自宅で肉骨茶を作りたい時に便利なバクテーの素。
マレーシアでは、スーパーでバクテーの素を購入することができますが、
どのブランドがおすすめ?
…と迷ってしまうことがあるかもしれません。
この記事では、マレーシアで購入する肉骨茶の素の商品比較とおすすめ商品について紹介します。
本記事で紹介するA1と游建好の肉骨茶の素を日本に持ち帰った時に、日本の空港の植物検疫所で確認した時は、肉が含まれていなければOKという判断でしたが、お土産として日本に持ち込む際は、念のため植物検疫所の輸入検査で確認するようにしてください。
マレーシアのスーパーで購入できる肉骨茶の素
マレーシアのスーパーで取り扱っていることが多い定番ブランドは、
- A1
- 游建好(Yew Chian Haw)
…の2つです。
A1ブランドを展開するA. K. Koh Enterprise Sdn Bhdはジョホールに拠点を持つ企業、游建好はペナンに拠点を持つ企業になります。
どちらの肉骨茶の素も、日本円にして数百円で購入できます。
バクテーの有名店(奇香、亞火、三美など)がお店オリジナル商品を販売しているケースや漢方を販売するお店が独自にブレンドしたバクテーの素を販売しているケースもありますが、ここではマレーシアのスーパーで販売していることが多い定番メーカーの商品をピックアップしてみました。
商品タイプは主に2つ!
バクテーの素には、
- 漢方&スパイスミックスパック
- 漢方&スパイスミックスパック+漢方素材
…という2種類の商品があります。
パックに入っているタイプがこちら。
パックに入っているタイプの商品は、調理後の後片付けが楽です。
こちらはパック+漢方素材が入っているタイプの商品。
當歸(当帰)、川芎、玉竹、甘草、陳皮、枸杞子、烏棗などの漢方素材がそのまま入っています。
このタイプの商品は漢方素材を直にコトコト煮込むため、ミックスパウダーパックのみの商品よりも美味しく仕上がります。
自宅でバクテーを作るには何が必要?
基本的に自分で準備するものは、
- 豚肉
- にんにく
…の2つで、あとはお好みで調味料を使用します。
豚肉は骨付きのポークリブがおすすめです。
豚肉以外の肉で作ることも可能で、鶏肉を入れるものは鶏骨茶(チクテー)と呼ばれています。
ただ、豚肉を使う方が深い旨味が出るので、はじめて調理する時は豚肉利用をおすすめします。
肉骨茶を作る時に使用するにんにくは、皮つきのまま煮込むことが定番です。
肉骨茶に使う調味料
肉骨茶に使う調味料は、
- ダークソイソース
- オイスターソース
- 醤油
- 酒(紹興酒など)
- 塩
- 胡椒
…などで、お好みで味の調整をします。
マレーシアの肉骨茶にはダークソイソース、オイスターソース、醤油を加えることが多いものの、肉骨茶の素には調味料を入れるタイプと入れないタイプがあります。
ダークソイソースなどの調味料を加えると、味がしっかり濃くなります。
バクテーハーブ&スパイスミックス商品比較
ここからは4つのブランドの肉骨茶の素の特徴と味の比較について紹介します。
游建好(Yew Chian Haw)
個人的におすすめのブランドが游建好(Yew Chian Haw)。
游建好の肉骨茶商品にはいくつか種類がありますが、基本的にはパック入りと漢方素材入りに分類できます。
漢方素材入りタイプ
漢方素材入り游建好(Yew Chian Haw)の肉骨茶の素。
パック1袋と、たっぷりの漢方素材が入っています。
游建好(Yew Chian Haw)のバクテーの素は、ダークソイソースなどを加えないタイプの商品になり、漢方&スパイスの味だけで十分美味しいです。
上記画像は最後に塩だけを少し加えたもので、しっかりと濃い色味のスープに仕上がっています。
漢方&スパイスブレンドのバランスが良く、非常に美味しいです。
パックタイプ
パックタイプの游建好(Yew Chian Haw)の肉骨茶の素。
パックと烏棗が入っています。
あっさりした味ですが、マイルドな風味で食べやすいタイプの肉骨茶になります。
鶏骨茶(チクテー)の素もある
游建好(Yew Chian Haw)には、高麗人参入りのチクテーの素もあります。
チクテーは一般的なバクテーよりもあっさりした味ですが、美味しいです。
高麗人参の味もしっかりあります。
A1
