クアラルンプールのJalan Tuanku Abdul RahmanにあるCapital Cafe(キャピタルカフェ)。
一般的なコピティアムとは少し異なる、多様性溢れるコピティアムとして知られている場所になります。
Capital Cafe(キャピタルカフェ)【京城茶餐室】
福州系(中華系)のオーナーが営むCapital Cafe(キャピタルカフェ)。
漢字表記は京城茶餐室になります。
建物自体は1956年には存在していたもので、1960年代に現在の経営者一族がCapital Cafe(キャピタルカフェ)として営業をはじめたコピティアムになります。
60年程の歴史を持つキャピタルカフェに足を踏み入れると、そこには老舗ならではの歴史を感じるレトロな雰囲気が漂っています。
お店の中央にあるオーナーが座っている台の後ろには、様々な骨董品がディスプレイされています。
一般的なKoptiam(コピティアム)とどこが異なる?
Capital Cafeは、多様性溢れるユニークなコピティアムとして知られています。
一般的なコピティアムと何が異なるのかというと、Halal(ハラール)のコピティアムであるという点。
中華系の人が営む普通のコピティアムはノンハラールであるため、イスラム教徒のお客さんの姿を見かけることはないものの、Capital Cafe(キャピタルカフェ)のメインの客層はマレー系の人で、中華系やインド系の人の姿もあります。
お客さんの層が多様である…という特徴があります。
店内で販売されているメニューにも多様性がある
Capital Cafe(キャピタルカフェ)で提供されているメニューにも多様性があります。
コピティアム内では、
- カヤトーストやドリンク類
- Nasi Pandang(ナシパダン)
- Rojak(ロジャッ)やMee Rebus(ミーラブス)
- Mee Goreng(ミーゴレン)やNasi Goreng(ナシゴレン)
…が販売されています。
また、ハラールのお店であることから、豚肉を使った料理はありません。
Capital Cafe(キャピタルカフェ)のメニュー。
ドリンク類、ご飯もの、麺類などが揃っています。
コーヒー&カヤトースト
Capital Cafe(キャピタルカフェ)のKopi(コピ)。
しっかりとしたコクがあり、香りの良いコーヒーです。
ただ、少し甘めであるため、甘さ控えめで注文しても良いかもしれません。
カヤトースト。
パンは蒸したパンを使ったRoti StimとトーストのRoti Bakerから好きなものを選択することができます。
Capital Cafe(キャピタルカフェ)のカヤトーストはカヤの風味が良く美味しいです。
ナシパダン
インドネシアの西スマトラを起源とする料理のNasi Padang(ナシパダン)。
Minnangkabau(ミンナンカバウ)の人々の料理で、典型的なミンナンカバウ料理としてはRendang(ルンダン)が有名です。
様々なおかずがあります。
白いご飯に好きなおかずを指定していただきます。
人気のBeef Rendang(ビーフルンダン)のほか、牛の肺を炒めたParu Goreng(パルゴレン)が美味しいです。
Nasi Padangのお店は、Capital Cafe(キャピタルカフェ)のなかに入っているお店のなかで人気です。
ロジャッ
コピティアムの中央にあるRojak(ロジャッ)のお店。
Rojakのほか、Mee Rebus(ミーラブス)を販売しています。
揚げ物や豆腐、茹で卵、もやし、きゅうりなどの具材に、ピーナッツソースをかけて食べるRojak。
RojakにはイカのSotong(ソトン)を加えたり、麺(ミー)を加えることも可能です。
ミーハイラム
Mee Goreng(ミーゴレン)やNasi Goreng(ナシゴレン)などを提供するお店。
ローカルのお客さんに人気のメニューはMee Hailam。
Mee Hailamを漢字にすると海南麺。
中華系の麺料理の1つで、イエローヌードルをキャベツ、海老、チキンなどと一緒に炒め、ダークソイソースで味つけした料理になります。
米粉(ビーフン)を炒めたビーフンゴレンもあります。
Capital Cafeのロケーション
住所:213, Jalan Tuanku Abdul Rahman, City Centre, 50100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
最寄駅はLRTのBandaraya駅。
駅からCapital Cafe(キャピタルカフェ)は徒歩で4分程度になります。
Capital Cafe(キャピタルカフェ)は、SOGO Kuala Lumpurが道路を挟んだ対面にあるので、SOGOを目印にするとわかりやすいです。
また、Bukit Bintang(ブキッビンタン)の近くに、Capitol Cafe(首都茶室)というコピティアムがありますが、Jalan Tuanku Abdul RahmanにあるCapital Cafe(京城茶餐室)とは別のお店になります。
まとめ
Capital Cafe(キャピタルカフェ)はこじんまりとしたお店で、テーブル数が少なく、混み合っていることが多いコピティアムです。
Capital Cafeで提供されている食事メニューの評価は人により大きく分かれると思いますが、コーヒーの味やカヤトーストの味は悪くないと感じています。
Capital Cafeは歴史ある場所であり、ユニークなコピティアムであるので、一つの体験として足を運んでみても良いかもしれません。
ただし、マレーシアで典型的なコピティアムで食事をしたい場合は、Capital Cafeよりも一般的なコピティアムに足を運ぶ方がおすすめです。
以上、キャピタルカフェについての紹介でした!