コーヒーと紅茶にエバミルクや砂糖をミックスしたドリンクの鴛鴦(ユンヨン)。
コーヒーの香り、茶葉から抽出した紅茶のコク、そしてエバミルク&砂糖と甘みが絶妙にミックスした香港でポピュラーな飲み物です。
そんな鴛鴦はマレーシアではCham(チャム)として親しまれています。
この記事では今流行りのダルゴナコーヒーのアレンジレシピとして、ダルゴナホイップを活用した「ダルゴナチャム」の作り方についてご紹介します。
目次
香港の鴛鴦(ユンヨン)とマレーシアのCham(チャム)
オスの鴛、メスの鴦、二つの言葉を合わせて、オシドリを意味する鴛鴦。
中国語の鴛鴦は単に鳥の名前だけではなく、比喩的な意味合いでカップル(ペア)という使い方をすることもあります。
コーヒーと紅茶という2つのメイン素材をミックスして作る鴛鴦茶(または鴛鴦奶茶)の由来も、つがいの鴛鴦がもとになっています。
鴛鴦は広東語の発音でユンヨン(Yuenyeung)と呼ばれていますが、北京語ベースの発音ではYuanyangになります。
一方、マレーシアにも鴛鴦(ユンヨン)と同じような飲み物があり、そのままユンヨンとして使われることもありますが、Cham(チャム)と呼ばれることが一般的です。
Cham(チャム)は福建語で「ミックス」を意味します。
ホットとアイスのCham(チャム)があり、アイスのものはCham Pengと呼ばれています。
鴛鴦(ユンヨン)とCham(チャム)の違い
香港の鴛鴦茶(鴛鴦奶茶)はエバミルクが使われることが多いものの、Cham(チャム)にはコンデンスミルクが使われています。(*お店によって、エバミルクとコンデンスミルクをミックスしているものもあります。)
その分、コクのある甘みが特徴であると言えます。
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ダルゴナチャムの材料
通常、Cham(チャム)はインスタントコーヒーではなく、珈琲粉(コーヒーパウダー)を使って布フィルターで濾したものを使います。
ダルゴナコーヒーはインスタントコーヒーを使うため、ここでは「ダルゴナチャム」と勝手に命名し、そのレシピについて紹介します。(本来のチャムとは色味や味が多少異なります。)
かなり甘めの仕上がりになりますが、現地で飲むチャムの甘さに合わせています。(甘いドリンクが好きな方にはおすすめしませんが、ベトナムコーヒーなど、甘いコーヒーが好きな方には気に入ってもらえる味だと思います。)
材料の分量は1人分です。
ミルクティーの材料
- 水:200ml
- 紅茶の茶葉:6g(大さじ1程度)
- コンデンスミルク:小さじ2
あとで氷を入れるので、濃いめの味になるようにしています。
ダルゴナコーヒーホイップの材料
- インスタントコーヒー:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- お湯:大さじ1
インスタントコーヒーと紅茶の茶葉について
インスタントコーヒーはネスカフェのゴールドブレンド、紅茶はマレーシアブランドのBOH(ボー)を使っていますが、インスタントコーヒーも紅茶(ブラックティー)の茶葉も、ご自宅にあるもので大丈夫です。(紅茶だったらリプトンなど)
香港の鴛鴦は紅茶にプーアル茶を混ぜるなどいくつかの茶葉をブレンドしているしているものもありますが、もしご自宅にプーアル茶の茶葉があれば少しだけミックスする形もおすすめです。
この方が味に深みが出ます。
紅茶は安いもので十分です。
インスタントコーヒーやコンデンスミルクをミックスするので、ストレートティーで香りを楽しむような高級紅茶を使うのはもったいないです。
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ダルゴナチャムの作り方
作業は以下の3ステップ。
- ミルクティーを作る
- ダルゴナコーヒーホイップを作る
- ミルクティーとダルゴナコーヒーホイップをミックスしたものを氷が入ったグラスに注ぐ
ステップ①:ミルクティーを作る
200mlの水を鍋に入れて沸騰させ、茶葉を投入。
5分程度煮出し、濃い紅茶を作ります。(紅茶の風味を強めにしたい場合はもう少し長く蒸らしてもOK)
茶こしを使い、茶葉を濾します。(ティーバッグをお使いの場合は、ティーバッグを取り出す)
紅茶の中に小さじ2のコンデンスミルクを入れてかき混ぜます。(若干甘みを抑えたい時は小さじ1でも可)
これでミルクティーが完成です。
紅茶にコンデンスミルクを入れるだけでかなり美味しくなるので、普段のミルクティー作りにもおすすめの方法です。
マレーシアではコンデンスミルク入りの紅茶をTeh(テー)と呼び、日常的によく飲まれています。
ステップ②:ダルゴナコーヒーホイップを作る
インスタントコーヒー・砂糖・お湯を混ぜ合わせ、ふわふわになるまでミックスします。
(ハンドミキサーがあれば1分程度でダルゴナホイップを作ることができるので、紅茶を煮出している間に準備する形がおすすめです。)
ステップ③:ミルクティーとダルゴナコーヒーホイップをミックス
ミルクティーとダルゴナホイップを合わせます。
ホットのCham(チャム)が完成。
氷を入れたグラスにホットのCham(チャム)を注ぎ入れます。
ミルクティーとダルゴナホイップがよく混ざるように、しっかりかき混ぜれば完成です。
氷とミルクティーを入れたグラスにダルゴナホイップをのせ、しっかりかき混ぜる形でも大丈夫です。
まとめ:冷蔵庫に放置しているコンデンスミルクの消費にもおすすめ
ダルゴナコーヒーのアレンジ方法としては抹茶やココアが定番ですが、もっと違うアレンジをしてみたいなと思った時に、試しに作ってみたダルゴナチャム。
これが思った以上に美味しかったので紹介してみました。
個人的には抹茶やココアよりも美味しいと感じているおすすめのアレンジ方法です。
香港の鴛鴦(ユンヨン)やマレーシアのCham(チャム)が好きな方はもちろんのこと、これまでにこれらのドリンクを飲んだことがない方も、是非試してみてください。
冷蔵庫の中に置きっぱなしになっているコンデンスミルクの消費にもおすすめです。
以上、ダルゴナコーヒーのホイップを使ったCham(チャム)アレンジについての紹介でした!
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