A1の肉骨茶の素も、漢方素材入りとパック入りの商品があります。
漢方素材入りタイプ
漢方素材入りA1の肉骨茶の素。
パック1袋と漢方素材が入っています。
A1の肉骨茶の素は、ダークソイソース、オイスターソース、醤油を加えて仕上げるタイプの商品になります。
ただ、商品に表示されている分量のソースを入れるとかなり味が濃くなるので、調味料の分量はお好みで調整する方が良いかも知れません。
パックタイプ
パック商品のA1肉骨茶湯料。
なかには2つのパックが入っています。
A1も、パックだけタイプよりも、漢方素材入りの肉骨茶の素の方が美味しいです。
One Fine Shop
パッケージがおしゃれなOne Fine Shopの肉骨茶の素。
One Fine Shopのバクテーの素はどのスーパーにもあるものではなく、Jaya Grocer(ジャヤグローサー)で見かけることが多い商品になります。
ちなみに、One Fine Shopの商品のなかでは、Tamarind Curry(タマリンドカレー)が特におすすめです。
ニョニャスタイルの美味しいカレーを自宅で簡単に作ることができます。
パックタイプ+醤油ソースつき
One Fine Shopの肉骨茶の素は、醤油パックがセットになっているところが特徴です。
こちらが醤油ソース。
全部入れるとかなり濃くなるので、味見しながら好みの濃さになるように調整してみてください。
One Fine Shopの肉骨茶の素のユニークな点は、付属の醤油ソースに唐辛子のスライスやにんにくを加えて、肉のディッピングソースを作ることができるところです。
自宅にダークソイソースがあれば、付属の醤油ソースに少し加えるともっと美味しくなります。
毛山稿肉骨茶
クランにある肉骨茶の名店の1つ、毛山稿肉骨茶。
毛山稿肉骨茶のバクテーの素は、全てのスーパーで取り扱っているわけではありませんが、割と色々なスーパーで購入できます。
パックが2袋と、漢方素材が入った袋がセットになっています。
肉骨茶の味としては、少しビターな味ですが、ダークソイソースで甘みのバランスを取り、味を整えるイメージの商品になります。
おすすめのブランドはこれ!
一番のおすすめは、游建好(Yew Chian Haw)。
その理由は、調味料を加えず、漢方&スパイスだけの味で十分美味しい肉骨茶に仕上がるためです。
ダークソースやオイスターソースには旨味成分や砂糖が使われているので、加えることで美味しくなりますが、游建好は漢方&スパイスのバランスが絶妙で、自然な味で美味しいところが気に入っています。
一方、A1はガッツリとした漢方風味や濃いめの肉骨茶が好きな人におすすめです。
One Fine Shopは飲みやすいタイプの肉骨茶の味で、醤油パックもついていることから、お土産にすると良いかも知れません。
ただ、醤油ソースを入れる前の漢方だけの味は、A1や游建好よりもかなり薄いと感じます。
肉骨茶の素の作り方
基本的には、どの商品でも作り方は同じで、
- 鍋にお湯を沸かす
- 肉骨茶の素を入れる
- 再び沸騰したら、肉とにんにくを入れる
- 肉が柔らかくなるまで弱火でコトコト煮る
- 塩や胡椒、酒で味を整える
- (好みで)ダークソイソース、オイスターソース、醤油を加える
…こんな流れになります。
ただし、商品によって調味料をはじめから入れるように指示しているケースもあるので、指示に従って調理してください。
日本でオンラインで購入する時の注意点
日本で肉骨茶の素を購入したいという時は、アマゾンや楽天市場などで購入することもできます。
オンラインで肉骨茶の素を購入する時は、
- マレーシアの肉骨茶
- シンガポールの肉骨茶
…のどちらであるのかを確認することを忘れないようにしてください。
シンガポールのバクテーは、マレーシアで胡椒湯と呼ばれるペッパー風味の潮州式肉骨茶になり、マレーシアで一般的な肉骨茶とは異なるものになります。
バクテーの素はお土産におすすめ
自宅で簡単に肉骨茶を作ることができるバクテーのハーブ&スパイスミックス。
基本的には、肉がホロホロになるまで煮込むだけなので、調理自体はとても簡単で、誰でも美味しく作ることができます。
自宅にストックしておくと、「今日は肉骨茶が食べたいな」という時に便利です。
以上、マレーシアで購入する肉骨茶の素についての紹介でした!