを多めに作る時などはもう少し大きめサイズの乳鉢を購入するか、ブレンダーやフードプロセッサを使う方が良いかもしれません。
ホールの花椒は粉にできる?
ホールスパイスをサラサラの粉状にしたい時は乳棒&乳鉢ではなく、ミルの使用が適しているものの、乳棒と乳鉢を使ってスパイスをできるだけ細かく粉に近い状態にしたいことがあるかもしれません。
スパイスによって潰しやすいものと潰しにくいものがありますが、ここではホールの花椒を使ってどんな状態になるのか簡単に紹介します。
上記画像は青花椒。
ホールで購入して、そのまま油に香りをうつして青花椒油にすることが多いので、あまり粉にすることはないのですが、IKEA(イケア)の乳棒と乳鉢で試しに潰してみました。(なかの黒い種は手で取り除いています。)
乳棒でグリグリ潰してみたものの、皮の部分が割とそのまま残ってしまっています。
ふるいを使って濾してみると、少しだけですが細かい花椒粉ができました。
この花椒粉を料理に使ってみたところ、ガリガリすることなく舌触りが気になることはありませんでした。
ただ、全ての皮を同じように細かく潰すことは簡単ではないので、ホールから花椒粉を作りたい時は、やはりミルを使って挽く方が良いと思います。
私はIKEA(イケア)のスパイスミルを使っています。
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まとめ
ケースバイケースで、ブレンダーやフードプロセッサの方が便利なケースもありますが、ホールスパイスやナッツ、にんにく&生姜を潰したり、ちょっとしたソースを作りたい時にIKEAの乳棒&乳鉢は便利です。
以上、IKEA(イケア)の乳棒と乳鉢についての紹介でした!
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