海外旅行で不安に感じること、それは言葉の問題ではないでしょうか?
そんな時に役立つアイテムが翻訳アプリです。
翻訳アプリには有料・無料含め色々なものがありますが、無料アプリの中でも高い人気を誇るものはGoogle翻訳アプリ。
この記事ではGoogle翻訳アプリの基本的な使い方&活用のコツについてご紹介します。
目次
Google翻訳アプリってなに?
Google(グーグル)社が提供する翻訳アプリです。
100以上の言語に対応しています。
色々な機能がありますが、アプリの特筆すべき特徴は以下の3点に集約されます。
- カメラを使った翻訳機能
- 手書き翻訳機能
- 会話機能
多様&便利な翻訳機能を持っているところがGoogle翻訳アプリのおすすめポイントであり、無料で使えるアプリとして大変優秀です。
海外旅行で言葉に困った時のお助けアイテムになります。
Google翻訳アプリの機能概要
Google翻訳アプリの機能は以下の7つ。
- 入力したテキスト翻訳
- 2カ国での会話の翻訳
- リアルタイムのカメラ翻訳
- カメラ撮影によるテキスト翻訳
- カメラを使ったリアルタイム翻訳
- 手書き入力による翻訳
- オフライン翻訳機能
- 音声文字変換(異なる言語で話されている言語をほぼリアルタイムで翻訳する機能)
言語によって対応していない機能もありますが、
以下に機能のポイントについて解説します。
入力したテキスト翻訳

入力した単語や文章を翻訳してくれる最も基本的な機能です。
言語の選択方法
翻訳する前に、まずは言語の設定をします。

翻訳の元にする言語を左側、翻訳結果に表示したい言語を右側に選択します。
言語の部分をタップすると言語選択画面に切り替わるので、好きな言語を選ぶことができます。
言語を入れ替えたい時は、2つの言語の間にある矢印が交互になっているマークをタップすると、言語が入れ替わります。
手書きまたはキーボード入力、音声入力から選択することができる
テキスト入力の翻訳機能を使う時は、
- 手書きまたはタイピング
- 音声入力
…のいづれかで入力することができます。

手書きまたはタイピング入力する時はペンのマークをタップ、音声入力する時はマイクのマークをタップします。
ペンのマークをタップすると、手書き画面が表示されます。

キーボード入力に変換したい場合は、手書き入力画面の右上にあるキーボードのアイコンをタップすると機能が切り替わるようになっています。
テキスト翻訳機能の使い方

例えば、英語で「transportation」と入力してみます。
下に「交通」をいう翻訳が出てきました。
詳細を確認する時は青い矢印のマークを押します。

こちらが詳細画面です。
発音を確認する時はスピーカーボタンをタップします。
外国語を学ぶ時の発音確認に使える機能です。
また、下部に関連単語も表示されるようになっています。
リアルタイムのカメラ翻訳

リアルタイムのカメラ翻訳機能を使う時はカメラマークのボタンを押します。

読み取りの準備ができました。

こちらの商品を使ってリアルタイムのカメラ翻訳機能を試してみます。
カメラ機能を起動させ、カメラをかざしてみると…

リアルタイムでこんな感じに翻訳してくれます。
少し変な翻訳もありますが、何となく意味はわかります。
書籍などの翻訳には向かない
試しに英語の書籍にカメラを向けてリアルタイム翻訳機能を試してみましたが、精度はかなり低いです。ほとんど意味を成さない翻訳になっていました。
単語が少しだけ並んだような翻訳には多少使えるものの、長文の翻訳にはリアルタイムのカメラ翻訳機能は向いていません。
単語ベースの翻訳であれば結構使えます。
カメラ撮影によるテキスト翻訳
カメラで撮影したものを翻訳する機能です。
カメラ撮影による翻訳機能の方が、リアルタイムのカメラ翻訳機能よりも翻訳精度が高くなります。

カメラ撮影による翻訳機能を使う時は、「Scan」ボタンを押します。
すると、Scanボタンのすぐ上に丸印が表示されるので、これをタップ。

画像の読み取りが開始されます。

撮影された画像が取り込まれると、認識された単語が白色の囲いで区切られています。
翻訳したい箇所を指でなぞることにより翻訳することができます。
英語以外の言語から日本語に翻訳してみる
カメラ撮影による翻訳機能を使って、英語以外の言語から日本語に訳すると、どんな感じになるのか実践してみます。

これは台湾のジューススタンドで使われている中国語のメニューなのですが、これを使って試してみます。
中国語メニューの場合、一部のメニューは漢字から何となくどんなものであるのか想像できるものもありますが、漢字を見ても「全くわからない…」というケースも結構あります。
例えば、上記メニューの右端にある「檸檬養樂多」。
檸檬はレモンだとわかりますが、「養樂多って何?」と思う方が多いはずです。
養樂多はヤクルトという意味なのですが、翻訳結果は…

ちゃんと「レモンヤクルト」と翻訳されました!
正しく翻訳できないケースも
メニュー名によって正しく翻訳できないケースもたくさんあります。
ごく一般的な商品名のメニューは正確に翻訳されますが、少し凝ったネーミングのメニューだと翻訳結果がちょっとおかしなことになります。
実際に中国語のメニューの中で特定の固有名詞が使われていたりして「これは翻訳するの難しそうだな…」と感じたものは、案の定変な訳になっていました。
海外旅行中にカメラ翻訳機能を使って変な翻訳が出てきた時は、下で紹介する会話による翻訳機能を使って商品の詳細を店員さんに現地の言葉で聞くという方法の方が良いかもしれません。
2言語間の会話翻訳や音声翻訳

会話翻訳は選択した2つの言語をリアルタイムで翻訳する機能です。
固有名詞に注意!
カメラ機能でも指摘したように、音声&会話翻訳機能でもGoogle翻訳が認識できない固有名詞を使うと、当然ながら変な翻訳になるケースがあります。
翻訳を聞いた相手が変な顔をしていたり、正しく通じてないみたい・・・と感じたら、別の言い方に変えてみた方が良いかもしれません。
オフライン翻訳機能
インターネットに接続していない時(オフライン)でも、一部の翻訳機能が使えます。
ただし、この機能を使うには、事前に使いたい言語のファイルをダウンロードしておく必要があります。
オフラインで使えない機能
音声・会話機能、手書き機能はオフライン環境下では使えません。
カメラ機能については撮影機能を使った翻訳はオフラインではできませんが、カメラをかざす翻訳はオフラインでも使えます。
テキスト入力による翻訳はオンライン&オフライン、どちらでも使えます。
フレーズ集の保存機能
一度検索した単語やフレーズは履歴に残るようになっていますが、その中でもよく使う便利なフレーズをピックアップして保存することができます。
履歴のフレーズの横に☆のマークがあるので、それをタップするとよく使うフレーズ集として保存することができます。
フレーズ集に保存することのメリット
フレーズ集に保存することのメリット、それは単純によく使うフレーズを呼び出しやすくするだけではなく、オフラインでも音声再生ができるという大きなメリットがあります。
オフラインでは音声翻訳機能が使えないので、万一に備えて、よく使うフレーズであったり、海外旅行に便利なフレーズは☆マークを押してフレーズ集にお気に入り登録しておくことをおすすめします。
例えば、「トイレはどこですか?」や「これは何ですか?」「これはいくらですか?」など、旅行中によく使う基本的な言葉はフレーズ集に保存しておくと何かあった時に役立ちます。
Google翻訳アプリ活用ポイントまとめ
Google翻訳の機能は昔に比べると格段に精度が上がってきていると感じていますが、現時点では完璧ではなく誤訳もあります。
今後、どんどん改良が加えられていくと思いますが、現時点でアプリを海外旅行で上手に使いこなすためのポイントをおさらいします。
- 音声や会話機能を使う時はシンプルな言い回しを意識する
- 固有名詞はケースバイケースで正しく翻訳されないことがあると覚えておく
海外旅行中にぱぱっと単語やフレーズを調べたり、現地の人とコミュニケーションを取りたい時にGoogle翻訳アプリは便利なアイテムです。
また、普段の語学学習にも活用することができるので、是非使ってみてください。
Google翻訳アプリはApp StoreやGoogle Playからダウンロードすることができます。
以上、Google翻訳アプリについての紹介でした!